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前身となるちくま1000「本」ノックを引き継いで
2022年1月より始まった
筑摩書房の本を新旧問わず打ち放ってゆくツイート企画です。
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未知の本との出会い、積読本の掘り起こしや
愛読書再読のきっかけとなりますように。
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0887「本」目までのバックナンバーはコチラ
0401-0500
401
学芸文庫
なぜ数学をしなくちゃいけないの? 数学者ってどんな人で何をやっているの? 数学との付き合い方から「してはいけないこと」まで。疑問や不安の数々にユーモアたっぷりに答えます。
402
学芸文庫
黒船来航後の動乱期、それまで歴史の裏に潜んでいたアウトローたちが表に躍り出てくる。なぜか? 虚実を腑分けし、歴史学の手法にのっとって幕末維新史に博徒を位置づけ直した、記念碑的労作。【解説】鹿島茂
403
学芸文庫
攻防の要たる城は明治以降、新たな価値を担い日本人の心の拠り所として生き延びる。江戸城を発ち遙か遠く首里城までお城とお城のようなものを訪ね歩く旅。異色の日本近・現代史。
404
ちくま文庫
風呂嫌いついに温泉に行く。そうか人は温泉に入りに行くのではない。何もしないために温泉に行くのだ。迷路のような温泉旅館はアトラクション感あふれる異次元ワンダーランドだった!名湯巡る珍妙湯けむり紀行14篇。
405
ちくま新書
「固有の領土」はまた遠ざかってしまった。歴代総理や官僚らが挑み、ゆっくりであっても前進していた交渉が後退してしまった。舞台裏で何が起きていたのか。当時のインサイダー情報も交え外交交渉の要諦を抽出する。
406
ちくま新書
批評はなによりも作品を楽しむためにある。「精読する、分析する、書く」の3ステップに分けてそのやり方を解説。作品をより深く理解し、沢山の人とシェアするための批評の教室。
407
ちくま文庫
世間に溢れる「正装」「礼儀」「エチケット」、形ばかりになってはいないか? 結婚式でも大使の前でも、いつでもジャンパー。「考現学」の提唱者によるユーモア炸裂の服装文化論集。【解説】武田砂鉄
408
ちくま文庫
世界最古の怪談会小説として知られるルーキアーノスの作品に始まり、文豪たちのベスト・オブ・ベストな怪奇小説を、岡本綺堂、平井呈一らの歴史的名訳で結集。極上の怖ろしさがあなたを魅惑する。
409
ちくま文庫
生きることは、まぐはふこと。ここには性愛への敬意がある。最古の記録文学は現代人に癒しをもたらす。奔放なエロスと糞尿譚に満ちた破天荒な物語の不思議な清浄感。痛快古典エッセイ。【解説】富野由悠季
410
筑摩選書
昆虫を追い求める至福の時間―。南米などで精力的に活動をつづける文化人類学者が書いた、自らの原体験ともいうべき昆虫との出会いから、未知なる生命の世界へといざなってくれた14人の師への架空の手紙。
411
プリマー新書
なぜ小中学生女子は「わたし」ではなく「うち」と言うのか? ことばの背後にある社会の規範や価値観を解きあかす社会言語学の知見から、ことばで「自分」を表現するとはどういうことかを考える。
412
プリマー新書
からだを温める。深く呼吸する。自分と打ち合わせをする。自分の年表を作る。体や心をたいせつにするワークで、自分の気持ちに気づいて心地よく変わる。自分くらいは自分の味方でいよう。
413
学芸文庫
日本哲学史において特異な位置を占める九鬼周造。この哲学者にとって人と人との巡り逢いの謎は生涯を覆うものであった。時間論、「いき」の美学、偶然性の哲学等その全体像と独創性を一冊で提示する。
414
学芸文庫
