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前身となるちくま1000「本」ノックを引き継いで
2022年1月より始まった
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未知の本との出会い、積読本の掘り起こしや
愛読書再読のきっかけとなりますように。
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1000「本」目までのバックナンバーはコチラ
0201-0300
0201
ちくま文庫
発見、政治的決断、価値の転換……。興味深く重要な50年代アメリカの政治、産業、文化、性までを光と影の両面で論じる。[巻末対談]越智道雄×町山智浩
202
ちくま文庫
「他者の許しがなければ、自分を愛することすら難しい」という「承認依存」。現代社会に響くこの通奏低音を、精神科医がカルチャーや事件などから分析する。「承認をめぐる病」の処方箋の模索。[解説]土井隆義
203
ちくま学芸文庫
哲学はどのように始まったのか。何も著作を残さなかったソクラテスとは何者なのかという論争にその鍵はある。2400年前、古代ギリシアにおける哲学誕生の現場をいま新たな視点で甦らせる。
204
ちくま文庫
柄谷行人、奈良美智、吉田戦車……各分野の著名人からも熱い声援! 新宿駅から15秒の個人カフェ「ベルク」。チェーン店にはない創意工夫、ユニークな経営術の全てがわかる。
205
ちくま学芸文庫
ごまかし、ふかし、でまかせ、いいのがれ。政治、メディア、社内会議、なぜ世の中でこんなものがみちるのか。道徳哲学の泰斗がその正体とカラクリを解く。爆笑必至の訳者解説を付す。
206
ちくま学芸文庫
「文明の進歩」の果てに行き着いた究極の戦争とは。20世紀以降、戦争は世界と人間をどう変えたのか。思想の枠組みから現代の戦争の本質を剔抉する異色の講義録。補講:「テロとの戦争」について
207
ちくま文庫
父と兄に見守られて育った幼い日々は、学校に通うようになり一変した。衝突の中で死を考えるようになった一朝鮮人少年。彼を支えた人のやさしさを通し、生きることの意味を考える。[解説]鶴見俊輔
208
筑摩選書
窓という建築表象を歴史的に振り返ってみた時、どんな相貌があらわれてくるか。日本とヨーロッパの比較から、そこに住まう人々が窓の造形に込めた感情と思想の来歴、文明的意味を探る。
209
ちくま新書
狭い、暗い、死ぬほど危ない……それでも洞窟に入るのはなぜなのか? 話題の洞窟探検家が世界一の大洞窟、未踏洞窟発見秘話、生死を分けた決断を語る。洞窟写真の美麗カラー口絵付。誰も見たことのない世界へ!
210
ちくま文庫
ビートルズ、ドアーズ、ビーチ・ボーイズ、ジミヘン。自らの不思議な力で幻の音源を完成させていく――。ロックファン誰もが夢想してきた物語を実現させるロックンロール・ファンタジー。[あとがき]小川隆
211
ちくま学芸文庫
オウム事件は社会の断末魔だった。彼らの事件を日本の戦後精神史上、終戦から万博までの「理想の時代」の次に来た時代=「虚構の時代」と位置づけ、時代の転換点を読み解いていく意欲的論考。[解説]見田宗介
212
ちくま新書
