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前身となるちくま1000「本」ノックを引き継いで
2022年1月より始まった
筑摩書房の本を新旧問わず打ち放ってゆくツイート企画です。
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未知の本との出会い、積読本の掘り起こしや
愛読書再読のきっかけとなりますように。
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0887「本」目までのバックナンバーはコチラ
0501-0600
501
ちくま文庫
風邪をはじめ、目の疲れ、肩凝り、腹痛など体の不調を自分でケアできる方法満載。整体、ヨガ、自然療法等に基づく呼吸法、運動等で心身が変わる。索引付き。
502
学芸文庫
白隠の禅画、空海の仏像から北斎の浮世絵まで。「奇想」の発見で日本美術史を塗り替えた眼の革命家が、宗教美術のもう一つの水脈に分け入り、その核心に迫る。異形、奔放、かわいい!
503
ちくま文庫
ゆるキャラ、初音ミク、いじられキャラ―。現代日本に氾濫する数々のキャラたち。こんなに日常化したキャラって何?その諸相を横断し原理的な考察により究極の定義を与えた画期的論考。
504
プリマー新書
不況下でも安定して勤め続けられる資格職として人気の看護職。その仕事は働く人の人間性に強く働きかけ特有の人生を歩むことになる。長く勤めるほど味わいが増す仕事の魅力に職歴26年のナースが迫る。
0505
学芸文庫
鎌倉時代前期に編まれた全460余話に及ぶ説話集の傑作。古代以来の歴史、文学、文化史上の著名人を主とし、その人たちにまつわる隠れた逸話の一大集成。人物注と現代語訳、評を初めて全話に施す。
506
ちくま文庫
大学ノートに40年綴られてきた母のレシピ―それは家族のために作られた懐かしい味の記憶。日々の中で、くすみもせず、無理もせず、食卓を彩ってきた料理の数々は、どんな時代のテーブルも幸せにしてくれる。
507
ちくま文庫
海軍青年将校らが起こした5・15事件。犬養首相射殺の他に農村有志による変電所襲撃も決行された。しかし農村を救うはずが戦争突入の序曲となり…。昭和史の深層に迫る名著。【解説】長山靖生
508
ちくま新書
世界に先がけた理想としてもたらされた憲法9条。もし役に立ちうるとすれば、それを生かすのにいま、何が必要なのか―。日米同盟と9条をめぐる「せめぎあい」の歴史をたどり、ゼロから問いなおす。著者、さいごの戦後論。
509
学芸文庫
位牌やお墓はなぜ大切か? 日本人の死生観の深層には生命の連続を重視する儒教が伏流となって流れているのである。墓や位牌、祖先を祀る儀礼などの機能と構造や歴史を読み解き、儒教の現代性を明らかにする。
510
ちくま新書
「あんたバカぁ?」「だって女/男の子だもん」。何気なく使う言葉にも悪い言葉が多く潜んでいる。その言葉は本当はどこが悪いのか?どうしてあの言葉はよくてこれはダメなのか?哲学、言語学の観点から解き明かす。
511
学芸文庫
近代日本を代表する哲学者の最重要論考を精選。理論的変遷を追跡できる形で全体像を提示する。西田におけるナショナリズムを照射する『日本文化の問題』と未完の論考「生命」は文庫初収録。
512
ちくま文庫
土地も家族も生活空間も、メディアにおいても社会空間の個人化が進み分断されてゆく私たちの“生”を境界線を越えつなぎ直してゆく連続的デザイン考。
513
ちくま文庫
ハルマゲドン勃発!睾丸破壊、性別転換、猥褻目的限定遠距離干渉、瞬間死刑、カレーの辛さ調節、無差別強制自傷行為…魔人を擁する生徒会と番長グループのご都合主義一切ナシ極限能力バトル。【解説】藤田直哉
514
ちくま新書
将来世代に引き継ぐべき「三つの共生」とは? 地球公共財をめぐる対立・独占・排除という利益第一主義を脱し、相利共生を実現するための構図を示す。SDGsの出発点!
