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論点で学ぶ 小論文キーワード
120語&ワーク&実戦演習
斎藤哲也 編著
B6判 978-4-480-91114-8 本体1100円+税
時事用語集とは一線を画す、大学の出題者が求める論点に沿ったキーワード解説⇒ワーク⇒入試演習で「書ける」ようになる。一般・推薦型・総合型選抜に対応。
頻出テーマ×頻出キーワード
  • 「新しい人間観」「情報社会」「環境」「日本社会」「社会科学」「医療・看護」「教育」「国際・共生」という頻出テーマに結びつけて、120の重要語を解説。
  • 時事用語解説集とは一線を画した、大学の出題者が求める論点に沿った解説。
  • 各章に、《ブックガイド》を掲載。
  • 入試の最新動向をキャッチアップ。
ワーク&実戦演習
  • “いきなり論文を書く”のはハードルが高い。要約、具体例を挙げるなどの、キーワード解説と結び付けた《ワーク》で、書くための基礎体力を積み上げる。
  • 各章末で、本格的な入試演習に取り組む。
編著者のことば
この本は、入試小論文を書く上で知っておきたい論点やテーマを学びながら、「小論文を書く力」を身につけることを目的としています。
小論文で求められている力は、決して特別なものではありません。それは、「書き方のスキル」と「書く内容の蓄積」の二点に集約されます。
学習にあたって
学習にあたって(PDF)
  • 本書の特徴
  • 効果的な活用法
目 次
掲載されているキーワード120語
第1章 新しい人間観
関係主義的人間観/ケアの倫理/アクターネットワーク理論/アフォーダンス/二重過程理論/バイアス/共感/利他主義/感情(情動)
第2章 情報社会
人工知能(AI)/生成AI/AI倫理/ロボット倫理/ELSI/フェイクニュース/ポスト・トゥルース(ポスト真実)/エコーチェンバー/フィルターバブル/プラットフォーム資本主義/監視資本主義/注意経済(アテンション・エコノミー)/アルゴリズム/ヒューマン・イン・ザ・ループ/メディアリテラシー/ネガティブリテラシー/個人情報/プライバシー権
第3章 環境
持続可能な開発(SDGs)/コモンズ(共有地)の悲劇/地球温暖化/気候変動(問題)/気候正義/カーボンニュートラル/カーボンプライシング/循環型社会/海洋プラスチック汚染/再生可能エネルギー/原子力発電/生物多様性/ネイチャーポジティブ/グリーンウォッシュ/人新世
第4章 日本社会
人口減少/少子化/労働者不足/社会保障制度/地域社会の衰退/関係人口/格差社会/自己責任論/相対的貧困率/子どもの貧困/日本的経営/メンバーシップ型雇用/ジョブ型雇用/男女共同参画/男女間の賃金格差/安心社会/信頼社会/外国人労働者
第5章 社会科学
自由/平等/民主主義(デモクラシー)/ポピュリズム/リベラル/保守/公共性/正義/功利主義/裁判員制度/死刑制度/統計/相関関係/因果関係/インセンティブ
第6章 教育
いじめ問題/不登校/教育の情報化/教育現場での生成AI活用/インクルーシブ教育/合理的配慮/教育格差/ハイパーメリトクラシー/部活動の地域移行/教員の働き方改革/1年単位の変形労働時間制/キャリア教育/リスキリング/アンラーン
第7章 医療・看護
患者の自己決定権/インフォームド・コンセント/当事者主権/医療倫理/看護倫理/終末期医療(ターミナルケア)/リビングウィル/アドバンス・ケア・プランニング/安楽死/尊厳死/SOL/QOL/ケア/ヤングケアラー/生殖医療/出生前診断/着床前診断
第8章 国際・共生
グローバリゼーション(グローバル化)/エレファントカーブ/多文化共生/間文化主義(インター・カルチュラリズム)/アイデンティティ政治(アイデンティティ・ポリティクス)/多元的アイデンティティ/世界システム論/グローバルサウス/移民問題/難民問題/食料危機/日本の食料安全保障/観光立国/マイクロ・ツーリズム
ワーク43題
第1章 新しい人間観
なし
第2章 情報社会  
人間とAIとの違い――川添愛『ヒトの言葉 機械の言葉』
「ロボット工学の3原則」の問題点――岡本裕一朗『人工知能に哲学を教えたら』
フェイクニュースが信用されてしまう理由――福田充『リスクコミュニケーション』
注意の分散がもたらす悪影響――谷川嘉浩『スマホ時代の哲学』
アルゴリズムが偏見を含む可能性――江間有沙『AI社会の歩き方』
メタ自己の限界とAIへの委任――成原慧「個人の自律とAIの自律」
第3章 環境 
共有地の悲劇の解決策――岩井克人『資本主義の中で生きるということ』
温暖化対策の負担の分担――高村ゆかり「地球温暖化問題をどう見るか」
