文学の世界を深める準教科書
2年生で必須の文学的文章を
扱いたい先生に
安藤 宏/紅野謙介 監修
A5判/256ページ/本体900円+税/ISBN978-4-480-91740-9
別売指導資料も完備 学校専売品
指導用資料(冊子)/評価問題・本文データ(CD-ROM)
A5判/792ページ/本体9000円+税
監修者のことば
虚構に慣れていない人は、いとも簡単に虚構にたぶらかされます。新しい言葉は世界を新鮮に見せる一方、虚構の幻想をもたらすのです。それでみんなが幸福になれればいいのですが、結局、ふりまわされるだけふりまわされて、切り捨てられたものも時間も戻ってこない。残酷ですが、歴史はそうしたことをくりかえしています。
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目次
- 【はじめに】
ニワシドリの庭
加藤幸子
- 【小説一】
山月記
中島 敦
ベル・エポック
絲山秋子
奉教人の死
芥川龍之介
- 【評論・随想一】
知識の扉
港 千尋
鈴虫の間、ぼくの六畳間
アーサー・ビナード
ささやかな時計の死
村上春樹
- 【小説二】
神様
川上弘美
こころ
夏目漱石
- 【詩歌】
永訣の朝
宮澤賢治
旅情
石垣りん
死にたまふ母
斎藤茂吉
俳句
- 【小説三】
舞姫
森 鷗外
水仙
太宰 治
- 【評論・随想二】
陰翳礼讃
谷崎潤一郎
無常ということ
小林秀雄
小説とは何か
三島由紀夫
- 【小説四】
砂の本
ホルヘ・ルイス・ボルヘス/篠田一士 訳
押し絵と旅する男
江戸川乱歩
胡桃割り ある少年に
永井龍男
- 【随想・評論】
漫罵
北村透谷
エクソフォニー
多和田葉子
文学のふるさと
坂口安吾
- 【小説五】
オデュッセイア
恩田 陸
砲撃のあとで
三木 卓
藤野先生
魯迅/竹内 好 訳
内容見本
文学の世界を広げる準教科書
1年生で生徒にもっと文学的文章を
触れさせたい先生方に
安藤 宏/紅野謙介 監修
A5判/128ページ/本体560円+税/978-4-480-91091-2
別売指導資料も完備 学校専売品
指導用資料(冊子)/評価問題・本文データ(CD-ROM)
A5判/368ページ/本体7000円+税/ISBN978-4-480-90587-0
監修者のことば
2022年度から実施の高等学校「国語」の新学習指導要領で、高校1年生用の必履修科目である「国語総合」があらたに「現代の国語」と「言語文化」の2つに分かれることになりました。このうち「現代の国語」は評論や実用文を扱い、「言語文化」は古典および小説などの文学教材を扱うことになっています。つまり「言語文化」で古典と現代小説の両方を扱わなければならなくなったために、現代小説の頁数が従来の「国語総合」に比べ、著しく減ってしまうことになったわけです。
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目次
- 【小説一】
愛されすぎた白鳥
小川洋子
清兵衛と瓢簞
志賀直哉
- 【随想一】
水の東西
山崎正和
恋の歌を読む
俵 万智
- 【小説二】
指
鷺沢 萠
檸檬
梶井基次郎
- 【小説三】
水かまきり
川上弘美
掟の門
フランツ・カフカ/池内 紀 訳
- 【随想二】
ある時間、待ってみてください
大江健三郎
えぞ松の更新
幸田 文
- 【小説四】
バブーシュカ
吉本ばなな
棒
安部公房
- 【小説五】