●万葉樵話――万葉こぼれ話/多田一臣
新元号が「令和」に決まりました。典拠は『万葉集』とのこと。これを機会に『万葉集』に対する関心が高まっています。そこで、『万葉集』の研究で多くの著書がある東京大学名誉教授の多田一臣先生に『万葉集』の新しい知見や魅力について存分に語っていただきます。もちろん「令和」をめぐる考察もお願いしました。
●当世大学入試現代文事情/敷地博
教科書編集委員や大学入試予想問題(現代文)作成などの仕事に携わる著者が、教科書の現代文教材や大学入試現代文について、その相互関係や、今後の大学入試出題傾向などを紹介します。
●日本文学の声/熊倉千之
長きにわたってアメリカの大学で日本文学を教えた経験を持つ著者が日本文学の特質を教科書の定番教材を中心に解き明かすスリリングな論考。定番教材の見方が一変するかもしれません。
●浪速のスーパーティーチャー守本の授業実践例/守本進
筑摩の教科書に掲載されている教材の授業実践に関する新連載です。ご執筆の守本先生は大阪府の指導教諭として府内の先生を集めて多くの公開授業を行っておられます。この連載では、その一端をご紹介いただきます。生徒を引きつけ、内容を理解させる授業のコツが満載!
●文章に即して「古典」を読む/加藤郁夫
立命館高等学校でマイスターティーチャーとして国語科教師を指導していた加藤先生が、従来の文法や現代語訳に頼った無味乾燥な古典の授業に一石を投じます。古典の授業を活性化させるスリリングな古典読解にご期待ください!
●舞姫先生は語る/鈴原一生
元愛知県立蒲郡東高等学校教諭で、「舞姫先生」の異名を持つ著者による『舞姫』の授業実践論。「長い・難しい・生徒の共感が得られない」として近年敬遠されがちな『舞姫』を、魅力的な教材に変身させるヒントを満載したシリーズです。
●定番教材の誕生/野中潤
聖光学院高等学校の野中潤先生による教材受容論。現在多くの教科書で採用されている“定番教材”が、そもそもどうして定番になり得たのかを、戦前の教科書も視野に入れながら解き明かすシリーズです。
●高ためを黙読する授業/服部左右一
愛知県立小牧高等学校の服部左右一先生による教材実践論。音読から始まる授業が成り立ちにくくなった現状を踏まえ、「黙読」の持つ可能性にスポットを当てたシリーズです。『高校生のための文章読本』をテキストに、一授業・一文、読みきりスタイルの授業法がつまびらかになります。
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