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前身となるちくま1000「本」ノックを引き継いで
2022年1月より始まった
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未知の本との出会い、積読本の掘り起こしや
愛読書再読のきっかけとなりますように。
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0887「本」目までのバックナンバーはコチラ
0801-0887
801
ちくま文庫
西洋美術では知らないと見過ごしてしまう人物の身振りや動作に注目すると絵の中の「物語」が鮮明に見えてくる。古今東西の名画を「しぐさ」から解き明かそう。知れば美術が100倍楽しめる!図版200点以上収録。
802
ちくま新書
雛祭りやクリスマスなどの年中行事。富士講などの民間信仰。震災とユートピア。幽霊や妖怪たち。「トイレの花子さん」など都市のフォークロア。民俗学の眼差しから見えてくるものはいったい何か。現代人の民俗学入門。
803
ちくま文庫
「人は金のために人を殺したり、金のために自分の首を吊ったりして、金はやはり隠然たる凶器の光を忍ばせている」。お金とは?「千円札裁判」で日本現代美術史に一石を投じた著者がお金の本質を考える。【解説】山口晃
804
ちくま新書
巫女・馬・屋敷等を模した様々な埴輪は古墳に飾り付けられ、複数のシーンを組み合わせて立体絵巻のようにビジュアル化されている。王の業績をアピールし治世の正当性を主張しているのだ。埴輪が語る古墳時代の社会を読む。
805
学芸文庫
一組の義兄弟による陰謀から生まれたフランス第二帝政。「私生児」の義弟が遺した二つのテクストを読解しマルクスが見落としたものを軽やかに描く。近代的現象の本質に迫る著者初の書き下ろし作品。【解説】入江哲朗
806
ちくま新書
新型コロナ発生を指摘して拘束、軍事機密をスクープしたら国家反逆罪で逮捕、政権批判で暗殺、スパイ容疑で死刑。むき出しの報道弾圧と戦う記者たちを描き、報道の力を捉え直す。
807
単行本
『82年生まれ、キム・ジヨン』で世界を揺るがした著者が女性たちの直面する今を描く。初恋、子育ての悩み、老境まで、全世代を応援する短編集。自身の体験を一部素材にしたような「誤記」も収録。
808
ちくま文庫
疑惑の大統領選、9.11、アフガン攻撃、イラク戦争…2000−04年発表のコラムを集める。住んでわかった恐ろしくもマヌケなアメリカの真実。「2004年大統領選挙日記」増補。【解説】内田樹
809
学芸文庫
鎌倉時代前期に編まれた全460余話に及ぶ説話集の傑作。古代以来の歴史、文学、文化史上の著名人を主とし、その人たちにまつわる隠れた逸話の一大集成。人物注と現代語訳、評を初めて全話に施す。
810
ちくま新書
米穀供給地として食を支え近代以降は学都・軍都として人材も輩出、戦後は重工業化が企図された。度重なる災害も念頭に中央と東北の構造を立体的に描く。受け継がれ、更新される東北史。
811
学芸文庫
ロックやヒュームらの経験論はいかにして功利主義、プラグマティズム、現代の正義論や分析哲学へと連なるのか。英語圏の哲学的系譜を経験論を基点に一望する。主要哲学のつながりを明快に捉える入門書決定版。
812
学芸文庫
あたりまえの日常にいちばん近い部分を発達させること。それこそが文化なのだ。胡瓜のサンドイッチやハムの味、酒の飲み方など、身近な話題を入口にいつの間にか本質的な部分へと読者をいざなう名人芸的英国文化論。
813
ちくま新書
社会主義国家が崩壊し、マルクス主義が大きく後退した現在の状況下で、今あらためてマルクスを読みなおす意義は何か? 既存のマルクス像からはじめて自由になり、マルクスの新しい可能性を見出すための最良の入門書。
814
ちくま新書
巨大国家イベントの開催意義とは? 戦後に「デザイン」という概念が定着していく過程から説き起こし、五輪と万博のデザインと、そこに貢献した丹下健三、亀倉雄策らの群像を追う。
815
ちくま文庫