グリーンカーボンとブルーカーボン
何のためのバイオマスプラスチック?――保坂直紀『海洋プラスチック』
日本における再生可能エネルギーへの転換の現状と課題
生物多様性保全の原理――五箇公一「人類が生き延びるための生物多様性」
第4章 日本社会 
少子化の原因と対策
社会保障が内包する矛盾――小塩隆士『18歳からの社会保障読本』
地域社会とロボットとの共生――「朝日新聞デジタル」2021年6月10日
社会の価値観と格差――小熊英二『日本社会のしくみ』
日本の貧困問題の現状
ジョブ型採用とメンバーシップ型採用――濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何か』
男女間の賃金格差とその理由
第5章 社会科学 
近代に内在する欠陥――小坂井敏晶『神の亡霊』
ポピュリズムの宗教性――森本あんり『異端の時代』
公共性のバランスをいかにとるか――津田正太郎『ネットはなぜいつも揉めているのか』
「正義」と「善」との区別――朱喜哲『〈公正〉を乗りこなす』
能動的人民としての裁判員――三谷太一郎『増補 政治制度としての陪審制』
相関関係と因果関係の混同――伊藤公一朗『データ分析の力』
第6章 教育  
いじめの環境要因――荻上チキ『いじめを生む教室』
生成AIの活用例と不適切な活用例
「インクルーシブの理念」と「学校現場の困難」の間の矛盾――赤木和重「インクルーシブ教育」
教育格差の要因を読み解く
部活動の存在意義――内田良『ブラック部活動』
キャリア教育に必要な「抵抗」の力――児美川孝一郎『キャリア教育がわかる』
第7章 医療・看護 
「自己決定権」と「善行の原則」との衝突――江口聡「インフォームド・コンセント――概念の説明」
患者をトータルにみる――榊原哲也『医療ケアを問いなおす』
人生の最終段階における医療に関する意識調査
安楽死は自己決定権か――村上陽一郎『死ねない時代の哲学』
ヤングケアラーの置かれている不利な状況――澁谷智子『ヤングケアラー』
第8章 国際・共生
「Anywhere」な人びとと「Somewhere」な人びと――宇野常寛『庭の話』
多文化主義は排外主義を強めるのか――田中拓道『リベラルとは何か』
寛容な社会がもつ二種類の極限――大澤真幸『西洋近代の罪』
資本主義と自然との共‐生産――山下範久「資本主義にとっての有限性と所有の問題」
日本の難民政策の課題――橋本直子『なぜ難民を受け入れるのか』
食料自給率の変化とその要因
観光には多様な価値がある――福井一喜「無理をしない、観光のかたち 尊重すべきは小さな声」
入試実戦演習8題
久保明教『機械カニバリズム』(神戸大学・2025年度)
東畑開人「AI に心の相談 弱さが生む人間の役割」(富山大学・2024年度)
「地球沸騰化」(早稲田大学・2025年度)
広井良典『人口減少社会のデザイン』(奈良県立大学・2023年度)
宇野重規『民主主義とは何か』(東京大学・2024年度)
中村高康『暴走する能力主義』(大阪大学・2025年度)
伊藤亜紗『手の倫理』(京都大学・2025年度)
佐々木祐「「移動という日常」から見えること」(埼玉大学・2025年度)
内容見本
p. 20–21

① イントロダクションによる分野理解
まずは、その章で取り上げる分野について、中心的な論点やテーマのほか、関連する学部・学科、入試の傾向、小論文を書くうえでの活用の仕方などを解説。分野と小論文との関連を示すことで、これから学ぶキーワードの位置づけや重要性を理解しやすくしています。

p. 22–23

② キーワードの理解
本書のメインパート。「生成AI」「少子化」のように事や現象を扱う場合もあれば、「関係主義的人間観」「二重過程理論」のように、物の見方や考え方、理論を扱っている場合もあります。

p. 46–47

③ ワーク
キーワード解説の後に、該当キーワードが用いられている課題文や資料と、取り組みやすいワークを設けました。まずは出題者の意図を正しく読み、問いに対してきちんと「打ち返す」ことを目的としています。入試の過去問も多数収録しました。

p68-69
p70-71
p72-73
p74-75

④実戦演習
各章の末尾には、その章の内容と関連の深い本格的な小論文問題を設けました。全問、実際に入試で出題された過去問です。詳細な「解説」や「設問理解」「着想のポイント」「構想メモ例」「解答例」を掲載しています。

p. 40

⑤ブックガイド
各章の内容をさらに深く学びたい人に向けて、関連書籍を紹介しています。

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