515
ちくま文庫
白い小さな花びらのようなものは萬年筆の青インクがにじんだ文字の断片をのせたちぎれた便箋だった―消えゆく声、届かなかった言葉、過去の音、コーヒー、古びたビルディング、屋上…切なくささやかな恋物語。
516
ちくま新書
あるときは神話や物語、説話の形をとり、またあるときは歴史書・史論、社会・政治評論、研究書に―日本思想史上の代表的名著30冊を選りすぐり徹底解説。人間や社会をめぐる、この国の思考のあり方を明らかにする。
517
単行本
ヤンソン作品の多くが生み出された四方に水平線しかないフィンランドの小さな孤島での日々の暮らしを、親友トゥーリッキのイラストと共に描く。厳しくも悠々とした自然との豊かな対話。作家の知られざる日常。
518
ちくま新書
徳川家康の英国人側近、三浦按針となったウィリアム・アダムス。その波乱に満ちた生涯から大航海時代の欧州勢力図と禁教・鎖国間際の江戸時代日本を活写する。
519
単行本
2016年5月27日、現職米国大統領で初めて広島を訪れたオバマ大統領は原爆、戦争で命を失った人々へ哀悼の意を捧げた。そのとき被爆者は何を思い何を感じたのか。スピーチ全文対訳収録。
520
学芸文庫
落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸…芸術と暮らしの境界に広がり大衆によって享受される芸術「限界芸術」。その理念と経験を論じる表題作ほか芸術に関する業績を纏めた戦後日本を代表する文化論。【解説】四方田犬彦
521
学芸文庫
「翻訳の現場から」という立場にこだわり、具体的な翻訳作業の分析を通して日本語と英語の根本的な発想・認識パターンの違いを鮮明に浮かびあがらせる。「直訳」から「意訳」への劇的な変換を迫る画期的な翻訳読本。
522
学芸文庫
グローバル経済は近世イギリスの新規起業が生み出した! 産業が多様化し雇用と消費が拡大する産業革命前夜を活写した経済史の名著。【解説】山本浩司
523
学芸文庫
線形代数を巧みに利用しつつ直截簡明な叙述でガロア理論の本質に迫る。入門書ながら大数学者の卓抜なアイディア溢れる名著。練習問題・解答付。美しい抽象の世界へ。【解説】佐武一郎
524
学芸文庫
写真の歴史を読むことを通じて、時代の記録や個人の表現を超えた世紀の無意識と感受性を浮かび上がらせた著者の代表作。21世紀以降注目を集める動向、新しい道筋までを書下し、大幅増補した決定版。
525
ちくま新書
洗練され、都会的なイメージがある横浜。しかしその背景には猥雑で混沌した一面がある。実体験を織り交ぜ生まれ育った街の歴史を掘り起こし、欲望、野心、下心の吹き溜まりだった姿を曝け出す。
526
プリマー新書
富士山はこの三百年ほど噴火していないがそれは仮の姿。実はとても活発な火山だ。次の噴火はいつ?起きたらどうなる?最新調査から噴火規模、被害、防災まで語る。
527
学芸文庫
誰もが知る傑作はなぜ時代を超えて感動を呼び起こし今なお多くの謎を投げかけてくるのか。名画を名画たらしめているものとは何か。アートの本当の読み方がわかる極上の手引き。【解説】岡田温司
528
ちくま新書
名著『失敗の本質』に採り上げられた例も含め日本陸海軍の戦いを『孫子』と『戦争論』により再検討。日本人に欠ける戦略思考の活性化を図る。
529
単行本
常識とは何か? 臨床医の経験から生まれたそんな問いと真摯に向き合い辿り着いた不透明な時代に翻弄されない生き方の哲学。長い時間をかけてようやく到達した著者の切実な思いが詰まった渾身の書き下ろし+講演。
530
ちくま文庫
神話と現実世界の間にたゆたう「コロヌスからの道」、同性愛を扱ったがゆえに生前は公刊されなかった「アーサー・スナッチフォールド」など、不朽の名作短編を8作収録。【解説】井上義夫
531
単行本
中央ユーラシアが求めたのは侵略ではなく交易だった。―スキュタイ、フン、モンゴルから現代まで、世界の経済・文化・学問を担った最重要地域の歴史を描く。