1995年に何が終わり、何が始まったのか。地下鉄サリン事件、阪神・淡路大震災が起き、ウィンドウズ95の発売でインターネット元年と呼ばれた「時代の転機」を読みときその全貌を描く衝撃の現代史! 現代日本は、ここから始まる。
213
ちくま学芸文庫
幕末明治の天才画家・河鍋暁斎。いにしえの「百鬼夜行絵巻」を踏まえて描いた遺作の版本を全頁カラーで。奇にして怪、滑稽と愛嬌に満ちた妖怪たちの魅力を余すところなく再現する。[解説]小松和彦
214
ちくま文庫
男気溢れる俳優チャールズ・ブロンソン。「ブロンソンならきっとこう言うよね」と互いの悩みに答える人生相談本。切実な男の性、仕事、生き方。その悩みと答えに抱腹絶倒。
215
ちくま学芸文庫
精緻で独創的な解釈に裏打ちされた演奏で聴衆を熱狂させた一方、奇矯なステージマナーや不可解な生活スタイルで神話化された天才が、自らの音楽や思想を語る。
216
ちくま文庫
ウルトラマン創造の秘密。独特の映像感覚でファンを持つ実相寺昭雄が、虚構の怪獣に活き活きと魂を吹き込む男たちの心意気、撮影所の雰囲気を描くメイキングの決定版。日本特撮の原点、ここに。
217
ちくま学芸文庫 M&S
数学を教養として身に付けたい。苦手でも理解する喜びを味わいたい。そんな一般読者の声に応え、半世紀以上読まれてきた数学入門の大定番。紙と鉛筆必要なし! 文章を追うことで数学への理解が深まってゆく。
218
ちくま学芸文庫
「重力」に似たものからどうして免れればよいのか。――ただ「恩寵」によって。大戦下に流浪の地で書きとめた自己無化への意志に貫れた思索の断想集。ティボン編。
219
ちくま文庫
仕事をすることは会社に勤めること、ではない。仕事を「自分の仕事」にできた人たちに学ぶ、働き方のデザインの仕方とは。 働き方が多様になってきた時代、迷ったら立ち戻りたい働き方のバイブル。[解説]稲本喜則
220
ちくま文庫
日常の裏側にひそむ神秘と怪奇を淡々とした筆致で描く孤高の作家コッパードの詩情あふれる珠玉短篇集。母の乳房、脈打つ心臓、鼠取り、砕かれた手……「アラベスク―鼠」を増補。
221
ちくま新書
哲学の文章を、答えを安易に求めずに、思考の対話を重ねるように読み解いてみよう。入試問題の哲学文を「誤読」に着目しながら精読するユニークな入門書。この大学入試国語、どう読み解くか?
222
ちくま文庫
民俗学者宮本常一が日本全国を歩きめぐり、実際に自分の目で見て、山村と海、それぞれに暮らす人々の生活の知恵と工夫をまとめた貴重な記録。フィールドワークの原点がここにある。[解説]松山巖
223
ちくま文庫
アスファルトの下に累々と埋もれる、江戸・東京の骨灰。両国、谷中、千住……無数の骨灰たちの彼方に、この国の首都の来し方、忘れ去ってきたものが見えてくる。東京の記憶を掘り起こす鎮魂行。[解説]黒川創
224
ちくまプリマー新書
京大人気講義、実況中継! 地震、火山など災害から身を守るには? 地球や宇宙の起源に迫る「私たちとは何か」? 実用的、本質的な問いを一挙に。理解のツボが一目でわかる図版資料満載。
225
単行本
京都の町歩きに定番の甘味、母の誕生日にお決まりのショートケーキ、ハーゲンダッツのとびきりの食べ方……楽しくて機嫌のいい毎日のために、なくてはならないおやつを写真とエッセイで紹介。お茶を淹れて、さあどうぞ!