多面的な思想家、日蓮。政治権力に挑む宗教家、孤独で内省的な理論家、ユートピアを思い描く夢想家、大らかな現実主義者など魅力的な人柄に触れ遺文を読解き思想世界を探る。【解説】花野充道
415
ちくまQブックス
本を読むと頭の中に知識のネットワークができ広い視野で世界を見る目がもてるようになる。何か問題に出会った時その頭や目が威力を発揮する。そのための本の読み方を全力紹介。
416
学芸文庫
何を読み、どこに着眼し、どう自らの思想を鍛えてきたのか。『古事記』、定家、世阿弥、法然、親鸞、宣長、折口、大拙、天草方言…。自らの思索の軌跡をアンソロジーに託して綴った日本思想史のエッセンス。
417
ちくま文庫
過酷な戦争体験を喜劇的な視点で捉えた岡本喜八。絶望的な軍隊生活を生き抜くため身に付けた喜劇志向が作風に影響を与えた。戦争と映画への思いを軽妙な筆致で描いたエッセイ集。【巻末インタビュー】庵野秀明
418
ちくま新書
大坂本願寺に始まり、豊臣秀吉、徳川家康・秀忠ら歴代の権力者が本拠地として整備した枢要の地、大坂城の全てを石垣や当時の詳細な資料を手掛かりに読み解く、通説を刷新する決定版通史。
419
単行本
“Speak English!”ちゃんとしゃべって。娘のそれには大人が口にするときの悪意は皆無だった。そこにはただ、純粋な懇願だけがあった。英語がわからない父親と日本語がわからない娘が、オーストラリアの地でつむぐ言葉と音楽の物語。
420
ちくま文庫
麻布生まれのシティ猫ビー。いつも上機嫌なので「『脳内革命』を読んだ猫」と呼ばれていたのだが…。わがまま、マイペースの客人に振りまわされ“いい大人が猫一匹に”と嘆きつつ深みにはまる三人の女たち。猫好き必読の書。
421
ちくま新書
フランス革命の反体制思想は、いかにして保守の「愛国」思想を生んだのか? 古代ローマにおける起源から明治日本での受容まで、その思想的変遷を解き明かす。
422
ちくま新書
2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻した。21世紀最大規模の戦争はそもそもなぜ起こり戦場では一体何が起きているのか?いつどうしたら終わるのか?世界を一変させた歴史的事件の全貌を伝える待望の書き下ろし。
423
プリマー新書
ヒトは縄文土器の文様にどんな思いを込めたのか? 人類はなぜ戦争をはじめてしまったのか? 古代、男女の関係はどのようなものだったのか? 新たな知と結びついたこれからの考古学の入門書。
424
ちくま新書
世界にも類を見ない軍事組織・自衛隊はどのようにできたか。国際情勢の変動と平和主義の間で揺れ動いてきた防衛政策の全貌を描き出す。防衛をめぐる議論に不可欠な基礎知識を網羅した初の自衛隊全史。
425
学芸文庫
近代国家の枠組みに縛られた歴史観をくつがえし、列島に生きる人々の真の歴史を構築しようとした、歴史学・民俗学・人類学のコラボレーション。新しい歴史記述の嚆矢。【解説】新谷尚紀
426
学芸文庫
通念や世間の道徳に懐疑の目を向け自然に従って生きることの喜びを説いたモンテーニュ。その著『エセー』は戦時における人間の狂気や暴力、旅と読書の愉楽など心を揺さぶる。開明的人物の核心に迫る講義。
427
学芸文庫
詩人数学者と呼ばれ、数学の世界に日本的情緒を見事開花させた不世出の天才の思索と発見の諸相を、全生涯にわたり克明に描いた圧巻の評伝。本書は誕生から絶頂期に向かう三十代までの軌跡を収録する。
428
ちくま文庫
20世紀イギリス文学を代表する作家の自伝的小説。全著作中とりわけ芸術性が高い傑作の完全復元版、本邦初訳。主人公ポール・モレルの人生が家族・恋愛、性・死を中心に生き生きと描かれる。
429
学芸文庫
季節感のなくなった日本食卓。今こそ江戸に学び四季折々の食を楽しみませんか?料理と食材を季節ごとに紹介し行事食の由来も解明する。江戸料理研究第一人者が遺した原稿初書籍化。図版約150点。【解説】飯野亮一
430
ちくま文庫