532
学芸文庫
ロックは近代哲学の基盤というべき「認識論」において最初のアプローチを試みた一人であるがその仕事に対しては誤読が重ねられ真意は充分に捉えられてこなかった。形而上学的真価に迫る。
533
ちくま文庫
本に溺れる…読む、書く、蒐める。そこにドラマが生まれる。本をテーマにしたマンガ・アンソロジー。水木しげる、永島慎二、つげ義春、辰巳ヨシヒロ、諸星大二郎、こうの史代、西村ツチカ、山川直人らの16作品収録。
534
ちくま新書
長年論争となってきた邪馬台国の所在地。本書は畿内ヤマト国(邪馬台国)と北九州ヤマト国(女王国)が併存していたとし、卑弥呼は後者の女王と考える。文献史学から古代の謎に迫る。
535
ちくま文庫
しなやかに、凛と生きた詩人の歩みの跡を詩とエッセイで編んだ自選作品集。単行本未収録の作品なども収め魅力の全貌をコンパクトに纏める。汲めども尽きぬ言葉の魅力、静かで深い思索の結晶。
536
学芸文庫
日本三大兵法書『不動智神妙録』。沢庵から柳生宗矩に授けられ山岡鉄舟へ至る。戦いのみならず万事に対処できる心体の動きが解説された剣と人間形成の極意。【解説】佐藤錬太郎
537
ちくま文庫
呪われた伝説を利用した巧妙な犯罪「ペンドラゴン一族の滅亡」等全12篇。独特の人間洞察力と鋭い閃きでブラウン神父が逆説に満ちたこの世界の有り方を解き明かす。【解説】甕由己夫
538
単行本
読む。生きるために、読む。スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫による半自伝的読書録。8800冊の蔵書がある書庫で行われた本と読書をめぐるロングインタビューから厖大な読書を通して人間・鈴木敏夫はいかにつくられたのかを探る。
0539
学芸文庫
〈重力〉理論完成までの思想的格闘の足跡を原典に則して丹念に辿りつつ、誤りや迷いといった紆余曲折までも含めて詳らかにする。壮大でドラマチックな力学史。
540
ちくま文庫
砂が、風が、花が、人が、三十一文字のなかで交わりあう。中東と日本を舞台に、清冽な抒情と巧みな韻律、口語・会話体による音楽性で現代短歌の新時代を切り開いた伝説的第一歌集。【帯文】岸田繁 【解説】市川春子
541
学芸文庫
古代ギリシアで活躍した一群の知識人「ソフィスト」。彼らは本当に詭弁家にすぎないか?忘却された彼らの本質を精緻な文献読解により喝破し哲学の意味を問い直す、サントリー学芸賞受賞作。【解説】鷲田清一
542
学芸文庫
確率をめぐる数学的考察は賭け事に関してパスカルとフェルマが交わした往復書簡に始まると言われる。トランプやサイコロ投げといった初歩的な具体例を豊富に示しつつ抽象的な数式の意味を読者にわかりやすく説く。
543
ちくま新書
ヒト、モノ、カネが国境を越えて行き交う現代世界でなぜ自国第一主義や排外主義が台頭するのか。グローバリゼーションと国家との逆説的関係を解きほぐし現代世界の深層に迫る。
544
ちくま文庫
「ひきこもり」治療に詳しい著者が具体的事例をもとにQ&A方式でひきこもりとは何か、どう対応すべきかを示す。「関わる」ことがひきこもりをひらく。悩むすべての関係者に贈る明日への処方箋。
545
ちくま文庫
「野口整体」の創始者・野口晴哉の妻が晴哉の幼少期から晩年までを描いた伝記エッセイ。「気」の力に目覚め整体の技を大成、伝授するまで。伴侶としてのまなざしと弟子としての厳しい思索が融和する。
546
学芸文庫
夢のような美の王国は1945年の沖縄戦で灰燼に帰してしまう。表題「琉球の富」はじめ沖縄文化や沖縄の人々への想いを綴った論考収録。失われてしまった美しい風景を記録した写真も多数。戦前の沖縄が蘇る。【解説】松井健
547
学芸文庫
音楽の基礎をなす理論や記号法は長い歴史を経て確立された。そのイロハを単なる知識として覚えるのではなく歴史的視点を入れることで仕組みがよりわかるようになる。楽譜の記号、音階、リズムなど基礎知識を解説。
