全国のごく少数の幸福な読者のみなさん、
ついに書いてしまいました。
教養とは何か。なぜ大切か。教養への道をどう歩めばいいのか。
おまけにお勉強の実践スキルまで。
すべて詰まった「知の教典」誕生です。
……にもかかわらず学問は、
人類が生得的な愚かさを克服してさらに幸せになるために不可欠で、かなり強力な、
もしかして唯一の装置なんだ。
われわれがキミたちに手渡すことのできる学問は、理想的というには程遠いものだけど、
それでも貴重なものだ。
だからわれわれは、キミたちを学問という理想郷に誘い出そうとしているのではない。(中略)
キミたちに学問と人類の未来を託そうとしているのである。(中略)
世の中をよくするという仕事は、教養への道を歩み続ける人々にしかできない。
キミたちの健闘を祈る。
人類が生得的な愚かさを克服してさらに幸せになるために不可欠で、かなり強力な、
もしかして唯一の装置なんだ。
われわれがキミたちに手渡すことのできる学問は、理想的というには程遠いものだけど、
それでも貴重なものだ。
だからわれわれは、キミたちを学問という理想郷に誘い出そうとしているのではない。(中略)
キミたちに学問と人類の未来を託そうとしているのである。(中略)
世の中をよくするという仕事は、教養への道を歩み続ける人々にしかできない。
キミたちの健闘を祈る。
-
- Web
- 2021.3.30
- フライヤーよりレビュー記事が配信されました。
-
- Web
- 2020.12.14
- 「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」リベラルアーツ部門にノミネートしました。
-
- Web
- 2020.6.1
- NIKKEI STYLE「ひらめきブックレビュー」に書評が掲載されました。
-
- 新聞
- 2020.5.23
- 朝日新聞に須藤靖さんによる書評が掲載されました。
-
- 新聞
- 2020.4.25
- 毎日新聞に松原隆一郎さんによる書評が掲載されました。
-
- Web
- 2020.3.25
- フライヤーより要約が配信されました。
-
- 新聞
- 2018.7.27
- 「日経新聞「春秋」にて初出連載「とびだせ教養」が紹介されました。
-
- 新聞
- 2017.5.24
- 朝日新聞「折々のことば」にて初出連載「とびだせ教養」が紹介されました。
教養への道は、落とし穴がいっぱい。
果てしなく続くこのアブナイ道を、どう歩き始めればいいのか?
そのための「予備知識」や「心構え」から、
キミの旅路を助ける「装置」の数々、
おまけに「お勉強の実践スキル」まで――。
教養をめざし、身につけるのに役立つすべてを、
手取り足取り伝授します。
果てしなく続くこのアブナイ道を、どう歩き始めればいいのか?
そのための「予備知識」や「心構え」から、
キミの旅路を助ける「装置」の数々、
おまけに「お勉強の実践スキル」まで――。
教養をめざし、身につけるのに役立つすべてを、
手取り足取り伝授します。
- 序
- 私はいかにして心配するのをやめ、教養について書くことになったか
- 第1章
- キミが大学で学ぶことの人類にとっての意味
- 第2章
- たかが知識、されど知識
- 第3章
- 知識のイヤミったらしさとどうつきあうかについて、
そして「豊かな知識」に何の意味があるのかについて
- 第4章
- 教養イコール「知識プラスアルファ」の
アルファって何じゃ、と考えてみる
- 第5章
- 「読書の意義は何だろう」
ということを教養の観点から考え直してみる
- 第6章
- われわれは何に向かってわれわれを教養するのか
- 第7章
- 教養とは何かの定義を完成させるぜ!
- 第8章
- 教養への道は果てしなく遠い。
だのになぜ歯をくいしばりキミは行くのか
- 第9章
- 教養への道は穴ぼこだらけ
- 第10章
- 科学が発展したら、人間はかなりアホだ
ということがわかってしまったという皮肉
- 第11章
- ベーコンの後継者は誰か。彼らからわれわれが学ぶべきことは何か
- 第12章
- どうやって、居心地のいい洞窟から抜け出すか
- 第13章
- 批判的思考って流行ってるよね。
でも、何のためにそれが必要なんだろう
- 第14章
- 最後のイドラは「学問」だって。だったらどうすりゃいい?
- 第15章
- 大学に入っても、大人になっても語彙を増やすべし
- 第16章
- 歴史的センスの磨き方
- 第17章
- 種族のイドラと洞窟のイドラに抵抗するための具体策
- 第18章
- 市場のイドラを再考する――インターネットとの部分的つきあい方
- 第19章
- 劇場のイドラに抗うための「リサーチ・リテラシー」
- 第20章
- 論理的思考は大切だと言うけれど、
論理的思考って何かを誰も教えてくれない……
- 第21章
- ライティングの秘訣
- 第22章
- ツッコミの作法
- 第23章
- 大学は天国じゃないんだ。かといって地獄でもない
- 第24章
- 無駄な勉強をしたくないひと、
何かの手段として学ぶひとはうまく学べない
- 注
- あとがき