多くの信者を生んだ吉本の思想とはいかなるものか? 熱狂的に支持されたのはなぜか? 難解な吉本思想の核心を衝き、特異な読まれ方の真実を説く。吉本隆明という「共同幻想」を、文化状況に即し剔抉する。
816
ちくま文庫
中国大返しに潜む秀吉の情報網とその裏にあっただろう権謀を推理する「秀吉はいつ知ったか」ほか、天才伝奇小説家山田風太郎の発想がかいまみえる「歴史」をテーマにした文章を中心に編まれるエッセイ集。
817
学芸文庫
日本人は漢文を愛し、日々の覚えや自らの思いを漢文で記した。私たちの教養に深く入り込んでいた漢文を歴史的に説き起こし、その由来、美しさ、読む心得や特徴を平明に解説する。贅沢で最良の入門書。【解説】興膳宏
818
プリマー新書
コピペ、ダウンロード、ソーシャルメディア…。基礎的な知識からデジタル化が揺さぶる創作と著作権の現況まで。著作権を考えることは未来を創造すること。大人になる前に読みたい教養としての著作権の話。
819
ちくま新書
アベノミクスで脱デフレに向けて舵を切った日銀は、金融システムを安定させられるのか。そもそも日銀は日々何をしている組織なのか。その業務の実態や金融政策の変遷などを詳しく解説する。中央銀行の使命を問いなおす。
820
単行本
2007年、マイケル・AはLAの路上で射殺遺体となって発見された。いとこの死について調べるうちに著者は自分の知らないマイケルに出会う。高名な政治学者による黒人差別の実態を伝える回想録。【解説】榎本空
821
ちくま文庫
好きなだけ読書したり寝たりできる。誰にも文句を言われず最低限の生活ができる。そんな場所の作り方。10万円で小屋を作ってベーシックに暮らす(Bライフ)までの試行錯誤。【解説】かとうちあき
822
ちくま文庫
篆刻、書画、陶芸、料理などに多彩な才能を発揮し、斬新なアイデアと卓越した美意識とで一大旋風を引き起こした魯山人が、生涯にわたって追究した料理の真髄。無類の美食家・魯山人が遺した唯一の料理書。
823
学芸文庫
自身の死から30日後、地球に巨大小惑星が衝突する。あるいは人間は不妊化し地球上の人々は次第に死に絶えていく…。その先にあるのは人類の消滅。二つのシナリオをもとに倫理の根源に迫る講義。
824
学芸文庫
エスプリの弾けるエッセイから初期の金字塔『モードの体系』に至る記号学的モード研究まで。緻密かつ鮮やかにモードという日常の現象を分析してみせる才気きらめくモード論考集。
825
ちくま新書
「風に舞う桜の花びらに思わず足を止め、この感情はなんだろうと考えたなら、そのときはもう美学を始めている」。現代における美や芸術の「常識」は歴史的にどう成立したのか、平易な言葉で解説する。読書案内付き。
826
学芸文庫
知識を増やすことはかえって人間を不幸にするのではないか。相手を出し抜き、騙すことまでもが出世につながる時代の中で老子はそう考えた。「無為自然の道」を説く、東洋思想が生んだ画期的な一書。【解説】興膳宏
827
学芸文庫
イメージは頭にあるのか身体が感じるのか。音の時間的空間的特性と数学的構造とは。音楽と哲学、二つが日常世界の無常と恒常の間で語りつくされる先鋭的哲学講義録。1982年の名対談。
828
学芸文庫
人間の欲望と貨幣を動かすものは何か。経済史、思想史的観点から多角的に迫りグローバル資本主義を根源から考察する。人間存在の謎を解くグローバリズムへの根本的批判。【解説】三浦雅士
829
学芸文庫
社会の中で否応なしに生きざるを得ない個としての人間は個人の究極の自由をどこに見出すことができるか。思考の働きは人類に何をもたらすか。シュタイナー全業績の礎をなしている認識論哲学。
830
ちくま文庫
進学、仕事、憧れ、様々な理由で上京してきた作家たち。生まれ育った町ではないからこそ新鮮な想いで風景や人を眺め作品へと昇華していった。「上京者」視点で読み解く岡崎流文学案内。【解説】重松清
831
ちくま文庫
「だから私は嘘を持つことにしたの」―女性差別的な職場にキレてつい「妊娠してます」と口走った柴田が送る奇妙な妊婦ライフ。第36回太宰治賞受賞作にして、世界14カ国語で翻訳進行中の鮮烈デビュー作。【解説】松田青子
832
プリマー新書
本とは世界の秘密へ通じる扉の鍵を与えてくれるもの。あなたの身体の一部となり将来をも変えるような決定的な力をもつもの。どんな読書をすればそこに辿りつけるのか? あなたにこっそり教えます。