548
学芸文庫
建築は一見、哲学とも思想とも関係ない即物的なもので定義など簡単そうであるが…。20世紀末、構築的なものへの批判に晒され混乱をきわめた「建築とは何か」の問いに真正面から立ち向かう意欲的主著。
549
筑摩選書
中世ドイツ・ハーメルンで起きた「笛吹き男」伝説。約130名の子供らが突如消えた事件。その真相は歴史の闇に隠れ解明は困難とされてきた。「東方植民」の視点から真相に迫る。
550
学芸文庫
東インド会社傭兵シパーヒーの蜂起からインド各地へ広がった大反乱。内紛分裂を経て大英帝国の直接統治という結末を迎えた民族独立運動の出発点ともいえるこの反乱は何が支えていたのか。【解説】井坂理穂
551
ちくま新書
我々がいま生きているこの政治体制は、近代政治哲学が構想したものだ。ならば、その基本概念を検討すれば、今日の民主主義体制の問題点についても把握できるはずだ! 基礎からわかる必修講義。
552
プリマー新書
謎だらけなカラヴァッジョの名画《聖マタイの召命》。この絵を様々な角度から読み解いてみる。たった1枚の絵画からあふれて尽きぬ豊かなメッセージを受け取る。
553
学芸文庫
高校数学・物理のおさらいと丁寧な解説で “奇跡の年”1905年発表の原論文を読み解く初学者のための相対性理論入門。アインシュタインの思考にじかに触れて至宝E=mc2をめざす。
554
ちくま文庫
婚約を約束するもお互いの夢や希望を追いかける慎一と千春は、伴侶を亡くした親同士をくっつけてしまおうと画策するが…。一方で慎一と千春をうらやむ人間から怪文書が届き、この二人にもドタバタ劇が! 【解説】山崎まどか
555
学芸文庫
革命前、突如パリに現れたレストラン。なぜ生まれ人気スポットとなったのか?その秘密を膨大史料から描き出すヨーロッパ食文化史の一大傑作。【解説】関口涼子
556
単行本
祖母が愛した迪化街の名店、母直伝の滷肉のレシピ、地元で愛される切仔麺、パイナップルケーキに秘められた歴史…。食べ物や買い物をめぐる祖母、母、私の思い出。台北文学賞受賞作。
557
ちくま新書
ディベートは相手をとっちめるものと思い和を乱すとして排除されてきた。だが相互信頼の中で実現していく技術だ。よいコミュニケーターはよいディベーター。日常で活きる技を伝授。
558
学芸文庫
戦争、貧富の差、放射能の恐怖…。このどうしようもない世の中ででも、絶望せずに生きてゆける、21世紀にふさわしい、行動する仏教=エンゲイジド・ブッディズムの意欲作。
559
ちくま新書
日本ほど新宗教が大きな力をもつ国は世界に類例がないといわれるが、どうして日本で新宗教はこれほどの影響力をもつのか。新宗教から日本人の精神の根源に迫り、現代の救済のかたちを問う。
560
ちくま新書
メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナー。ロマン派の巨人の恋愛、友情そして時代の波が絡み合い、新しい音楽が生まれた瞬間を活写するドラマチックな音楽史。
561
筑摩選書
政治と宗教の関係の変遷を、キリスト教公認問題、内村鑑三不敬事件、戦争と宗教、靖国問題など近現代の様々な事例をもとに検証。信教の自由と政教分離の間で揺れ動く政教問題の本質に迫る。
562
ちくま新書
なぜ危機を伝える言葉は人々の心に響かず、平静を呼びかけるメッセージがかえって混乱を招くのか。コミュニケーションの視点から、リスクと共に生きるすべを模索する入門書。
563
学芸文庫
なぜプルーストは多くの人を魅了するのか。『失われた時を求めて』から鍾愛してやまない場面を読み解きこの大作へ誘う。読書の愉悦をあますところなく伝える珠玉エセー。【解説】野崎歓
564
プリマー新書
かつてない量の雨が日本列島を襲っている。頭上の雨だけを見ていても水土砂災害は分からない。雨は流域で集められ、災害を引き起こすからだ。生きのびるために、いまこそ、流域思考を身につけよう!