226
ちくま新書
この国が革命に成功し、僅か数十年でめざましい近代化を実現しながら、やがて「崩壊」へと突き進まざるをえなかったのはなぜか。1857年から1937年、この国の今を運命づけた激動の80年を通観し、ダイナミックに捉えなおす。
227
ちくま文庫
庶民にとって高価でも何故か親しみのあるうなぎ。そのうなぎをめぐる人間模様。時代物から現代物、恋愛小説から短歌まで。名作を選りすぐった文庫オリジナル。[解説]平松洋子
228
ちくま学芸文庫
中学生の翔太と猫のインサイトが、「いまが夢じゃないって証拠は?」といった問いをめぐり対話する。哲学の諸問題を自分の頭で考え抜くよう誘う。予備知識不要の哲学入門。[解説]中島義道
229
ちくま文庫
幕末の動乱期、幕臣の中心として江戸城無血開城という大仕事を成し遂げた後の人生を海舟はどう生きたのか。旧幕臣の生活を支え徳川家名誉回復のため新旧相撃つ明治を生き抜いた後半生に光を当てた評伝。[解説]阿川弘之
230
ちくま学芸文庫
「誰もが私のことを音楽家ではないというにちがいない。それは正しい」。音楽史から異端児扱いされてきたサティのエッセイ・詩選。[巻末エッセイ]高橋アキ
231
ちくま文庫
戦国の世、狼に育てられ、立派な人間になるべく修行をするワタルと、記憶をなくした鏡子の物語。様々な妖しい事件に出会い、二人は……。著者が自分の仕事の中で一番好きな漫画という代表作。[解説]南伸坊[推薦文]高橋留美子
232
ちくま文庫
神々は英雄と結婚し、英雄はまた妖精の恋人に……「幻の民」ケルトの人々が伝え残した神話の数々。目に見えぬ世界を信じ妖精達と交流するふしぎな民族の源をたどる。ケルト文化理解に欠かせない1冊。
233
ちくま学芸文庫
資本主義に終わりはあるか? マルクスをいかに読み、何を考えるべきか。『資本論』を批判的に継承し独自の理論を構築した泰斗がその精髄を平明に説き明かす。マルクス理解を刷新する宇野理論エッセンス。[解説]白井聡
234
ちくま文庫
マキャベリの名著『君主論』を武器にクラス制覇へと乗り出した小学五年生のひろしくん。だが、彼の前に権力への野望を持つ子供らが立ち塞がり……。『君主論』は覇王へと導けるか? 楽しく学べる『君主論』。
235
筑摩選書
回復しないとされた立体視力が48歳で奇跡的に戻った時、音楽も思考も三次元で現れた! 二次元視力しかなかった神経生物学者が自身の体験をもとに脳の神秘と視覚の真実に迫る。
236
ちくま文庫
クマと遭遇したらどうやって生き延びる? 巷に流れる俗説は有効? アイヌの知恵と自身の経験から導き出した超実践的クマ対処法![解説]遠藤ケイ
237
ちくま学芸文庫
碩学の愛情が溢れる伝説の参考書。住居・服飾などを通じ作品の背景を知り、様々な古典作品から人々の感性を学びつつ当時の時代背景を理解。魅力的読み物であり、古典を味わうための最適ガイドにもなる。[解説]武藤康史
238
ちくま新書
組織を腐らせてしまわぬため、主体的に思考し実践しよう! 決断できるトップの不在・「キツネ」の跋扈・ルールの複雑怪奇化等の問題を切り口に、組織の腐り方を分析し対処する指針を示す。
239
ちくま文庫
8月6日、級友たちは勤労動員先で被爆し全滅した。当日欠席して死をまぬがれた著者が、40年後に39名一人一人の遺族や関係者を訪ね歩き、全員の姿を確かめていった貴重な記録。[解説]山中恒
240
ちくま学芸文庫
数学的・機械論的近代自然科学と一線を画し、自然の中に「精神」を読みとろうとする特異で巨大な自然観を示した思想家・ゲーテの不朽の業績。シュタイナーらの再評価を経て、現代的関心もきわめて高い。
241
ちくま文庫
「これって青春?」「どうやらそのようですね」――思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、思いがけず文芸部顧問になって「しまった」清(きよ)。そこでの出会いが、その後の人生を変えてゆく。鮮やかな青春小説。
242
ちくま新書
広まりつつあるLGBTという概念。しかし、それだけでは多様な性は取りこぼされ、マイノリティに対する差別もなくならない。正確な知識を得るための教科書。
243
ちくま文庫
昭和30年山口県国衙。新子は今日も元気に駆け回る。戦争の傷を負いながらも懸命に生きる人々。変わりゆく時代の中で成長する日々を懐かしくも切なく描く。アニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』原作。[解説]片渕須直
244
ちくま学芸文庫
知の巨人が日本と世界の情勢について何を発言し続けてきたのかが俯瞰できる論考群を全篇発表時初出より集成。単なる学究の徒の貌ではない強靱な思想。
245
ちくまプリマー新書
私たち、どこか違うんです。女子100%の濃密ワールドで洗礼を受けた彼女たちは、卒業後も独特のオーラを発し続ける。足かけ7年にわたる取材、文化祭や同窓会潜入も交え、知られざる生態が明らかに。LOVE女子校!
