10代のための新シリーズ

第2期全10点堂々完結!

ちくまQブックス

きみの未来は「なぜ」からはじまる

ちくまQブックスとは?

本文レイアウト見本

2色刷

イラスト多数

本文レイアウト/2色刷・イラスト多数

『植物たちのフシギすぎる進化─木が草になったって本当?』より

判型:四六判変型・並製カバー装 予定ページ数:96~128ページ 定価:1210円(10%税込) 装丁:鈴木千佳子

学校現場の声を受けて生まれました

  • 小説ではない読書にチャレンジするきっかけに。
  • 短いから読み通せ、本を読む自信がつきます。
  • 読書経験が少なくても抵抗なく読めるよう、図版、イラストを多数使用し、
    教育漢字外ルビで読みや理解を助けます。
  • 各巻末に読書案内を付けて、次の読書への手助けをします。
  • 「ちくまQブックス」で洞窟探検にでかけよう!

    清教学園中・高等学校 探究科教諭 片岡則夫さん

     探究学習 ── 生徒が自分の興味でテーマを決めて学ぶ授業を中高一貫校で続けてずいぶんになります。あるとき、「たんきゅう」の「きゅう」は「究」かな? 「求」かな? と思って、白川静先生の『常用字解』を開きました。

     まずは「探」の字。偏は手偏なので「手」。では、旁はというと「穴」と「木」? 解説には「穴」と「木」を合わせて、「穴の中のものを火で照らして捜す形」とありました。古い中国の文字(①)を見るとそんな風に見えなくもありません。つまり、「探」は「穴の中で火をかざしてものを捜す」という意味。意外や意外。

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    ※図版とともに引用したのは、白川静『常用字解』[第二版](平凡社、2012年)
    ※図版とともに引用したのは、白川静『常用字解』[第二版](平凡社、2012年)

     次に「究」。こちらの冠も「穴」。また穴? では下の「九」はというと、「その身を折り曲げている竜の形」とあります(②)。穴の中の竜! ファンタジー? 解説には「穴の中で身をかがめ、窮屈な形で入り込むことを究といい、「きわめる、きわめつくす」の意味に用いる」とあります。

     最後に「求」。これは「剝ぎ取った獣の皮の形」(③)。いかにも。「この獣の持つ霊の力によって……望むことが実現するよう求める」ところから、「求める」を意味するとのこと。

     探究(求) ── それは、窮屈な思いをしながらも火をともし穴の中を深くさぐり求めきわめる、という意味になります。

     人はなにかを求めて「穴」をさぐります。どの穴に入って、何を求めるかはそれぞれ違いますが、穴の中は暗闇ですから、たいまつが頼りになります。新しくスタートした、中高生向けノンフィクションシリーズ「ちくまQブックス」は、そうした探究のたいまつ(水先案内)になるはずです。多様な分野の先達のみなさんが10代の読者に説き起こす、そんな頼もしいシリーズなのですから。第1期は10点。さまざまな世界の扉が開きます。どこの扉を開くのか(どの穴を選ぶのか)、それは読者しだいです。

     ちなみにQは「クエスチョンからクエストへ」という意味。クエストには探究のほかに「冒険の旅」の意味もありますね。ただしこのQuest、お姫様救出の旅ではなくて、「自分を探す旅」でもあります。いえ、探究学習をしたら将来が見えるとか、そう話は単純ではありません。とにかく興味を持って学ぶと、知識が広がり、読むべき本が見つかり、人とのであいが生まれ、さらに別のテーマが姿を現します。そうしているうちに、「自分は何者か」の淡い輪郭 ── アイデンティティが浮かんでくるのです。

     ところで、中高生は本を読まない、と言われます。そう、彼らは「読書=物語を読む」と考えていますし、ノンフィクションという言葉も知りません(「評論文」とか言います)。こうした事態はなぜ生じるのでしょう。「読みたい本」とのであいがないからです。

     清教学園では中学での卒業論文作成や、教室を本がめぐる「新書回転寿司」などさまざまな試みをしています。テーマを見定めた生徒たちは、例外なくたくさんの本を積み上げて、貪欲に読書を始めます。興味と本のであいがいかに大切かがわかります。「ちくまQブックス」と多くの子どもたちがであうのを願っています。それこそが、学び(洞窟探検)への旅立ちの、そして新しい世界の発見のきっかけになるはずだからです。

    ちくまQブックス◆刊行ラインナップ

    小林亜津子

    北里大学一般教育部教授

    生命倫理のレッスン

     ── 人体改造はどこまで許されるのか?

