文学の世界を深める準教科書
2年生で必須の文学的文章を扱いたい先生方に
文学講読〈上級編〉
安藤宏/紅野謙介 監修
978-4-480-91740-9 本体900円+税
これまで「定番教材」として支持されてきた珠玉の教材群から、小説13本、随想10本、韻文4本を厳選しました。2年生で必須の文学的文章を扱いたい先生方におすすめです。脚注、脚問、手引き付きで、教科書と同様に使えます。
別売指導資料完備 学校専売品
指導用資料(冊子)/評価問題・本文データ(CD-ROM)付
A5判 978-4-480-91744-7 本体9000円+税
虚構に慣れていない人は、いとも簡単に虚構にたぶらかされます。新しい言葉は世界を新鮮に見せる一方、虚構の幻想をもたらすのです。それでみんなが幸福になれればいいのですが、結局、ふりまわされるだけふりまわされて、切り捨てられたものも時間も戻ってこない。残酷ですが、歴史はそうしたことをくりかえしています。
目 次
はじめに |
| ニワシドリの庭 | 加藤 幸子 |
小説一 |
| 山月記 | 中島 敦 |
| ベル・エポック | 絲山 秋子 |
| 奉教人の死 | 芥川 龍之介 |
評論・随想一 |
| 知識の扉 | 港 千尋 |
| 鈴虫の間、ぼくの六畳間 | アーサー・ビナード |
| ささやかな時計の死 | 村上 春樹 |
小説二 |
| 神様 | 川上 弘美 |
| こころ | 夏目 漱石 |
詩歌 |
| 永訣の朝 | 宮澤 賢治 |
| 旅情 | 石垣 りん |
| 死にたまふ母 | 斎藤 茂吉 |
| 俳句 | |
小説三 |
| 舞姫 | 森 鷗外 |
| 水仙 | 太宰 治 |
評論・随想二 |
| 陰翳礼讃 | 谷崎 潤一郎 |
| 無常ということ | 小林 秀雄 |
| 小説とは何か | 三島 由紀夫 |
小説四 |
| 砂の本 | ホルヘ・ルイス・ボルヘス/篠田 一士 訳 |
| 押し絵と旅する男 | 江戸川 乱歩 |
| 胡桃割り ある少年に | 永井 龍男 |
評論・随想三 |
| 漫罵 | 北村 透谷 |
| エクソフォニー | 多和田 葉子 |
| 文学のふるさと | 坂口 安吾 |
小説五 |
| オデュッセイア | 恩田 陸 |
| 砲撃のあとで | 三木 卓 |
| 藤野先生 | 魯迅/竹内 好 訳 |
内容見本
教科書と同じ体裁で使いやすい。脚問、学習の手引きつき。
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