833
単行本
「母親は人間でいられるし、人間であるべきです」「適切な服装をすれば、天気が悪いなどということはない」二人の小さな子どもと海を渡った社会学者によるフィンランドからの現地レポート。出会った人たちに教わったこと。
834
ちくま新書
人と話をする時にどういう言い方をするかということばかり気にしていませんか? 本当に大事なことは何か。話題設定、他者を理解する方法、納得と合意の形成まで対話の根本を考えます。
835
ちくま新書
ビジネスで説得力あるコミュニケーションが取れるように、人付き合いで恥をかいたりしないように、お手伝いしたいと存じます。「教養ある大人」としての基本的な語彙力を身につけませんか。
836
学芸文庫
邯鄲古城、長安城、洛陽城、大都城など中国の城郭都市の構造と機能の変遷を史料・考古資料から網羅的に紹介する類のない入門書。数多の城壁を渡り歩くダイナミックな中国都市史。【解説】角道亮介
837
ちくま新書
格差によって分断された社会を、どのように建て直していくべきなのか。革命の焼け跡で生まれた、”空想的”でも”社会主義”でもない三者の思想と行動を描く。
838
プリマー新書
自分とは何か。なぜ宗教は生まれたのか。なぜ人を殺してはいけないのか。満たされない気持ちの正体は何なのか…。読めば聡明になる、悩みや疑問への哲学的考え方。
839
ちくま文庫
道元・漱石・賢治・菊池寛・司馬遼太郎・松本清張・母…尊敬し憧れ愛した人々、共に影響を与え合いながら仕事をした人々を独特の視点から綴るエッセイ集。【解説】野田秀樹
840
学芸文庫
陸中心の歴史観に異を唱え、海から歴史を見る重要性を訴えた海域史研究の記念碑的名著。世界を一つにつなげた文明の交流の場、インド洋海域世界の歴史を紐解く。
841
ちくま新書
モデルにならないかとスカウトされ契約書にサイン、現場に行ったらAVだった。契約不履行で違約金がかかる、親にバラすと脅され仕方なく応じると以後次々に撮影を強要…。支援活動に携わる著者の報告書。
842
ちくま文庫
植物の刺繍に長けた風里が越してきた古い一軒家。その庭の井戸には芸術家たちの悲恋の記憶が眠っていた。時を超え、ひとの想いはつながっていく。幻の小説『恩寵』完全版改題。
843
ちくま文庫
文学を必要とするのはどんな人か? 洗練された表現に柔軟な諧謔。「文学」「男と女」「紳士」「人物」のテーマごとに厳選した、人生の達人・吉行淳之介の入門書にして決定版。【解説】大竹聡
844
単行本
「農薬によって生態系が破壊され、やがて鳥も虫も鳴かない沈黙の春が来る」─自然との共生を訴えた女性の生涯。【巻末エッセイ】福岡伸一
845
ちくま文庫
「友だちというものは無駄な時をともについやすものなのだ」でもその魅力がいいのよ。つまらないことや無駄なことってたくさんあればあるほど魅力なの。友だちってなんだろう?一味違った友情論。【解説】亀和田武
846
ちくま新書
セウォル号事件、朴槿恵退陣を求める巨大デモ、日韓関係の悪化、文在寅政権下の分断…2014~20年初めまでに何が起こり人は何を考えていたのか? 現地からの貴重なレポート。
847
単行本
人間は醜い。だから少し離れて繋がろう。友人、家族、恋人…。大ベストセラー『完全自殺マニュアル』の著者が、悲痛な体験から生きづらさの最終的な解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。
848
学芸文庫
ヨーロッパ最大の覇権を握っていたハプスブルク帝国。民族原理の軋轢、外交問題、カタストロフ。巨大国家の足跡。【解説】大津留厚
849
プリマー新書
ちょっとした不安から激しい怒りまで、気持ちがゆれることは誰にもある。でも、それに振り回されるのではなく、性質や特徴を知ってこの気持ちに対処しよう。
850
学芸文庫
常に新たな情報に開かれ、継続的変化が前提となる後期近代で、自己はどのような可能性と苦難を抱えるか。
851
学芸文庫
岡倉が英文で書いた主著三部作(付『東洋の目覚め』)を収録。欧米社会に大きな衝撃を与えた不朽の名著。【解説】佐藤正英
852
ちくま文庫