    美容整形、スマートドラッグ…
    人体改造はどこまで許されるのか?

    美容整形、ドーピング、スマートドラッグなど、人体を改良するための技術利用は「私の自由」といえるのか? 医療技術の急速な進展は、私たちの生き方や選択をどう変えるのか? 次々と繰り出される科学技術との向き合い方を考える〈生命倫理〉の対話の世界へようこそ!

    ISBN:978-4-480-25132-9/1210円(10%税込)/128ページ

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    小林亜津子(こばやし・あつこ) 著者近影

    小林亜津子(こばやし・あつこ)

    東京都生まれ。北里大学一般教育部教授。京都大学大学院文学研究科修了。文学博士。専門は、ヘーゲル哲学、生命倫理学。技術の進歩が次々と投げかける新しい倫理問題に対して、問題解決への道を探るプロジェクト研究型の授業を展開している。著書に、『はじめて学ぶ生命倫理』『QOLって何だろう』(共にちくまプリマー新書)、『生殖医療はヒトを幸せにするのか』(光文社新書)などがある。

    池田晶子

    文筆家

    言葉を生きる

     ── 考えるってどういうこと?

    言葉はどうして伝わるんだろう!
    その驚きが、君の力になる。

    君たちは言葉を使って話したり書いたりしている。でもどうして伝わるのだろう。相手と君が同じことを理解できるなんて奇跡みたいじゃないか! この当たり前に気付いて驚いた君は幸運だ。その驚きこそ、君の考える力になる。『14歳からの哲学』の著者が贈る考えるヒント。

    ISBN:978-4-480-25133-6/1210円(10%税込)/128ページ

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    池田晶子(いけだ・あきこ) 著者近影

    池田晶子(いけだ・あきこ)

    1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在の謎としての生死の大切を、語り続ける。主な著作に『14歳からの哲学』『14歳の君へ』『暮らしの哲学』『無敵のソクラテス』『考える日々』など。2007年2月23日没。

    円満字二郎

    文筆家

    漢字が日本語に
    なるまで

     ── 音読み・訓読みはなぜ生まれたのか?

    ことばの奥深さにせまる
    タイムトラベルに出かけよう!

    かつて中国から日本に伝わった漢字は、日本語にとってかなり不便な文字だった。日本人はどう工夫し使いこなしてきたのか。音読みと訓読み、同じ訓読みをする漢字、名前の漢字、同音異義語、二字熟語の5つのストーリーにのって、タイムトラベルを始めよう!

    ISBN:978-4-480-25134-3/1210円(10%税込)/128ページ

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    円満字二郎(えんまんじ・じろう) 著者近影

    円満字二郎(えんまんじ・じろう)

    1967年生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの編集を担当。2008年に独立。現在はライターとして、漢字の魅力をわかりやすく伝える辞書やエッセイなどを執筆している。著書に『語彙力をつける 入試漢字2600』(筑摩書房)、『漢字ときあかし辞典』『漢字の使い分けときあかし辞典』(以上、研究社)、『難読漢字の奥義書』(草思社)など多数。

    青野由利

    科学ジャーナリスト

    ウイルスって何だろう

     ── どこから来るのか?

