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前身となるちくま1000「本」ノックを引き継いで
2022年1月より始まった
筑摩書房の本を新旧問わず打ち放ってゆくツイート企画です。
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未知の本との出会い、積読本の掘り起こしや
愛読書再読のきっかけとなりますように。
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0887「本」目までのバックナンバーはコチラ
0301-0400
301
ちくま新書
かつて町にあったもの。気がつくとなくなっていて無くなったことさえ忘れてしまうもの。変貌に慣れっこになってしまったあたしたちが心に留めておきたい風景。なつかしいものたち。その一つ一つを、写真と文で綴る。
302
ちくま文庫
高校国語教科書に掲載された詩と詩論のアンソロジー。表題作のほか「初恋」島崎藤村/「レモン哀歌」高村光太郎/「永訣の朝」宮澤賢治など多数収録。語注と図版、読みを深める詩論付。
303
プリマー新書
私は理解されるまでに1000年のときを待つ―。江戸の鬼才が遺したこの言葉が秘める謎に最新研究と迫力のカラー図版で迫る妖しくも美しい美術案内。若冲研究の第一人者が初めて明かす知られざる若冲像。
304
単行本
私たちの感性・発想法・価値観の原型と出会う楽しさ。「万葉集」から「怪談牡丹灯篭」まで――名作・異色作百余篇のエッセンスを精選。正確な語注、作者・作品解説、懇切な鑑賞の手引、別冊・現代語訳を付す。
305
学芸文庫
高名な精神科医であると同時に優れたエッセイストとしても知られる著者が、自らの研究とその周辺について周到な考察を展開した多彩で豊かな広がりを示す17編。精神医学の目指す健康とは。【解説】斎藤環
306
ちくま文庫
日本の「現代マンガ」の流れを新たに発見せよ!マンガ表現の独自性を探り、「本物」を選りすぐり、時代を映すマンガの魂に迫る。決定的傑作、知られざる秀作から日本の社会と文化の深層が浮かびあがる。
307
学芸文庫
より幅広い問題に取り組んでいた、初期の未邦訳論考集。思想家ドゥルーズの「企画の種子」群をあらためて紹介し、彼の思想の全体像をいま一度描きなおす。
308
学芸文庫
人工物に囲まれた現代人は脳の中に住む。脳とは檻なのか。情報器官としての脳を解剖し、ヒトとは何かを問う。発表されるや各界に波紋を投げ、一連の脳ブームの端緒を拓いたスリリングな論考。【解説】澤口俊之
309
ちくま文庫
完全に自分で建てたような船の上の家から、低予算で手作り感覚で作られた家まで。貝殻製公園、アウトサイダーアート的な「秘密の家」なども。カラー満載。【解説】渡邊大志
310
学芸文庫
一人の哲学者の著作が人々の思考様式と生活を根底から変えた─。「アリストテレス革命」の衝撃に迫る傑作精神史。【解説】山本芳久
311
ちくま文庫
現代美術家が切り取る日常の雑感と創作への思い。絵画や音楽、展覧会、スクラップブックや夢日記、趣味、家族、友人、過去、未来、そして現実と妄想…浮かぶトリトメなきテーマの裏にあぶり出る「わからない雑景」。
312
ちくま新書
ヨーロッパはいかに二陣営に分断され、ベルリンの壁はどう築かれたか。ベルリンの壁崩壊からなぜ一挙に統合へと向かったのか。世界が再び地域主義の様相を呈している今こそ参照すべき現代ヨーロッパ国際政治史入門。
313
ちくま文庫
鍛冶は火を自在に操り、鉄を打ち鍛え、用途にあわせ造形調整する。包丁、鉈、刀…超絶技能から生み出された鉄の道具は人の様々な営みを可能にしてきた。名工を訪れ鍛冶文化の深奥と職人の執念を描く体験ルポ。
314
単行本
疎遠になった友だちへ。「せつない」「やめてくれ」「記憶のフタが爆発」「もはや文学」…。読後に訪れる胸を抉る感覚。伝説コーナー書籍化。
315
ちくま文庫