探偵小説の牙城として多くの作家を輩出した伝説の総合娯楽雑誌『新青年』。創刊100年いう時間を隔て雑誌が生きた時代の営みが意味深く見えてくる。新視点で各時代の名作を集めたアンソロジー。
431
ちくま文庫
旧幕臣との微妙な関係、多岐にわたる趣味、家庭人の側面、自分を追い落とした明治政府と皇族への感情…。30歳で歴史の表舞台から姿を消した最後の将軍の長い余生を明らかにする。解説:門井慶喜
432
筑摩選書
『小公女』のミンチン先生といえば意地悪で醜い独身女。そんな偏見に負けず高度な女子教育を大英帝国に広める冒険の旅。知られざる「ブラック女教師」の物語。
433
ちくま文庫
叙情と活劇、土着とポップアートの融合、映像・演劇性と詩情の相克。変革の時代を先導し表現の新たな地平を切り開いた作品群に新たな光を当て精選。初収録「赤いエナメル靴」他10編。
434
ちくま文庫
「わたしという女は、子しか産むことのできぬ女なのか」「ひとふりの刀の重さほども値しない男よ」…。士族の家に生まれ、男尊女卑や厳しい規律など逆境の中で独立して生き抜いた一女性の物語。【解説】鶴見俊輔・斎藤真理子
435
ちくま文庫
歴史の見方に「唯一」なんてあり得ない。言語、宗教、文化、戦争…。周辺国との複雑で密な交わりこそがこの国の過去を楽しむ鍵。凝り固まった一国史観から解放されるユーモア溢れる日本史ガイド。【解説】保立道久
436
学芸文庫
砂糖は産業革命の原動力となり、その甘さは人々のアイデンティティや社会をも変えていった。モノを通して世界史を語る先駆けとなった世界的名著。【解説】川北稔
437
筑摩選書
震災で遺体はどうなったのか記録に残さねばならない。東日本大震災、関東大震災、濃尾地震を例に行政、寺院、メディア等の死者への対応を南方熊楠賞受賞の災害史の泰斗が検証する。
438
学芸文庫
論理学とは何か。またそれは言語や現実世界とどんな関係にあるのか。哲学史への確かな目配りと強靭な思索をもって解説するドイツの定評ある入門書。
439
ちくま文庫
明治新時代を目前にして新選組隊長近藤勇は斬首。武州多摩の小伜から身を起し幕末の志士たちをふるえ上がらせた彼は果たして幸せだったのだろうか。ユニークな史眼で描く剣豪の波乱の生涯。
440
学芸文庫
算数・数学には宝石“真珠”にも喩えられるべき“基本中の基本”である考え方や概念がある。ゼロ、点と線、円周率、+と−、ピタゴラスの定理、無限…。数学史を彩る大粒・小粒の真珠を優しい語り口で説く。
441
ちくま文庫
大江と江藤は戦後文学史の宿命の敵同士として知られた。二人は何を考え、書き、どれだけの文学的達成をなしえたのか。50年代以降の日本文壇・論壇を浮き彫りにするW伝記。【解説】大澤聡
442
プリマー新書
劉備、孔明率いる蜀が中心に語られる三国志。だが歴史をつぶさにみると後の時代に多大な影響を与えたのは魏の曹操だ。彼中心に読みとけば新たな歴史の一面が見えてくる。
443
単行本
80年代前半、「試行」に書き続けた「アジア的ということ」に他論稿を加え、著者生前の構想に沿い編集したアジア的世界思想の可能性を示す論集。「母型論」「アフリカ的段階について」へとつながる最も根源的で重要な論考集。
444
ちくま文庫
春は桜にはじまって、神楽囃子は夏祭、秋はそぞろに寂しくて、炬燵火恋しい冬となる…日本の風流な言葉を、小唄端唄、和歌俳句、芝居や物語から選び抜き、志ん朝が粋な調子に乗せて語る。【解説】浜美雪
445
単行本
よく耳にする日常のなにげないひとこと。しかしその言葉の裏にはじつに奇妙な物語が潜んでいるものだ。白昼夢のような短篇25篇が色とりどりにきらめき連なる小説集。百花繚乱!長野まゆみワールド。
446
単行本
2010年代以降のアメリカ音楽シーンを彩るポップスターたち。加速度的に分断が進行した中で彼らの輝きはいかなる現代アメリカの相貌を描きだすのか。ポピュラー音楽研究の俊英が放つ最新アメリカ音楽グラフィティ!