    生物でも無生物でもない、
    フシギな存在

    ウイルスは、自分だけで生き続けたり、増えたりできないという点で、生物と無生物の間にあるような存在だ。ではウイルスとは何だろう。ウイルスに感染し病気になるメカニズムや、ウイルス感染症が社会を動かした歴史などを通して、その正体に迫る。ウイルスを見つめることで人間や社会が見えてくる。

    ISBN:978-4-480-25135-0/1210円(10%税込)/128ページ

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    青野由利(あおの・ゆり) 著者近影

    青野由利(あおの・ゆり)

    東京生まれ。毎日新聞社論説室専門編集委員を経て科学ジャーナリスト。東京大学薬学部卒、同大学院総合文化研究科修士課程修了。『宇宙はこう考えられている』『ニュートリノって何?』『生命科学の冒険』など著書多数。『ゲノム編集の光と闇』で講談社科学出版賞受賞。

    池上嘉彦

    東京大学名誉教授/日本認知言語学会名誉会長

    ふしぎなことば
    ことばのふしぎ

     ── ことばってナァニ?

    30年以上愛され続けた10万部のロングセラーが、読みやすくなって新登場!

    「伝える」だけじゃない。ことばには「創り出す」はたらきもある――子どもや詩人のハッとさせられることば遣いから、やさしくひもとく“ことば”のふしぎ。これからことばが「自己紹介」を始めます。聞いてみてやってください。

    ISBN:978-4-480-25136-7/1210円(10%税込)/128ページ

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    池上嘉彦(いけがみ・よしひこ) 著者近影

    池上嘉彦(いけがみ・よしひこ)

    1934年、京都市の生まれ。東京大学で英語英文学(B.A.,M.A.)、Yale大学で言語学(M.Phil.,Ph.D.)専攻。現在、東京大学名誉教授、日本認知言語学会名誉会長。インディアナ大学、ミュンヘン大学、チュービンゲン大学、ベルリン自由大学、北京日本学研究センターなどで客員教授、ロンドン大学、カリフォルニア大学バークレー校などで客員研究員。Longman Dictionary of Contemporary English(3rd ed.),『ロングマン英和辞典』で校閲者。著書に『意味論』『「する」と「なる」の言語学』(大修館書店)、『記号論への招待』『ことばの詩学』(岩波書店)、『〈英文法〉を考える』『日本語と日本語論』(ちくま学芸文庫)、『英語の感覚・日本語の感覚』(NHKブックス)など。言語学書の翻訳、論文多数。

    飯田隆

    哲学者

    不思議なテレポート・マシーンの話

     ── なぜ「ぼく」が存在の謎を考えることになったか?

    考えるってこんなにおもしろい! 楽しい議論の仕方を知ろう! 小さな哲学対話

    おじさんがフリマで出会った奇妙な機械。それは物体をデータ化して、複製するという驚きの力を持つ装置だった。もしもあらゆるものが複製可能になったなら、この世界は、ぼくたちはどうなってしまうのか? それともぼくたちもすでに……? 知識ゼロからの哲学対話。

    ISBN:978-4-480-25137-4/1210円(10%税込)/112ページ

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    飯田隆(いいだ・たかし) 著者近影

    飯田隆(いいだ・たかし)

    1948年生まれ。東京大学とミシガン大学で学び、熊本大学、千葉大学、慶應義塾大学、日本大学で、哲学を教えた。著書に、『言語哲学大全』(全4巻)、『新哲学対話』、『日本語と論理』、『虹と空の存在論』などがある。

    津村記久子

    作家

    苦手から始める
    作文教室

     ── 文章が書けたらいいことはある?

    書くことで自分を見つける

    作文は書けないより書けたほうがいい。それはなぜ? 作文でつまずく「テーマの決めかた」「書き出し」「伝わらなさ」「感想文を書く意味」から始まり「いい文章の正体」「誰も読まない作文はない」といった作文の本質を紹介。SNSよりおすすめ、書くことを通して自分や世界が見えてくる作文教室。

    ISBN:978-4-480-25138-1/1210円(10%税込)/128ページ

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    津村記久子(つむら・きくこ) 著者近影 写真提供:講談社

    津村記久子(つむら・きくこ)

    1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞。2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など受賞多数。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』などがある。