0246
ちくま学芸文庫
1914年、サライェヴォに響いた一発の銃声が欧州に戦火を呼びこむ。情報の混乱、指導者たちの誤算と過信は予期せぬ世界大戦へ。ピュリツァー賞受賞、戦争ノンフィクションの傑作。
247
単行本
腐敗し動作が緩慢なゾンビから敏捷で理性あるゾンビへ。映画、ゲーム、アニメなどで増殖するゾンビキャラ。その深層を鮮やかに剔抉する力作評論! 人類解放の徴。その可能性の中心を説く。
248
ちくま文庫
ハローキティ金貨を使える国があるってほんと?! 私たちのありきたりな常識を吹き飛ばしてくれる世界のどこか変てこな国と地域が大集合。こんな話題で一杯だったら授業がもっと楽しかったのに!
249
ちくま学芸文庫
太平洋戦争で日本はなぜ敗れたのか。「克己心の欠如、反省力なき事、思想的に徹底したものがなかった事」など「敗因21カ条」は今も我々の内部と社会に巣くう。骨壷に隠し持ち帰った科学者の比類なき記録。[解説]山本七平
250
ちくま文庫
注目の料理人の処女エッセイ集。世界各地で出会った料理をもとに空想力を発揮して作ったレシピ。心身の疲れも切ない恋も、温かい料理がほぐしてくれる。よしもとばなな氏も絶賛![解説]南椌椌
0251
ちくま学芸文庫
クレーの遺した膨大なスケッチ、草稿の中からバウハウス時代のものを集成。独創的な作品はいかにして生まれたのか、その全容を明らかにする。上下総計1000点超の図版を収録。
252
ちくま文庫
妻をなくした中年男の一日を一抹の悲哀を込めややユーモラスに描いた「楽園への小道」をはじめ12編収録。各ジャンルから作家の資質がよく現れている作品を選び、著者の魅力を満喫できる本。
253
ちくま学芸文庫
ポツダム宣言を受諾した「8月14日」や降伏文書に調印した「9月2日」でなく「終戦」はなぜ「8月15日」なのか。様々なメディアの検証から戦後を問い直す。メディア史研究の金字塔!