アメリカの父と日本の母の間に生まれ、生涯「混血児」を救い続けた文学者の青く切ない自伝小説。僕は「日本人」じゃない?葛藤とともに成長する少年。魂に問う名著復刊。【解説】平野レミ、下地ローレンス吉孝
316
プリマー新書
ある/ないとはどういうことか? 心とは何か? 人は死んだらどこに行くのか? 好奇心に駆られ、人間は無数の学問を創造してきた。永遠の問いを解くための最強の技術、哲学的思考法への誘い。
317
単行本
時代の趨勢を見極め先を見通す知性をいかに獲得するか。英EU離脱、リーマン・ショック、ソ連崩壊…数々予測を的中させた論客が自身の思考の極意を世界で初めて語り明かす日本語オリジナル。
318
ちくま文庫
アポロンの姿をとどめる瑪瑙、選ばれた者だけが掘り出せる秘密の水晶…私達は皆、掌に収まる石に耳を寄せ、石が湛える悠久の時間の声を聞こうとする。七色に輝く38編。【カバー画】ヒグチユウコ
319
学芸文庫
なぜ不況は起こり、また回復するのか。複雑かつ自己組織化している経済に、複雑系の概念を応用すると何が見えるのか。新地平を開く意欲作。
320
ちくま新書
一神教が生まれた時、世界は激変した。「聖戦」「不寛容」「平等」「福祉」「契約」などの題材にふれながら三宗教の連環を解き一神教の光と闇にせまる比較宗教学の入門書。
321
ちくま文庫
プロ棋士、作家、観戦記者、ウェブ上の書き手まで、将棋をより広く、深く、鮮やかに楽しむ可能性を開くための名編厳選収録。勝敗を争う中に人の個性と歴史が浮かびあがる。文庫オリジナルアンソロジー。
322
単行本
横浜は戸塚区の原宿の家で睦家の四姉妹、貞子・夏子・陽子・恵美里はそれぞれの人生模様を生きていく―。いつだって咲き続ける花のように。時は流れ人は変われど女たちの絆は変わらない。平成の日本を浮き彫りにする傑作ホームドラマ。
323
筑摩選書
多数派なのに思い悩み医学的に不要な手術を選ぶ男たち。仮性包茎を恥じる感覚はどう形成されたか。江戸後期から現代まで医学書、性の指南書、週刊誌など膨大な文献を解読し深層を浮かび上がらせた快作。
324
ちくま文庫
途上国の子供が生きる現実は厳しい。貧困と飢餓、教育の不足、児童婚、労働、戦争─。覚悟をもって、知らねばならない。世界中を歩き続けた著者と共に、国際協力の「現場」を学ぶ。
325
ちくま新書
民主主義、民主的な政治とは何か。現代社会の基本的な価値理念を共有している社会においても、意見の対立や争点が生まれてくるのはなぜなのか。この難問について、対話形式を用いて考える試み。
326
単行本
いま、夫婦が危ない!「3組に1組は離婚する」?「5年以内の離婚率は30%超」?? 年の差婚、バーチャル婚、仮面夫婦からやんごとなきご夫婦まで、実在・フィクション問わずさまざまな夫婦のかたちをメッタ斬る。
327
プリマー新書
今やデジタルゲームにかかせない「人工知能」。どうすれば楽しいゲームになるか。その制作方法を通して、人工知能とは何か、知性や動物らしさとはなにかを考える。
328
ちくま文庫
本番に限って失敗してしまう。それはメンタル、つまり心の問題が大きい。多くのアスリートのメンタルコーチを務めた著者が経験を基に強い心の作り方を解説。【解説】天外伺朗
329
ちくま文庫
彼は敗戦と共に切腹して死んだはず…。敗戦の失意で切腹したはずの恋人が思いもよらない姿で眼の前に。一本の白檀の扇が運命を変える。敗戦後の復興著しい東京を舞台に、戦争に翻弄される男女の運命を描く。【解説】千野帽子
330
ちくま文庫
味覚についての随筆から辛辣なグルメ批評まで、食の原点がここにある。文章の手だれ32名による庖丁捌きも鮮やかな自慢の一品をご賞味あれ。【解説】林望
331
ちくま新書
人種・国籍を超えた人類への貢献というノーベルの理想、しかし現実は。受賞工作や政治利用なども見え隠れする舞台裏。多くの関係者の証言を聞き無数の資料をめくった記者たちの取材集大成。
332
ちくま文庫
隣人とその愛人、愛人と本妻、親子もどき…登場人物らが織りなす濃密で奇妙で少し厄介な人間関係。人の温もりと昭和の息づかい、迷いながら人間らしく生きる人々がここに。【解説】平松洋子