    中村桂子

    JT生命誌研究館名誉館長

    科学はこのままで
    いいのかな

     ── 進歩? いえ進化でしょ

    生きもの目線で未来を考えよう!
    私たちは生きものなのだから。

    科学で生活は便利になったけれど、効率や結果ばかり求められるのはどこかおかしくないかな? 何だか息苦しいよね。だって私たちは機械じゃなくて生きものなのだから。基本を変えずに、しかし驚くほどの多様さを生みだして38億年続いてきた「進化」を軸に、生きもの目線で私たちの未来を考えよう。

    ISBN:978-4-480-25140-4/1210円(10%税込)/128ページ

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    中村桂子(なかむら・けいこ) 著者近影

    中村桂子(なかむら・けいこ)

    1936年東京生まれ。JT生命誌研究館名誉館長。理学博士。東京大学大学院生物化学科修了。ゲノムを基本に生きものの歴史と関係を読み解く「生命誌」を提唱し、1993年JT生命誌研究館を創設。2002〜20年同館館長。『生命誌の扉をひらく』『自己創出する生命』『科学者が人間であること』『老いを愛づる』ほか著書多数。

    内藤正典

    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授・一橋大学名誉教授

    トルコから
    世界を見る

     ── ちがう国の人と生きるには?

    文化を理解するためのものさしは、
    ひとつではない

    環境や貧困、差別や戦争、世界規模の課題解決は、他国の人と取り組まなくてはならない。そのためには自国とちがう国の文化を知ることが重要だ。アジアとヨーロッパ、二つの大陸にまたがる国トルコは「東洋のものさし」「西洋のものさし」の融合が可能か考え続けてきた。トルコの人びとの考え方を通して、世界を眺めると、異文化理解のてがかりが見えてくる。

    ISBN:978-4-480-25139-8/1210円(10%税込)/128ページ

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    内藤正典(ないとう・まさのり) 著者近影

    内藤正典(ないとう・まさのり)

    1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。同大学院理学系研究科地理学専門課程中退。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。一橋大学名誉教授。著書に『イスラームから世界を見る』(ちくまプリマー新書)、『となりのイスラム』(ミシマ社)、『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』(集英社)、『イスラームからヨーロッパをみる』(岩波新書)ほか多数。

    小泉武夫/井出留美

    東京農業大学名誉教授/食品ロス問題ジャーナリスト

    いちばん大切な
    食べものの話

     ── どこで誰がどうやって作ってるか知ってる?

    からだは食べたものでできている

    私たちのからだは食べたものでできている。だけどその大切な食べもののことをずいぶんおろそかにしていない? まだ食べられるのに捨てられる食品、低い食料自給率、狭い場所に閉じ込められる家畜、栄養不足で育てられる野菜、価格優先の食品メーカー等々。今こそ日本の食を立て直そう!

    ISBN:978-4-480-25141-1/1210円(10%税込)/112ページ

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    小泉武夫(こいずみ・たけお) 著者近影

    小泉武夫(こいずみ・たけお)

    東京農業大学名誉教授。専門は食文化論、発酵学、醸造学。発酵の第一人者として、発酵技術を社会に役立てる提案を多数発信している。
    小泉武夫(こいずみ・たけお) 著者近影

    井出留美(いで・るみ)

    食品ロス問題ジャーナリスト。『SDGs時代の食べ方』など著書やネットメディアでの連載で、食料問題に関する提案を多数発信している。

    苫野一徳

    哲学者/教育学者・熊本大学教育学部准教授

    未来のきみを変える
    読書術

     ── なぜ本を読むのか?

    頭と目を鍛えるための
    本の読み方を伝授しよう

    なぜ大人は本を読めというのだろう?頭と目を鍛えるための本の読み方を伝授しよう。問題の解決に力を発揮する最強の武器に自分がなる!

    ISBN:978-4-480-25112-1/1210円(10%税込)/128ページ

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    苫野一徳(とまの・いっとく) 著者近影

    苫野一徳(とまの・いっとく)

    1980年生まれ。兵庫県出身。熊本大学教育学部准教授。著書に『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマー新書)、『勉強するのはなんのため?』(日本評論社)、『教育の力』『愛』(講談社現代新書)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)など。

    伊藤亜紗

    美学者・東京工業大学
    リベラルアーツ研究教育院教授

    きみの体は何者か

     ── なぜ思い通りにならないのか?