447
プリマー新書
七五調のリズムから高度なユーモアまで、古典と呼ばれる文学作品には、美しく豊かな日本語があふれている。このかけがえのないもの。若い頃から名文に親しむ事の大切さを、熱く語り合う。
448
ちくま新書
400年黒人の生活と命を脅かし続けてきた差別。奴隷制開始からブラック・ライヴズ・マターが再燃する今日に至る「たたかい」の歴史をアメリカ南部出身著者が解説。
449
プリマー新書
笹を刈ったり、水の流れを作ったり、人が手をかけなければ自然は守れない。流域を丸ごと保全した「小網代の森」の活動を紹介し、自然保護のあり方を考える。
450
ちくま新書
チーム作りとは希望を作ることでもある。リーダーシップ論、戦略の立て方、モチベーションを引き出す極意、トラブル解消法などチームの力を最大限に伸ばす原理と方法を明らかにする。
451
学芸文庫
自然を神の高みに置く一方、無謀な自然破壊をやってのける日本人。この自己矛盾を支える日本の風土とは何か?卓抜の哲学的思考の書物であり最高級の日本論。【解説】坂部恵
452
ちくま文庫
大阪・土佐堀通に生まれ旧制三高のころ文学に開眼。三十歳のとき友人らの尽力で創作集「檸檬」を刊行。翌年、死去。不気味なものと美しいもの。夭折した作家のベストセレクション。【解説】群ようこ
453
学芸文庫
磁石の不思議と電気の謎!電磁気学はいかにして生まれたのか。実験・観察にすぐれたファラデー、電磁気学にまとめたマクスウェル…十二人の列伝でたどる電気の歴史。
454
単行本
言葉は誰のものでもないけど、誰かのものではある。誰かと誰かをつなぐ最果てからの言葉に僕らは耳を澄ます。詩、エッセイ、小説…と多彩な表現を送り出す最果タヒのことばのラボラトリ。
455
ちくま文庫
ひょっとしたらおいしいかもしれない、もしかしたら面白いかもしれない…。どーでもいいけど、どーしても気になること、ちょっと確認しておこう。日常の微妙な気持ちをエッセイとイラスト、漫画でつづる。
456
ちくま文庫
国民的な食材の玉子、むきむきで抱きしめたい!森茉莉、武田百合子、向田邦子、吉田健一、色川武大、田村隆一ら37人の作家が綴る玉子にまつわる悲喜こもごも。幸せな気分に包まれる、栄養満点の「玉子饗宴」。
457
ちくま文庫
どこで歯車が狂い何が運命の分かれ道だったのか。権力者の駆け引きに利用され民衆の嘲笑の対象となったあげく虫けらのように踏みにじられた男らの生き様を描く。【解説】鎌田實
458
単行本
長らく問うことすらタブーとされてきた実在をめぐる論争。物理学のみならず各界の名だたる頭脳を巻き込んでこの大いなる問いをめぐる100年をたどる知的エンターテインメント。
459
プリマー新書
恋愛における変なルール、個性を尊重するわりには厳しい校則、家族は仲良くないといけない…。性の多様性について考えることで私たちを取り巻く「当たり前」から自由になれる。
460
単行本
国家は平然と噓をつく。その虚偽を真っ先に暴いたのは大手メディアではなくオンラインに集う無名調査報道集団だった。世界中が注目する彼らの活動・手法を初公開。
461
ちくま新書
他者や社会との「関わり」に困難さを抱える自閉症。その原因は何か。その障壁とはどのようなものか。診断・遺伝・発達・脳と心といった視点から、脳科学者が明晰に説く。
462
学芸文庫
近代社会はいかに誕生したか、社会はどう分化・発展していくか。そもそも人類はなぜ社会を必要としたか。この難問を解く手がかりが「分業」。近代社会学の嚆矢をなす大著。【解説】菊谷和宏
463
学芸文庫
1984年、東京。思想界、音楽界の巨人が音楽・文化について語りあった。音を起こし、言葉を紡ぐ。既成概念が壊され、技術革新による新時代到来を予見できた時代の記念碑的対談。
464
ちくま文庫
「超能力」「永久機関」…オカルト研究に投資する企業を徹底取材したノンフィクションの傑作。バブル崩壊以降、日本の企業社会が傾斜していった研究とは? 序章、最終章分を書き下ろし増補。【解説】武田砂鉄
465
ちくま文庫