254
単行本
人生の数だけ「捨てられないTシャツ」はある! あの人気作家から無名の人まで70人70枚の捨てられないTシャツには、汗とともにそれぞれの人生の喜怒哀楽が染み込んでいた! リアルでイカす“ファッション・ノンフィクション”。
255
ちくま学芸文庫
「知者は“心のある道”を選ぶ。どんな道にせよ、知者は心のある道を旅する。」カスタネダの著書に描かれた異世界の論理に人間本来の生き方を探る。現代社会に抑圧された自我を深部から解き放つ比較社会学的構想。
256
ちくまプリマー新書
「先生はえらい」。例え何一つ教えてくれなくても――「他者を『えらい』と思うのは、どういう心的状況、いかなる権力的付置のことか」。「えらい」の構造分析を試みた常識破りの教育論、警世の一石を投じる師弟論。
257
ちくま文庫
「咳をしても一人」等の句で名高い自由律の俳人・放哉。前途を嘱望されたエリート社員だったが家族も仕事も捨て、放浪の旅の果てに小豆島で破滅型の人生を終えた。 遁世漂泊の俳人の全容を伝える決定版全句集。
258
ちくま文庫
人類の孤独の極北にゆらめく絶望的な愛――二人の異父兄弟の人生を辿り希薄で怠惰な現代の一面を重層的なスケールで描き上げた、鬼才ウエルベックの最高傑作。フランス文壇を揺るがす事件といわれた問題作。
259
単行本
ヤクザには法の平等も人権も適用されないのか。殺人実行犯の虚偽供述と権力によって一人のヤクザが冤罪に陥れられていく過程をつぶさに描く。獄中22年、無実を訴え続けた極道人生とは。
260
ちくま文庫
宗教はうさんくさい?! でも宗教は文化や価値観の骨格であり、それゆえ紛争のタネにもなる。世界の宗教を理解するための基礎の基礎を紹介。「人類の叡智としての宗教」のエッセンスがわかる充実の入門書。
261
ちくま学芸文庫
科学とは何か? その営みにより人間は本当に世界を理解できるのか? 科学哲学の第一人者が、知の歴史のダイナミズムへと誘う。科学神話が揺らぐ今だからこそもう一度深く掘り下げる、入門書の決定版。
262
ちくま文庫
三島の裏代表作! 5人の登場人物が巻き起こす出来事をすべて手紙形式で表現した実験的異色エンタメ小説。恋したりフラレたり、金を借りたり断わられたり、もつれた糸がこんがらかって……。[解説]群ようこ
263
ちくま文庫
オオカミ少女アマラとカマラはいなかった? サブリミナル効果はでっち上げ? 否定されているのによみがえる、心理学の誤信や迷信。人はなぜ騙されるのか、驚きの捏造の歴史。
264
ちくま文庫
“せどり”とは、掘り出し物を探しては安く買ったその本を他の古書店に高く転売することを業とすること。せどり男爵こと笠井菊哉氏が出会う事件の数々。古書の世界に魅入られた人間を描く傑作ミステリー。[解説]永江朗
265
筑摩選書
著者が強い影響を受けてきた宮沢賢治について、生の声で語り続けてきた三十数年に及ぶ講演の全てを収録した貴重な一冊。賢治にとっての「ほんとう」とは何か。生涯を決定した法華経信仰、独特の自然観や倫理の問題まで。
266
ちくま学芸文庫
彼女は怪しい密儀に没頭し残忍に邪魔者を殺す悪女なのか、息子を陰で支え続けた賢母なのか。大王母の激動の生涯を通し古代地中海世界の真実に迫る。[解説]澤田典子
0267
ちくま学芸文庫
「呪い」の伝説に彩られた王家の谷発掘の報は世界に衝撃を与えた。黄金のマスク、王のミイラ、数々の秘宝……エジプト考古学の新時代の扉を開いた世紀の発見、全記録。
268
ちくま文庫
この本の表紙の絵、あなたならどこに注目しますか? あることを知っていると、この二人の関係まで見えてきます。描かれた「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な謎解き名画鑑賞。カラー図版150点。