この星に帰るための、ハートと魂へのレッスン。そして食べ物について知っておくべきこと。時には苦難の多い人生の中で、自分のやるべきことに出会い、確信を持って歩くためのガイドとなる言葉たち。【解説】広瀬裕子
853
学芸文庫
力は、使い切った時に伸びるものです。現場の国語教師として生涯を全うした、はま先生。遺されたことばから60選りすぐり、先生の人となり、思想、仕事に迫る、珠玉のことば集。
854
ちくま文庫
植物学者・牧野富太郎にはライバルがいた?博士と同時に別の植物図鑑を出版したある男との関係を読む図鑑史。魅力溢れる「在野」二人の仕事と植物図鑑の歴史を探る。【解説】大場秀章
855
ちくま文庫
26年に亘るシェイクスピア全作品翻訳の前に年間100本以上観てきたシェイクスピア劇と主要作品について尽きぬ魅力を綴ったエッセイ。全集最終巻についての書下ろしと全作品翻訳開始後のインタビュー付。
856
科学にとって「真理」とは何か? 「実在」とは社会的産物にすぎないのか? 現代哲学の鬼才が、科学哲学史を総ざらいしつつ、明快な筆致で20世紀科学の問題の核心に鋭く切り込む。
857
学芸文庫
倫理学の中心的な諸問題を深い学識と鋭い眼差しで再検討した、現代における古典的名著。倫理学はいかに変貌すべきか、新たな方向づけを試みる。
858
筑摩選書
敗戦直後の戦災孤児や浮浪者、経済成長下のスラムや寄せ場、消費社会の中のホームレスやシングルマザー…貧困の「かたち」の変容を浮かび上がらせた労作。貧困問題の核心を衝く。
859
プリマー新書
改憲論議、格差、日米関係、メディアと世論…。いま議論になっている問題の始まりは昭和に。ここが時代の転換点。昭和を知れば論点がもっとみえてくる。戦前・戦時下・戦後のダイナミックな歴史を一冊に。
860
ちくま文庫
「十のうち九までは礼讃の誠を連ねた中に、ホンの一つ、荷風文学の病弊と見た点を指摘したこと」で終生の恨みを招いた。ゴシップ、エピソードなど交え人間荷風を活写する。幻と言われた傑作評伝。【解説】加藤典洋
861
学芸文庫
現代の君主は、個人ではありえない、それはひとつの集合的意志である―。労働運動を組織しイタリア共産党を指導したグラムシ。獄中で綴られたテキストから重要な29編を精選、注解する。
862
学芸文庫
帝国は諸君を必要としている!ローマ軍に入隊しよう!ローマ帝国軍兵士になるためのマニュアルとして執筆された超実践的詳細架空ガイドブック。カラー図版多数。
863
筑摩選書
日本国憲法第9条に平和の文言を加え、25条の生存権を追加することで憲法に生命を吹き込んだ法律家・政治家「ギダンさん」。平和憲法成立への知られざる多方面の活躍と波乱の生涯を描く初の本格評伝。
864
ちくま文庫
湿り気と静寂と豊かな恵みが満ちる森は、日常を超える別世界への通路だ。宮崎駿、古井由吉、佐藤さとる、倉本聰、稲葉真弓、多和田葉子…森という魅惑のトポスで生まれた珠玉の37編がこの1冊に。
865
ちくま文庫
著者が年に1回、息子にインタビューする。3歳から10歳に成長する子どもの世界観をとらえた新鮮な試み。意表をつく受け答えは驚きと笑いの連続。
866
学芸文庫
模範としてきた西洋近代の諸理念に根本的な危機が訪れた1930年代、日本独自の哲学が生み出されていく。それは「無」の哲学。「京都学派」の全体像をわかりやすく説く、入門書の決定版。
867
プリマー新書
頑張りたくても頑張れない、後悔や心配事ばかり…。心が弱っているのは「脳」の調子が悪いだけかも?あいまいで実体のなさそうな「心」を脳科学から捉えなおし悩みにとらわれすぎない自分になろう。
868
ちくま文庫
あなた自身の「こえ」と「からだ」を自覚し、魅力的に向上させるための必要最低限のレッスンの数々。表現力をアップするための具体的な技法満載。【解説】安田登
869
ちくま新書
漢字による熟語である「漢語」。中国と日本でできたものがあり、来歴が謎に包まれたものが多くある。様々な漢語の来し方を探求し、普段使っている言葉の本来の意味、秘められたドラマに迫る。
870
ちくま新書
縄文人は南方起源ではなく「弥生人顔」も存在しなかった。歴史学に根強く残る誤謬を科学的視点から検証。人々の生身の姿を復原し歴史をひもとく「身体史観」を提唱。骨考古学の第一人者が日本人の実像に迫る。