すれっからしのバッド・ガールたちが魔都・東京を跋扈する様子を生き生き描く。何に反抗し何に憧れたのか?自由を追い求めた近代少女の真実に迫る快列伝。【解説】井上章一
466
ちくま文庫
城の歴史は凄絶な人間絵巻である。北は松前城から南は鹿児島城まで、全国30の古城名城にまつわる秘話裏話伝説記録を、そこに込められた哀しみと憤りと、怨念と呪詛と、闘いとその血汐とともによみがえらせる。【解説】伊東潤
467
ちくま新書
「自分で考えなさい」。誰もが一度は言われたことがある言葉だろう。でも、何をどう考えたらいいのか? 様々な分野の達人9人の問いのたて方、そして問い続ける力を探り出す。考える達人たちとの縦横無尽の対話。
468
学芸文庫
世界の内に生きて「ある」とはどういうことか。存在は「悪」か。捕虜収容所という状況下にあって出発点から問い直した。アウシュヴィッツ以後の哲学的思索の極北を示す記念碑的著作。
469
筑摩選書
比叡山、高野山、東大寺などは個人支配者を持たないまま国家権力と対峙する存在だった。世俗権力の及ばない避難所、アジールとはどのようなものだったのか。歴史の中で果たした役割を跡付ける。
470
ちくま新書
古代天皇の継承は女系と男系の双方を含む双系的なものだった。卑弥呼、推古、持統に焦点を当てて古代王権の流れを一望。日本人の女帝像、ひいては男系の万世一系という天皇像を書き換える、第一人者による決定版。
471
ちくま文庫
6人の「男流」作家の作品とそれらをめぐる評論をバッタバッタと叩き斬る! 刊行当初から話題騒然となり、賛否両論、すさまじい論議を呼び起こしたエポックメーキングな鼎談。【解説】斎藤美奈子
472
ちくま文庫
マンガ界の巨匠が金子みすゞの詩21編をカラーイラストと文章で読み解く。満州から日本への引揚者だった、ちば自身の幼いころの体験を織りまぜて、忘れかけていた日本の風景や生活を描き出す。【解説】里中満智子
473
単行本
石窯やオーヴンを手造りし、日本産の小麦を選び、自分の石臼で挽く。パンを究め、自分のパンは自分で作る、京都の石窯パン研究家の初めての本。波乱の人生とパン作りの知識と工夫がここに。
474
プリマー新書
野球部やサッカー部だけが部活じゃない! 全国にはいろんな文化部があり、仲間とともに熱くなり、時には対立しながら、成長を遂げていく。心を震わせる情熱のノンフィクション。
475
筑摩選書
「入退会自由のはずがそうでない」問題から役員決め、「会費の行方」問題、「もっと大きくて深い問題」まで迫ったドキュメント。PTAに「?」を持つ全ての人、必読。
476
学芸文庫
人間の醜さ、愚かさ、社会の息苦しさ、あらゆる束縛から鮮やかに決別する、古代中国が生んだ最高の解脱の哲学。彼一流の人を喰った諧謔を武器に、世俗的な価値観一切をちゃかし、切り捨てていく。
477
単行本
ウソ?! 偽り?! 美術史への挑戦状。時空を超えて召喚された西洋美術史上の巨匠たち12人が、それぞれの知られざる「私」を語りだす物語。美術家の森村泰昌さん初のビジュアル小説集。
478
ちくま新書
なぜ明智光秀は織田信長を討ったのか。私怨、朝廷か足利義昭か、徳川家康の陰謀だったのか…。下克上の時代とはいえ戦国の覇王であり主君への謀叛の背景には謎が多い。戦国ミステリーを明智の人生で読み解く。
479
学芸文庫
人間は戦争の技術をどう進化させてきたか─。壮大な歴史を概観し、古代史研究の盲点を衝く。地図・図版多数。【解説】森谷公俊
480
筑摩選書
二〇世紀の苦闘と幻滅を経て、私たちの社会はどこへ向かおうとしているのか? 一九世紀以降の「統制のモード」の変容を追い、可能な未来像を描出した衝撃作。
481
ちくま文庫
地図記号の見方や古地図の味わい等、マニアならではの楽しみ方を初心者向けにわかりやすく紹介。その由来を探れば地形や歴史、あるいは地図制作者の意図が見えてくる。「机上旅行」を楽しむための地図鑑賞入門。
482
ちくま文庫
師の夏目漱石を敬愛してやまない百閒が、おりにふれて綴った師の行動と面影とエピソードの数々。同門であり、よき理解者であった芥川龍之介との交遊を描いた百鬼園文章のすべても収める。【解説】武藤康史