333
学芸文庫
素材の選択、色のニュアンス、仕立ての技術―衣服における瑣末な差異はその人間が何者なのかをあらわす。体系的モードの歴史社会学。
334
単行本
たくさん単語を暗記してもことば力は育たない。ことばの意味を自分で考えて覚えれば、ことば力、思考力、学力もアップ。その仕組みと方法とは? 発達心理学者が伝える「自分でワクワク学べる子」を育てる極意。
335
学芸文庫
地球物理学(地震学)の泰斗が「物のかぞえかた」「勝負の確率」「幾何学の道具」「振子十話」など身近な事柄から現象の本質を考察した知的好奇心を刺激する数理エッセイ。後半に「微分方程式雑記帳」を収録。
336
学芸文庫
誰も注目しなかったカリブ海域史研究に取り組み産業革命は勤勉と禁欲と合理主義などではなく黒人奴隷の血と汗がもたらしたことを告発。歴史学の常識を覆した金字塔的名著。【解説】川北稔
337
ちくま新書
「差別はいけない」というのは当たり前の感覚である。しかし、なぜ「いけない」のかを言葉にする時、そこには独特の難しさがある。その理由を探るため差別されてきた人々の声を拾い上げ、人間の尊厳に迫る。
338
学芸文庫
われわれにとって「自由」とは何であるのか。政治にはまだ何らかの意味があるのだろうか。政治思想の起源から到達点までを描き政治的経験の意味に根底から迫った渾身の書。
339
学芸文庫
知の巨人が、丸山真男、湯川秀樹、サルトルをはじめとする各界の第一人者とともに戦後日本の思想と文化を縦横に語り合う。戦後の思想状況を活き活きと伝える知のドキュメント。【解説】鷲巣力
340
単行本
音楽を「人間の手」から解放するために─。二十世紀を代表するギリシア系作曲家クセナキスの理論的主著。『音楽と建築』の考察を含みつつ、数学を使った作曲の可能性を徹底的に追究する。
341
ちくま文庫
DVや虐待は密室で起きる。加害者は特殊な人達ではなく多くは職場や社会では適応しており「いい人」と評価されている。「普通の人」がなぜ?加害者と正面から向き合った初めての本。
342
ちくま文庫
ジョン・レノンが絵とローマ字で日本語を学んだスケッチブック。「おかげさまで」「おだいじに」「毎日生まれかわります」などジョンの感性が捉えた日本語とイラストの新鮮さ。
343
ちくま文庫
文学から食、ヴェトナム戦争まで。恐るべき博覧強記と行動力。「生きて、書いて、ぶつかった」膨大な文学的営為を凝縮したエッセイ集。その魅力が水面に反映する真夏の太陽の光のように輝いてみえるだろう。
344
学芸文庫
日本における〈権利〉の思想は、西洋の〈ライト〉の思想とどう異なり、何が通底するか。この問いを考察の糸口として、我々が「権利」と呼ぶ思考装置の問題点と限界を明かし、その核心に迫る。【解説】永井均
345
ちくま文庫
200kmの山塊を独り縦断。食糧は米と調味料だけ。魚を釣り焚き火で調理し月の下で眠る。異能の登山家は極限状況で何を考えるか?生きることを命がけで問う山岳ノンフィクション。
346
プリマー新書
中国語を表す文字だった漢字と、日本語という本来は異質なものがどう融合してきたのか。時々の人間の営為を反映し表出し試行錯誤しながら、今なお変わり続ける漢字の歴史を解き明かす。
347
学芸文庫
小津映画の魅力は何に因るのか。人々がとらわれている小津的なるものの神話から瞳を解き放ち映画の魅力の真の動因に迫る画期的著作。小津の生誕百年(2003年)を機に旧版へ三章を増補した決定版。
348
単行本
ビタミンカラーの朝ごはん、疲れた日のごはん、ひとりぶんではなく、作りやすい分量で…ひとりの暮らしを豊かにするキッチン術。「しかたがない」を「だから楽しい」に変えるおいしい極意。
349
ちくま文庫
死火山の麓の湾に裸身をさらす人魚たち、冬の眠りを控えた屋敷に現れる首を捧げ持つ白い娘…「歪み真珠」すなわちバロックの名に似つかわしい絢爛で緻密、洗練を極めた美しき掌編15作を収めた物語の宝石箱。【解説】諏訪哲史