    きっと体が好きになる!
    14歳からの身体論

    体は思い通りにならない。けれど体の声に耳をすませば、思いがけない発見が待っている! きっと体が好きになる14歳からの身体論。

    ISBN:978-4-480-25114-5/1210円(10%税込)/96ページ

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    伊藤亜紗(いとう・あさ)  著者近影

    伊藤亜紗(いとう・あさ)

    1979年、東京生まれ。東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長。同リベラルアーツ研究教育院教授。専門は美学、現代アート。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』、『どもる体』、『記憶する体』、『手の倫理』など。

    鎌田浩毅

    火山学者・京都大学レジリエンス実践ユニット
    特任教授/名誉教授

    100年無敵の勉強法

     ── 何のために学ぶのか?

    一度知ったらもう戻れない、
    ワクワクする勉強の秘伝を大公開!

    誰にも邪魔されない人生をつかむために、「死んだ勉強」を「活きた勉強」に変え、ステキな自分をプロデュースする戦略を学ぼう!

    ISBN:978-4-480-25113-8/1210円(10%税込)/128ページ

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    鎌田浩毅(かまた・ひろき) 著者近影

    鎌田浩毅(かまた・ひろき)

    1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

    稲垣栄洋

    植物学者・静岡大学大学院教授

    植物たちの
    フシギすぎる進化

     ── 木が草になったって本当?

    勇気づけられる、植物たちの話。

    生き残りをかけた、植物の進化を見つめると、「強さ」の基準や勝負の方法は無限にあることがわかる。勇気づけられる、植物たちの話。

    ISBN:978-4-480-25111-4/1210円(10%税込)/96ページ

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    稲垣栄洋(いながき・ひでひろ) 著者近影

    稲垣栄洋(いながき・ひでひろ)

    1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。静岡大学大学院教授。農業研究に携わるかたわら、雑草や昆虫など身近な生き物に関する著述や講演を行っている。著書に『植物はなぜ動かないのかー弱くて強い植物のはなし』『雑草はなぜそこに生えているのか』『イネという不思議な植物』『はずれものが進化を作る』 (以上ちくまプリマー新書)他著書多数。

    小貫篤

    筑波大学附属駒場中・高等学校 公民科教諭

    法は君のためにある

     ── みんなとうまく生きるには?

    名門校・筑駒(筑波大学附属駒場中・高等学校)の人気授業を書籍化!

    部活のスタメン争い、文化祭での教室の取り合い、修学旅行中の行動がSNSで拡散──中学生のタツルくんが出会ったトラブルは、法的な考え方を使うとどう解決できるのか? みんなとうまく生きるための法の世界に、君も一歩足を踏み入れてみよう。

    ISBN:978-4-480-25115-2/1210円(10%税込)/128ページ

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    小貫篤(おぬき・あつし) 著者近影

    小貫篤(おぬき・あつし)

    1984年茨城県生まれ。都立高校を経て、筑波大学附属駒場中・高等学校で公民科を教えている。筑波大学非常勤講師。生徒が社会問題について考え、解決策を専門家に提案するような授業を行っている。社会問題を解決するために法の考え方や、トラブルを解決する交渉の技能を学ぶことが重要と考えている。編著に『話し合いでつくる 中・高 公民の授業』(清水書院)など。

    井出留美

    食品ロス問題ジャーナリスト

    SDGs時代の食べ方

     ── 世界が飢えるのはなぜ?

    食卓から世界を変えよう!

    日本では今この瞬間にも大量の食べものが捨てられている。その量は国連が行う食料支援のなんと1.4倍。このおかしな状況を変えるにはどうしたらいいのか!?

    ISBN:978-4-480-25116-9/1210円(10%税込)/112ページ

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    井出留美(いで・るみ) 著者近影

    井出留美(いで・るみ)

    食品ロス問題ジャーナリスト。日本初のフードバンクの広報を委託されるなど食品ロス問題に取り組み、「食品ロス削減推進法」の成立にも協力。第2回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門受賞、Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞、令和2年度食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。著書に『捨てられる食べものたち』(旬報社)、『食品ロスの大研究』(PHP研究所)などがある。

    片岡則夫

    清教学園中・高等学校 探究科教諭

    マイテーマの探し方

     ── 探究学習ってどうやるの?