871
学芸文庫
議論に説得力を持たせる術は古代ギリシアの賢人に学べ!アリストテレスたちのレトリック(レートリケー)理論、問答弁証術さらには論理学などを幅広く紹介する。【解説】納富信留
872
単行本
ある母親は病にめげない。ある母親は己自身を愛せない。ある母親は養子を引き取りある母親は子を奪われる。ある母親は後悔をせずある母親は終わりを選んだ。育てたい。愛したい。それだけの願いを叶えることが、こんなにも難しい。
873
ちくま新書
パヴロフの犬、エビングハウスの忘却曲線から、ミルグラムの服従実験やマシュマロテストまで。広く知られ、大きな影響力を持った30の名実験の内容を紹介しつつ、心理学の流れを一望する画期的入門書。
874
ちくま文庫
本当は就職をしたかった…。青春の悩める日々、創業への道のり、編集・装丁・書店営業の裏話、忘れがたい人。「ひとり出版社」夏葉社を営む著者による生き方、仕事、文学をめぐる心打つエッセイ。【解説】頭木弘樹
875
プリマー新書
悪口とは何か? 人のランクを下げる行為だ―。友だち同士の軽口とは何が違うのか。あだ名はどういう時に問題になるのか。悪口を言うことはなぜ面白い感じがするのか。言葉の負の側面から、その本質を知る。
876
ちくま新書
「戦後」を終わらせられないのはなぜか。核心にある「対米従属」「ねじれ」の問題の起源を世界戦争に探り平和憲法の大胆な書き替えによる打開案を示す。わたしたちよ、これでいいのか?思想の枠組みを破壊する言葉の爆弾。
877
学芸文庫
妖怪・河童。水棲生物を祖型としつつ水死者・被差別民・処刑キリシタン等のイメージが多元的に重なっていることが浮かびあがる。民俗学と科学史を横断した生物学者による、実証分析的空想生物学。【解説】小松和彦
878
学芸文庫
日本の地名に関する基礎情報を集成。文献だけでなく、テレビ、ラジオ、土地の人からの言葉を書き留めて、読む者を圧倒する。土地の記憶を次世代へつなぐための必携の事典。【解説】小田富英
879
ちくま文庫
江戸川乱歩、小泉八雲、平井呈一、日夏耿之介、澁澤龍彦、種村季弘―。「ゴシック文学」の世界へ飛び込むための厳選評論アンソロジー。日本の文豪・学匠たちが、泰西ゴシックの魅惑を達意の筆で解き明かす14篇収録。
880
学芸文庫
世界の全体像はどうなっているのか。人類が初めて世界の全体像を識っていく大航海時代。その200年の膨大な史料を俯瞰図としてまとめ上げた圧巻の決定版通史。【解説】伊高浩昭
881
学芸文庫
異なる宗教・言語・文化が、多様なまま統一された稀有な国インド。なぜ多様性は排除されなかったのか。身近なテーマを切り口に、共存の思想をインドに学ぶ。世界的権威によるまたとない入門書。【解説】竹中千春
882
ちくま新書
民族と歴史の外に立つ「個人」に自由はあるか? 人工知能が本格化し監視社会化が進む時代を迎えて、自由の実態は不透明になりつつある。日本の近代を世界史の中で再検証し、自由の動的で、かつ多面的な姿を展望する。
883
学芸文庫
科学・産業が発達しても避けられない病気に人間は様々な意味づけを行ってきた。民俗医療や治療儀礼、宗教・民間信仰・シャーマニズム…「医療人類学」を切り拓いた著書の画期的著作。【解説】浜田明範
884
プリマー新書
天動説を否定し地動説を唱えたコペルニクスによって、近代科学は大きな一歩を踏み出した。どのように太陽中心説を思いついたのか。固定観念を打ち破った近代科学誕生の幕開けの瞬間に迫る。
885
ちくま文庫
気分屋で無気力な父親が、セキコは大嫌いだった。彼がいる家にはいたくない。塾の宿題は重く、母親はうざく、妹はテキトー。世界はどうしてこんななのか。中学3年生女子のひと夏の怒りの物語。
886
ちくま新書
大いなる成功と絶望的な無理解の断層に屹立する20世紀最も重要な哲学書『存在と時間』。その本当の狙いとは何か? 難解といわれるハイデガーの思考の核心を読み解き、西洋哲学が問いつづけた「存在への問い」に迫る。
887
ちくま文庫
連合艦隊が勝利した最大の要因は、厳しい訓練や民族性ではなく、軍事技術の合理的で正確な運用にあった。その後の海上決戦の範となった日本海海戦の全貌をハードとソフトの両面で検証し、斬新な視点から再現する。