483
学芸文庫
無意味な形而上学を追放し、分析的命題か経験的仮説のみを哲学的に有意義な命題として扱おう。過激で鮮やかな主張をひっさげ20世紀哲学史に影響を与えた論理実証主義の代表作。【解説】青山拓央
484
学芸文庫
貧困なき世界は可能か。ノーベル賞経済学者がグローバル化の実像を見定め、個人の生や自由を確保し公正で豊かな世界を築くための道を説く。
485
単行本
幼い頃からの読みきかせが子どもの理解力と思考力の源になる! このシンプルな真実を親からの疑問に答える形で展開し、初版以来全米で100万部を超えるベストセラーとなった伝説の書、最新版。
486
学芸文庫
西欧でどのように動物や植物の観察が生まれ生物学の基礎となったか。本草学という出発点、試行錯誤の分類体系変遷、啓蒙主義との親和性等、近代自然誌を辿る名著。【解説】塚谷裕一
487
ちくま新書
半世紀にわたる内戦を経て2011年に独立した南スーダン。その平和構築の現場で何が起こり必要とされているのか。前駐在大使が最前線での経験と葛藤を伝える貴重な証言。
488
ちくま新書
史上最大の水爆実験から最悪のチェルノブイリ原発事故、原発大国ウクライナの背景まで。危険を顧みず科学・技術者総動員で推し進められた知られざる数々のプロジェクト。現代ロシアの基礎をなす計画の全貌に迫る通史。
489
ちくま新書
古代における文明の始まりと哲学の誕生から現代におけるポストモダン思想やフェミニズムの思想、哲学の未来まで。115人の叡智を集結し古今東西の哲学史を一括りに。
490
学芸文庫
『パサージュ論』を構想する中で書きとめられた膨大な覚書を中心にパリをめぐる考察を一冊に凝縮。ベンヤミンの思考の核を明かす貴重な論考集。
491
ちくま文庫
口減らしのためアイヌの養母に育てられた開拓農民の子が大切に覚えてきた、言葉、暮らし。明治末から昭和の時代を強い自立心でアイヌの人々と生き抜いてきた女性の人生を描く優れた聞き書き。【解説】本田優子
0492
学芸文庫
鎌倉時代前期に編まれた全460余話に及ぶ説話集の傑作。古代以来の歴史、文学、文化史上の著名人を主とし、その人たちにまつわる隠れた逸話の一大集成。人物注と現代語訳、評を初めて全話に施す。
493
ちくま文庫
彼らは命を落とすことを覚悟しながらも、自己の信念を貫いた。吉良邸討入、大塩平八郎の乱、秩父困民党、西南戦争、足尾鉱毒事件、満州事変などで、歴史に名を遺す10人の異端者たちの人物像、思想に迫る。
494
ちくま文庫
元マネージャーが清志郎との40年にわたるバカみたいに濃い日々を愛情溢れる言葉で描く。直筆の手紙やイラストに加え、亡きあとのエピソードをボーナストラックとして収録。【解説】竹中直人
495
プリマー新書
日本国憲法の制定過程を、ポツダム宣言受諾後の「ポツダム・プロセス」として見ることで憲法のほんとうの姿がわかる。気鋭の国際政治学者による、世界水準の憲法入門講義。
496
ちくま文庫
青森県弘前市生まれ。劇団「天井桟敷」を結成、劇作家、演出家として活動しながら小説、批評、詩、歌謡、映画、競馬評論等様々な分野で才気を発揮した60年代カルチャーヒーローの全体像。【解説】池内紀
497
学芸文庫
極北のインディアンたちは子育てを「あそび」として性別、血縁に関係なく楽しむ。環境や習慣が異なる社会における親子、子どものあり方をいきいきと描き出しエピソードの数々が胸を打つ名著。【解説】奥野克巳
498
ちくま文庫
「SM小説の大家」「文学界の異端児」―不世出の作家はエッセイの名手でもあった。この世を存分に楽しみ尽くす、豊かで、強く、愛おしい無二の人生がしなやかな言葉で綴られる。【解説】黒岩由起子
499
ちくま文庫
夭折の芥川賞作家が密かに撮りためた写真が存在した。拙く清冽で執拗なカメラアイが1970年代の都市と古本屋を巡る。古本にまつわるエッセイと自宅本棚写真も収録。
500
ちくま文庫
第二次大戦後のパリの混沌、突発的事件、精力絶倫の老女優テレーズの「とてつもない」生、恋愛、友情、狂気…。横溢する言葉の力に圧倒される、伝説の怪作。【解説】野崎歓