350
学芸文庫
〈没場所性〉が支配する現代に〈場所のセンス再生の可能性〉はあるのか。ディズニー化、博物館化、未来化などの特徴を暴き出し、あり方を問う、現象学的地理学の挑戦。
351
学芸文庫
近代デザインの祖・モリスは、晩年、私家版印刷所を設立し活字や紙作りに至るまで徹底した理想の本作りを追究した。書物芸術を論じた情熱溢れるエッセイ講演集。
352
単行本
「しい子を抱きしめてあげたかった。思いっきり抱きしめてあげればよかった。ふざけてではなく、ぎゅっと抱きしめてあげればよかった」。音楽活動も執筆も全てやめた。妻の病気が判明したから。妻に贈る鎮魂エッセイ。
0353
学芸文庫
鎌倉時代前期に編まれた全460余話に及ぶ説話集の傑作。古代以来の歴史、文学、文化史上の著名人を主とし、その人たちにまつわる隠れた逸話の一大集成。人物注と現代語訳、評を初めて全話に施す。
354
プリマー新書
ノアの方舟、バベルの塔、出エジプト…旧約聖書の物語の数々。それは本当に起こったことなのか?たんなるフィクションに過ぎないのか?最新考古学的知見で明らかに。旧約聖書の物語がこれ一冊でわかる。
355
筑摩選書
日露戦争勝利の年にデパートへと転身した三越は帝国日本を映し出す鏡でもあった。文化装置としての三越を当時の文芸作品や新聞、雑誌などを通して実証的にたどる。貴重図版を多数掲載。
356
単行本
一発屋以前の芸人・根尾はものまねが縁で声のかかった声優の道に進むのか?夢を追う若者の思いと諦めたものの思いが交錯する青春群像小説。元芸人「レム色」衝撃デビュー作。読後、回文タイトルに衝撃が走る。
357
ちくま文庫
坂本龍一の感受性にぶつかるのは何であり、どのように時代をとらえているのか?独特編集者・後藤繁雄のインタビューにより「時代」に解消されない独創性の秘密にせまる。予見に満ちた思考の軌跡。
358
学芸文庫
明治期に出来上がって以来一世紀以上にわたり愛読されてきた文語訳聖書。名句の数々とともに日本人の精神生活と表現世界を豊かにした所以に迫る。色あせることない言葉の輝き。文庫オリジナル。
359
ちくま文庫
探偵、ショップガール、浮浪者、恋人たち…人々の人生の一齣が見事に描き出され120年前のニューヨークが蘇る。「賢者の贈り物」「最後の一枚」を含む23篇。
360
単行本
いくら裏切られても“愛”をあきらめない型破りな牧師と居場所をなくし路地裏の小さな教会にたどり着いた20人の信徒たちの想像を超える真実の物語。座り込むな。立て。歩け。生きろ!
361
学芸文庫
個人の内面ではなく人と人の「間柄」に「倫理」の成り立つ場を求める和辻倫理学。主著『人間の学としての倫理学』『倫理学』で開花するが、知られざる原典が存在した。思考完成への軌跡を伝える幻の論考。
362
学芸文庫
明治天皇制国家の本質を暴き鋭く批判した大著『国体論及び純正社会主義』を発表して識者を震撼させ、のち二・二六事件に連座して刑死した日本最大の政治思想家北一輝の生涯。毎日出版文化賞受賞の名著。【解説】臼井隆一郎
363
学芸文庫
ホロコースト・死刑・冤罪分析から現れる責任の論理構造とは何か。自由意志概念のイデオロギー性を暴き近代が秘匿してきた秩序維持装置の仕組みを炙り出す。人間の根源的姿に迫る代表作。【解説】尾崎一郎
364
ちくま新書
「川上」とは一番上流にあり、川中、川下を決めていく背骨になるもの。経営、マーケティング、プロジェクト、リーダーシップ…その重要性と成功に繋がる一行コピーのつくり方を解説。
365
プリマー新書
国家や政治を考えるのはむずかしい。国民なのに…なぜだろう。日本の国の歴史をたどれば自ずとその理由が見えてくる。「わからない」から始めればいい。今こそ、自分の頭で国家を考えてみよう。
366
ちくま新書
パレスチナ問題、アラブの春、シリア内戦、イスラーム国、石油の呪い…国家、独裁、紛争、石油、宗教という五つのテーマをめぐり「なぜ」を読み解いていく。中東という大きな課題に向きあっていくために必読の入門書。