269
ちくま文庫
半ズボンに坊主頭、リュックを背負って日本各地を珍道中。「わしも山下清に毛のはえたような男です」「ぼくのどこに毛がはえるとあなたになるのですか」――。裸の大将の文章とスケッチで綴る放浪記。[解説]壽岳章子
270
ちくま新書
マヤ暦に基づく終末予言、空中浮揚など超能力、アトランティスをめぐる超古代史、爬虫類人陰謀論……現代オカルトの根源には「霊性の進化」をめざす思想があった。19世紀神智学から系譜を辿る。
271
ちくま学芸文庫
史上初の共産主義国家〈ソ連〉は、大量殺人・テロル・強制収容所を統治形態にまで高めた。レーニン以来行われてきた犯罪を白日の下に曝し世界に衝撃を与えた書。
272
ちくま文庫
「自分は本当は何をしたかったんだろう」。NPOを立ち上げ病児保育サービスを始動。元ITベンチャー経営者が挫折を経験しながら事業を全国に拡大していった汗と涙と笑いの軌跡。
273
ちくま学芸文庫
天ぷら、庭、歌舞伎の女形からパチンコ、学生運動……「日本」の風物・慣習に感嘆しつつもそれらを〈零度〉に解体し、詩的素材としてエクリチュールとシーニュについての思想を展開させたエッセイ集。
274
ちくま文庫
震災後の東京を歩き、バラックのスケッチから始まった〈考現学〉。創始者・今和次郎はこれを機に柳田民俗学と袂をわかち、新しく都市風俗の観察の学問を始めた。資料性高い調査報告を中心に新編集でここに再現。
275
ちくま文庫
29歳「腐女子」川田幸代。同人誌に没頭するはずが……幽霊部長、遅刻常習犯課長、ダイナマイトボディみっこちゃん、ヤリチン先輩、ゆるゆるの社史編纂室仲間と社の秘められた過去に挑む?![解説]金田淳子
276
ちくま新書
日本人は、天災を生き抜く知恵を風習や伝承、記念碑等で受け継いできた。各地の災害の記憶をたずね、掘り起こし、災害と付き合いながら生活を営んできた日本人の生き方を見つめ直す。
277
ちくま新書
歴史的人物や偉人の像、アニメキャラクター像など日本全国の銅像を訪ね歩き、カラー写真と共にエピソードや現地の情報を盛り込んで紹介。それぞれの銅像の背負っているものを掘り下げていくと日本の近現代史が見えてくる。
278
ちくま学芸文庫
とめどもなく存在感が稀薄化していく現代世界。禅の古典「十牛図」を手引きに自己と他、自然と人間、自身への関わりを通し真の自己への道を探る。テキスト現代語訳と詳注を併録。[解説]西村惠信
279
ちくま学芸文庫
プルースト、アルトー、マラルメ、クローデル、ボルヘス、ブロッホらを対象に、その作品の精神に迫る。燦然たる輝きのもと、作品や作者のイメージを一新させる、鮮烈で深い文芸批評の金字塔。
280
ちくま学芸文庫
迫りくるリスクは我々から何を奪い、何をもたらすのか。現代ドイツを代表する社会学者が、近代社会の根本原理をくつがえすリスクの本質と可能性に鋭く切り込む。
281
ちくまプリマー新書
ヒッグス粒子の発見が何をもたらすか? 宇宙論、天文学、素粒子物理学が私たちの知らない宇宙の真理にどのように迫ってきているかを分り易く解説する。
282
ちくま文庫
痛くて、切なくて、残酷。大量のサブカルチャーとともに少女の姿をとびきりリアルに描き、全米の若者を虜にした刺激的な“9つの物語”。 大幅に加筆修正して文庫化。[解説]山崎まどか
283
ちくま文庫
映画監督の夫を自殺で失ったローレン。精神のバランスを崩す彼女の前に謎の男が現われ、彼女の時間と現実が変質する。アメリカ文学の巨人デリーロが描く精緻な物語。[解説]川上弘美
284
ちくま新書
キリスト教、イスラム、仏教などの伝統宗教から現代日本の新興宗教まで、古今東西の宗教を徹底的に分析。教義の作成、信者の獲得の仕方、金集め、組織づくり、奇跡の起こし方などすべてがわかる!