565
ちくま新書
恐怖政治や理不尽人事から前代未聞の犬死といわれた室町将軍暗殺。旱魃や風水害による飢饉、大地震、疫病流行の不安。抑えがきかなくなった守護や守護代…下剋上時代到来を予兆する乱の全貌。
566
学芸文庫
著者が文法を熱く説くのはなぜか? それは、文法を学ぶ本当の目的は物事の「すじみち」を通す考え方の訓練に他ならないからだ。半世紀以上受験生のバイブルとして親しまれた古文参考書の金字塔。【解説】島内景二
567
学芸文庫
革命政府へのヴァンデ地方民衆蜂起は大量殺戮をもって弾圧された。ヴァンデの人々はなぜ行動したか。「後進地域の狂信的民衆による反革命蜂起」とされてきた戦争の実態。【解説】福井憲彦
568
学芸文庫
二元論、唯物論、機能主義、行動主義、髄伴現象説など従来理論の錯誤を次々に暴き、ありとあらゆる心的現象を自然主義的観点のもとに明快に位置づける、心の哲学超入門。
569
プリマー新書
誰しもが抱く自分らしさの問題。答えを見出しにくい現代においてどうすれば自分らしく生きていけるか。大切なのは自分の物語をつくること。心理学者がヒントを説く。
570
ちくま文庫
癒しがたい哀しみを抱えていても傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。好奇の目からは隠し、それでも恥じず傷と共に生き続けること―。深く沁みとおるエッセイ。【解説】天童荒太
571
ちくま文庫
多様な性的アイデンティティを持つ女たちが集う二丁目のバー「ポラリス」。国も歴史も超えて思い合う気持ちが繋がる7つの恋の物語。芥川賞作家の代表作にして芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作。【解説】桜庭一樹
572
ちくま文庫
漫画界の巨人がSF的発想で描いた傑作集。サイボーグ、超能力、UFOなど代表作につながるモチーフから、ディストピア、サバイバルなど現代に通ずる世界観や物語設定まで。【解説】すがやみつる
573
ちくま文庫
「私は不良少年だった」―15歳で渡米、敵性国人無政府主義者容疑で捕まり交換船で帰国。バタビアで軍属として戦争を体験。戦後50年に及ぶ『思想の科学』の編集、「べ平連」…自らの人生と思想を語りつくす。【解説】黒川創
574
ちくま文庫
型破りな若手刑事マカロニの登場、今も語り継がれるジーパンの殉職、「落としのヤマさん」の名推理―。伝説的「神回」10話収録。シンコ(高橋惠子)との特別対談付。七曲署の熱い男たちが文庫で蘇る。
575
ちくま文庫
人生を語らず、自我を求めず、出世を望まない。生きることを楽しもうとしていた江戸人たちの紡ぎ出した文化にとことん惚れ込み、その思いの丈を綴った最後のラブレター。
576
ちくま文庫
人生は、「やめたこと」「やめざるをえなかったこと」「わすれてしまったこと」で出来ている。そうして結局、己のなかにのこったものは? 体温を帯びた言葉に胸が震える、珠玉のエッセイ集。【解説】谷川俊太郎
577
ちくま文庫
高校国語教科書に掲載されたことのある短編を中心に編んだ、短編の名手・芥川龍之介の作品集。教科書に準じた注と図版、理解を深める名評論と「羅生門」「地獄変」のもととなった説話も収録。
578
ちくま文庫
天ぷらにソースをかけないのは、納豆に砂糖を入れないのは、冷やし中華にマヨネーズをつけないのは…あなただけかもしれない。食の常識を覆す1冊。【解説】小宮山雄飛
579
学芸文庫
身体・魂・霊に対応する三つの学が霊視霊聴を通じた存在の成就への道を語りかける。なぜ心智学が精密科学では証明できないかなどを説き、理論的に基礎づけた成熟期のトリロジー。
0580
ちくま新書
最先端の実証研究者による『昭和史講義』シリーズ、満を持しての戦後篇。上は占領期から55年体制の成立まで、主に50年代前半まで。下は55年体制成立以降、主に50年代後半から昭和の終わりまでを扱う。
581
学芸文庫
罪・死・救済を巡る人間ドラマを圧倒的なスケールで描いたバッハの傑作“マタイ受難曲”。本人の手書き譜や神学書など膨大な資料を渉猟し、テキストと音楽の両面から秘められたメッセージを読み解く記念碑的名著。
582
学芸文庫
すべてがシミュレーションと化した現代システムの像を鮮やかに提示した上で〈死の象徴交換〉によるその内部からの〈反乱〉を説く、仏ポストモダン思想家の代表作。【解説】今村仁司