367
ちくま文庫
風船で空を飛んで上半身を鍛えたり、松ぼっくりを拾っておなかをひきしめたり。プーと一緒にあせらずのんきに健康づくり。解説:安達まみ、辛酸なめ子
368
学芸文庫
河童・濡れ女子のごとき魔物、疫病をつかさどるハヤリ神、門松・松飾りを焼く正月行事や初田植・穂掛け祝いのような農耕年中行事…日本の民衆生活に沈殿している信仰の数々。その正体は何なのか? 【解説】岩本通弥
369
学芸文庫
古代から近代まで神社の歴史が一望できる貴重な都市、京都。そこを舞台に、各時代を代表しそれぞれの神社の系統の特色を持つ約20社を取り上げ、神仏の歴史をひもといた画期的入門書。【解説】佐々田悠
370
ちくま新書
幕末に生まれ、出雲大社の国造(宮司)として生き神様と呼ばれた千家尊福(せんげたかとみ)。大社教初代管長、政財界の要職を歴任し声望を集めた希代の偉人の足跡をたどり、知られざる出雲信仰の世界を描く。
371
ちくま文庫
貧乏が切なく心地よい。つげ義春が描く駄目人生。マンガ家として行き詰った「私」は多摩川で石屋を始める。売れないマンガ家の無為の日々を描いた「無能の人」等10篇。【解説】一条さゆり
372
ちくま文庫
徳川幕府のおひざもと、浅草弾左衛門を頂点にした、花の大江戸の被差別民の世界に迫る。野宿者への対応、ごみ処理とリサイクルの仕事など、現代にも通じる大都市の問題が浮かび上がる。【解説】外村大
373
単行本
94歳を超えても創作意欲あふれる染色家・柚木沙弥郎が「民藝作家」時代に発表した作品を聖地民藝館で撮影。柚木に影響を与えた館収蔵品も併録。染色第一人者による決定版自選作品集。
374
ちくま文庫
鴎外見立ての着物、シベリア鉄道で届いたドイツ製子供服、贈られた結婚指輪に刻まれていた言葉…江戸の粋と巴里の粋に彩られた森茉莉のお洒落。全集未収録作を含む宝石箱アンソロジー。【解説】黒柳徹子
375
ちくま新書
90年代の統治改革が政治の風景をがらりと変えた。「小泉劇場」から民主党政権を経て「安倍一強」へ。激動の30年を構造的に読み解き、「平成デモクラシー」という一筋の航跡を描きだす圧倒的な政治ドキュメント。
376
学芸文庫
今なお私たちの心を捉える、親鸞の言葉。著者長年の探究の成果による清新な解釈に基づいて、親鸞の「信」を掘り下げ、宗教から遠い世間を生きる私たちの心にひびく、新しい読みかたを提示する決定版。
377
ちくま新書
近代日本最大の啓蒙思想家福沢諭吉の自伝を再編集&現代語訳。破天荒なエピソードが収められた本書は近代日本が生み出した最良の読み物の一つであり現代日本人が生きる上で最高のヒントを与えてくれる。
378
単行本
双眼鏡を片手にふらりと旅へ。地名を手掛かりにその土地の記憶をたどり、人とそこに生きる植物や動物の営みに思いを馳せ、創造の翼を広げる。地名から喚起され、想起された世界を描く、珠玉のエッセイ集。
379
ちくま文庫
日本全体が戦争へと傾斜していく昭和前期にひとり敢然と軍部を批判し最後まで屈することのなかったジャーナリスト石橋湛山。壮烈な言論戦を日和見な大新聞との対比で描いた傑作評伝。今こそ読み直したい不屈の言論魂。
380
学芸文庫
徳川家の譜代として主君を裏切ることなく奉公してきた大久保家。その活躍と武士の生き方を誇らかに語る。松平郷に興り家康に至る徳川家九代の歴史を伝える重要古典を読みやすい現代語訳で。
381
ちくま新書
海に囲まれた島国・日本にあっても、周辺には解決が困難な国境問題を抱えている。平和国家・日本の国益に適った安全保障とは何か。元外務省国際情報局長が、国防のための国家戦略を提言する。
382
プリマー新書
小説は、役に立つ。君の人生を共に考える友だちになる。ほんとうに? なぜそんなことになるのか。小説だけがもつその特性を解き明かしながらあたたかく懐深く誘う読書のすすめ。
383
単行本
大学入試で問われる論点を精選して解説。実際の入試問題文を読解しながら身につける。実用文や文学的文章に対応した語や、最新キーワードも収録。図解・図版多数。