285
ちくま学芸文庫
20世紀初頭に現れたシュルレアリスム――美術・文学を縦横にへめぐりつつ、「自動筆記」「メルヘン」「ユートピア」をテーマに自在に語る入門書。いま、“幻想を超えて生きるには”。
286
ちくま文庫
老人力とは? 物忘れ、繰り言、ため息等、従来ぼけ、ヨイヨイ、耄碌として忌避されてきた現象に潜むとされる未知の力。20世紀末に発見、日本に賞賛と感動と勘違いを巻きおこし国民を脱力させた恐るべき力がここに結集。
287
ちくま学芸文庫
神秘主義的思考を明晰な思考に立脚した精神科学へと再編し、知性と精神性の健全な融合をめざしたシュタイナーの根本思想。個人の自己実現と社会の進歩へと繋がる可能性を提示した、四大主著の一冊。
288
ちくま文庫
仲間を蹴落とし日光浴としゃれ込む亀。家がわからなくなり迷子札を付けられた老猫。肥満防止のため自己管理している犬。みな健気に生きている。些細なことで悩むのがアホらしいと思えてくる“生きもの”エッセイ。
289
単行本
中世美学研究者にして哲学者が、ある日ベストセラー小説家に! 名作はどのような方法で生み出されたのか。『薔薇の名前』作者がその創作の全ての手のうちを公開。
290
ちくま文庫
ことばとこえとからだと。それは自分と世界との境界線だ。幼時に耳を病んだ著者が、いかにことばを回復し、自分をとり戻したか。長く苦しい努力の過程を語りつつ、人間の生き方の根底を照らし出す。
291
ちくま学芸文庫
思い込みや幻想、主観的な全能感を生きる力とし、ひたすら自己像に執着しつづける自己愛人間、すなわち我々の心理や性格を、実例を交え明快に論じた精神分析学者の代表的論考。[解説]柳田邦男
292
ちくま文庫
キリストの下着はパンツか腰巻か? 幼い日にめばえた疑問を手がかりに、下ばきをめぐる人類史上の謎に挑んだ、抱腹絶倒&禁断のエッセイ。「もっとも米原さんらしい本」と没後評される一冊。[解説]井上章一
293
ちくま文庫
そこには森とフィヨルドと牛と素朴な人々の暮らしがあった。デンマーク、ノルウェー、スウェーデンを鉄道と船でゆったり巡った、感動いっぱいどきどきの極北探検記。
294
ちくま学芸文庫
写真の登場で人間は膨大なイメージに取り囲まれ、歴史や経験との対峙を余儀なくされた。写真を学ぶ、美術を語る人必携! 見るという行為そのものに肉迫した革新的美術論集。
295
ちくまプリマー新書
プログラムを作ることは新しいコンピュータの使い方を発明・発見することであり、引いては世界を変えることでもある――プログラムの書き方を学ぶとものの見方が変わり、世界が違って見えてくる。
296
ちくま学芸文庫 M&S
平面、球面、歪んだ空間、そして……。幾何学的世界像は今なお変化し続ける。『スタートレック』の脚本家が誘う三千年のタイムトラベル。
297
ちくま文庫
釣りは楽しく哀しく、滑稽で厳粛だ。よく物を考える機会でもあり、忘れる時でもある。日本の川で、またアメリカで、出会うのは魚ばかりではない。やわらかな感受性で描き出した自然と人々との交友記。[解説]川本三郎
298
ちくま学芸文庫
流行の衣服も娯楽も教養も「見せびらかし」にすぎない。野蛮時代に生じた衒示的消費の習慣はどう進化したか。富が行動に与える影響を考察した古典的名著。ガルブレイス解説付。
299
単行本
謎の女・本荘幽蘭。それを調べる女子大生や資料を集める古本屋。周辺には戦前の特高警察の姿や贋作グループなどの気配が漂い始め……。騒動は明治から昭和へ! 日本からドイツへ! 著者得意の古本小説。
300
ちくま文庫
明治以来豊かな近代文学を生み出してきた日本語が、いま、大きな岐路に立っている。我々にとって言語とは何なのか。第8回小林秀雄賞受賞、広範な議論を呼んだ意欲作が大幅増補して文庫化。