583
学芸文庫
独創的アイデアは、自分からは出てこないと諦めていませんか。忘却の効用、雑談のすすめ、メモをとる是非、本の読み方…。すぐ実践できるトレーニング方法を紹介。あなたに最適な知的創造のヒントがここに。
584
プリマー新書
科学の時代に神を信じることは出来るのか?この世に悪があることを宗教はどう説明するのか?宗教は人を善良にしたり世界を平和にするのか?素朴な疑問を通し宗教と人間のリアルに迫る。
585
学芸文庫
旅順の堅塁を白襷隊が肉弾突撃した時、特攻兵が爆薬もろとも敵艦に突入した時、日本陸軍は何をしたか。兵器写真を多数完備した、元陸軍将校による渾身の興亡全史。【解説】一ノ瀬俊也
586
ちくま文庫
「パンツをはかない男の像はにが手」「人魚のおしりは人間か魚かわからない。」“裸の大将”の目に写ったヨーロッパとは。美しい細密画と訥々とした文章で綴る、ほのぼの紀行。【解説】赤瀬川原平
587
ちくま文庫
自動車解体業「ぽんこつ屋」の青年と御嬢さん女子大生が出会った。生活環境も考え方も違う二人がいつしか心惹かれて…。恋の行方は? 世相や風俗を背景に夢と希望を追い求める昭和の極上ラブストーリー。【解説】阿川佐和子
588
学芸文庫
「病で死ぬとしてもその時までしたいことをし、楽をするのがよい」。安楽死・尊厳死を「良い死」とする思考を批判的に検討し、「良い死」を追わず「唯の生」でよいでないかと呼びかける書。【解説】大谷いづみ
589
単行本
マルクス再評価の気運の中で、今日、不当に忘れられ、断罪されてきた不世出の革命家エンゲルス。彼は何を考え、何をなし得たのか。その思想と人間に迫る決定版評伝。
590
ちくま文庫
昭和の映画・舞台・テレビで活躍したスター、名優たち。その華やかな姿の裏に隠された戦争体験とは? 中国大陸での戦闘、特攻隊、慰問団、疎開、引揚げ、シベリア抑留…書き残された資料から読み解いてゆく。
591
学芸文庫
機械でなく人間中心のデザインへ。数値のグラフ化やアラビア数字、陳列棚等を例に認知とデザインの関係を説く。
592
ちくま文庫
誇り高く自由気ままで人間を翻弄する猫。「神様の使者」「予知能力」「ネズミを追いかけるようになったわけ」「魔女との関係」など世界各国の神話・伝説・昔話から民間伝承までを広く集成。
593
学芸文庫
わかりやすい伝承は何を忘却するか。屈辱や憤り、自責、虚しさ、喪失、死への誘惑…。戦後における戦争体験の一般化を忌避し、矛盾に満ちた自らの体験の「語りがたさ」を直視する。【解説】福間良明
594
ちくま文庫
「ボルネオで世界最大のドングリを拾う」夢を叶えた僕に生徒の質問が待っていた。食べられるの?帽子みたいなやつは何?虫が出てくるのはなぜ?生物教師が考えたドングリの謎。【解説】チチ松村
595
学芸文庫
国土の八割が山という国柄から、日本には世界にも稀な山岳宗教がおこり、仏教や民間信仰と結合して修験道が生まれた。宗教民俗学の泰斗が霊山の開祖、山伏の修行等を通して、日本人の宗教の原点を追う。【解説】鈴木正崇
596
学芸文庫
現場でのリスクを伴う試行錯誤を許す「実験的領域」はいかに成立するか―。救命病棟、原子力発電所、学校等、失敗が許されない組織での学習を解く理論的枠組みを示す。【解説】熊谷晋一郎
597
ちくま文庫
かつて木挽町という町があって、そこに曾祖父が営む鮨屋があった。一代で消えた幻の店を探すうち、過去と現在がゆらゆらとひとつになってゆく。日々の暮らしによぎる記憶と希望を綴ったエッセイ集。【解説】坪内祐三
598
ちくま新書
「お金を盗られた」と言うのはなぜ?突然怒りはじめるのはどうして?認知症の人の心の中をマンガで解説。もう必要以上に怖がらない、悩まない、苦しまない。読めば心がラクになる、現代人の必読書。
599
ちくま文庫
戦況の悪化にともない、偽りの情報を流すことによって人々を欺いた大本営発表。それは軍事主導体制内部でも深刻な対立・錯誤を招き、さらに犠牲を生じさせた。歴史の教訓に学ぶための1冊。【解説】望月衣塑子
600
ちくま文庫
戦後のどさくさに慌てふためくお人好し犬丸順吉。戦犯を恐れた社長の密命で四国へ身を隠すとそこは想像もつかない楽園だった! しかし… 笑いと恋のドタバタ生活の結末は。昭和を代表するユーモア小説。【解説】平松洋子