384
ちくま文庫
粥と雑炊、おにぎりとおむすび、すし、どんぶり、炊き込みごはん…どういう米で、どういう炊き方がうまいかを実食に基づき説き、文学者のエピソードや古今の薀蓄話と共にわかりやすく面白く語った徹底的米エッセイ。
385
ちくま文庫
カネカネカネの世の中で、ムダで結構。使える奴隷よりも囲われた家を捨て野に放たれた豚になりたい。呪縛から解放される爆笑社会エッセイ。【解説】早助よう子
386
ちくま新書
人間に最も大きな心理的影響を及ぼす存在は「母」である。長年、診療現場で様々な「母子関係」を見てきた精神科医だからこそわかる、「母と子」という関係に潜む病と、その回復のヒントを示す。
387
学芸文庫
数感覚の芽生えから実数論・無限論の誕生まで数万年にわたる人類と数の歴史を平易かつドラマチックに描く。アインシュタインも絶賛した数学読み物の古典的名著。
388
学芸文庫
鎌倉時代から650年、薩摩を治めてきた島津家。その私領である都城島津家が残した日誌を読み解き幕末・明治の日本を動かした最強武士団の実像に迫る。薩摩から見たもう一つの日本史、迫真の歴史ノンフィクション。
389
単行本
活力と希望に溢れた音楽をめぐる空間。ピアニストであり日本文化研究者である著者が日本全国の店を取材。今まで語られなかった異空間の真の姿が浮かび上がる。すべてのジャズファン必見の一冊。
390
学芸文庫
政治が乱れ、人の世が荒み果てていた時代、現在の人間に失望しつつも人間の可能性を信じて前進するのを使命であると考えた孔子。その思想と人生を「論語」から読み解く、中国文学の碩学による最上の入門書。
391
プリマー新書
怠けたい、相手と比べてしまう、無気力だ…。そんな気持ちを少し変えるためには心理学の考え方が役に立つ。目標設定、友人関係、ネガティブ戦略等やる気をコントロールするコツを教えます。
392
ちくま新書
報復左遷、飼い殺し、飼い慣らし…。古代、天皇を中心に国を統治するため様々な人の差配が必要となった。人が人を管理する上で起きる問題を取り上げ古代日本の新たな一面に光をあてる。
393
ちくま新書
強盗や傷害、殺人未遂事件など粗暴化し、末端で犯行に及んでいるのはSNSの「闇バイト」募集から簡単にリクルートされた若者。取材を基に組織構図・実行手口を犯人視点から描く。全世代が警戒すべき凶悪犯罪のリアル。
0394
ちくま文庫
数々の武功を立て財宝を手に入れたジークフリート。竜の返り血を浴び不死身となった彼だが王の策略によって暗殺されてしまう。中世ドイツに成立し西洋文化・芸術面に多大な影響を与えた英雄叙事詩。
395
ちくまQブックス
子どもや詩人のハッとさせられることば遣いからやさしくときあかす“ことば”のふしぎ。ふだんは内容ばかりが気になるけれど、ふとしたきっかけでふしぎな姿を現してくる。
396
ちくま新書
欧州で歴史人口学と不意に出会い、宗門改帳を使った人口動態調査や「勤勉革命」の提唱で世界的評価を得た著者が幼少期からの体験と日本の歴史人口学成立事情を振り返る。急逝した碩学の遺著。
397
ちくま文庫
永井荷風「濹東綺譚」に描かれた私娼窟・玉の井。その実態はほとんど知られていない。東京大空襲によって灰燼に帰し、戦後は赤線地帯となって甦るも1958年最後の日を迎えた昭和最大のラビリンスの貴重な記録。
398
ちくま文庫
既婚者だった二人が困難を経て正式に結婚したのは出会いから二十余年後、著者六十歳の時だった。夫の没後見つけた「別れの手紙」。そこには感謝の言葉が綴られていた。著者最晩年のエッセイ集。
399
学芸文庫
世界史の流れの中から日本列島を眺めると意外な発見が。戦国時代の日本は相当グローバルだった!地域史をより広い視点で理解する「グローバル・ヒストリー」の先鞭をつけた歴史学の名著。【解説】橋本雄
400
学芸文庫
世界の究極的あり方とは?そこで人間はどう描けるのか?心と物を架橋し、統一的な世界観を描ききる。現代哲学の始祖がいまなお議論されている大問題に取り組んだ円熟期の総決算的哲学入門書。