賢治研究に金字塔をうち立てた『校本宮澤賢治全集』の特色をひき継ぎながら、その後の新発見資料・研究成果を踏まえ、全面的な本文決定・校訂作業のやり直しを行った、研究の新たな基盤となる全集。
別巻は、研究者待望の画期的な索引。
別巻は、研究者待望の画期的な索引。
〈最終回〉別巻 補遺・索引 定価:本体12,600円+税
全19冊セット 定価:本体158,062円+税*分売可
菊判・ソフトカバー装・貼函入・二分冊 装幀=間村俊一
編纂校訂:宮澤清六 天沢退二郎 入沢康夫 奥田弘 栗原敦 杉浦静
編纂校訂:宮澤清六 天沢退二郎 入沢康夫 奥田弘 栗原敦 杉浦静
- たえざる変化・解体・転生を特徴とする賢治作品の、多くの初期形や先駆形を「本文」として掲出し、推敲異文のすべてを「校異」に記録。
- 原文尊重原則を徹底。やむを得ず校訂した場合は、その箇所を〔 〕で括って一目瞭然となるようにし、巻末の校訂一覧を併せ参照すれば、容易に原文を復元できるようにした。
- 「校本全集」刊行後に発見された新資料(童話の原稿2枚、書簡など)をすべて追補。ノート類の写真を大幅増補。
- 「校本全集」では最終巻にひとまとめにされていた補遺・補説を、それぞれ該当する巻に編入。
- 人名・題名、その他重要語句を網羅した索引を別巻とする。
- 函入り・ソフトカバー装、「本文篇」と「校異篇」を分冊するという斬新な造本体裁で読者の使いやすさを追求した。