『ちくま日本文学』は、『ちくま日本文学全集』(一九九一〜九三年)を、いまの時代にあわせたセレクション、新しい装本で刊行するものです。安野光雅、池内紀、井上ひさし、鶴見俊輔、森毅の五氏を編集協力者に迎えた『ちくま日本文学全集』は、文学アンソロジーの一つの到達点として高い評価をいただきました。一人一巻、各作家の最適な入門書となる編集、バラエティに富んだ解説などが話題を呼び、累計二百五十五万部を超えました。
最近、名作を読み直したいという機運が高まり、読者から、復刊への要望がたくさん寄せられました。そこで、このたびコンパクトな文庫判、手に取りやすい価格で新装刊することにいたしました。
*明治から現代まで、日本文学を代表する作家三十人。
一人一巻のベストセレクション。
*装幀・装画は安野光雅さん。
手軽に持ち運べ、どこでも読書できる文庫サイズ。
*本文は新字新かな、目にやさしい文字でゆったり組み、
ルビも充実。該当ページで参照できる小口注が便利。
*多彩な筆者による解説とコンパクトな年譜が、
各作家への最適のガイドに。
*はじめて名作に触れる方から、もう一度読み直したい方まで、
すべての世代の読者に贈る、日本文学コレクションの決定版。
造本:文庫サイズ 頁数:各巻480ページ |