    問いを深める プロセスがわかる

    題材選びから、資料の探し方、引用・出典の書き方、フィールドワーク、テーマ設定の〝落とし穴〟まで――3000名の中高生の豊富な実例から、一番知りたい急所がわかる。自分の興味と問いを見つめる、「探究学習」の大航海に出発しよう!

    ISBN:978-4-480-25117-6/1210円(10%税込)/128ページ

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    片岡則夫(かたおか・のりお) 著者近影

    片岡則夫(かたおか・のりお)

    1963年神奈川県生まれ。東京学芸大学大学院修了。神奈川県立厚木商業高校で図書館を利用した授業「大航海」の実践を始め、清教学園において図書館を使った探究学習・論文作成を実践指導、15年間で約3000名のマイテーマ探しを見守ってきた。現在、清教学園中・高等学校探究科教諭・図書館振興財団教育支援担当。著書に『中高生からの論文入門』(共著、講談社現代新書)など。

    小泉武夫

    東京農業大学名誉教授

    世界一くさい
    食べもの

     ── なぜ食べられないような食べものがあるのか?

    このにおいには
    人類の英知がつまっている!

    脱ぎたてのお父さんの靴下の60倍以上くさいという魚の缶詰「シュール・ストレミング」。世界にはなぜこんな食べものが存在するのか? その謎に迫る。

    ISBN:978-4-480-25118-3/1210円(10%税込)/112ページ

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    小泉武夫(こいずみ・たけお) 著者近影 撮影 中西裕人

    小泉武夫(こいずみ・たけお)

    東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は食文化論、発酵学、醸造学。現在、日本各地の大学の客員教授や、発酵食品ソムリエ講座・発酵の学校校長、特定非営利活動法人発酵文化推進機構理事長などを務める。『くさい食べもの大全』(東京堂出版)、『最終結論「発酵食品」の奇跡』(文藝春秋)、『食いしん坊発明家』(新潮社)、『漬け物大全』(講談社学術文庫)、『醤油・味噌・酢はすごい』(中公新書)など、多数の著書がある。

    森毅

    数学者

    悩んでなんぼの
    青春よ

     ── 頭がいいとはどういうこと?

    ウロウロと考えあぐねることに
    意味がある

    社会と現実の自分のはざまで、ややこしく考え、うろうろする。若い頃はそんなことこそが大事だと稀代の数学者は語る。身近な悩みに答える人生探究の1冊。

    ISBN:978-4-480-25119-0/1210円(10%税込)/112ページ

    購入する 試し読み
    森毅(もり・つよし) 著者近影

    森毅(もり・つよし)

    1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。

    田房永子

    漫画家・エッセイスト

    なぜ親は
    うるさいのか

     ── 子と親は分かりあえる?

    振り回されずに
    自分の人生を生きるには

    親が過干渉になる仕組みを、子ども・大人・母親の立場から徹底究明。「逃げられない」あなたに心得てほしいこととは。渾身の全編漫画描き下ろし!

    ISBN:978-4-480-25131-2/1210円(10%税込)/112ページ

    購入する 試し読み
    田房永子(たぶさ・えいこ) 著者近影 撮影 矢部朱希子

    田房永子(たぶさ・えいこ)

    1978年東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を2012年に刊行。そのほかの著書に『しんどい母から逃げる!!』(小学館)、『キレる私をやめたい』(竹書房)、『ママだって、人間』(河出書房新社)などがある。

    推薦のことば

    羽生はぶ善治よしはる

    棋士

    われわれは膨大な量の情報に触れる世界に生きています。
    それはとても変化とスピードが速い世界であり、
    視野が狭くなりがちな世界とも言えます。
    読書を通して様々な世界を「定点観察」してみましょう。

    羽生善治(はぶ よしはる) 棋士

    瀬尾せおまいこ

    小説家

    いろんな思いであふれている10代に、たくさんのものに
    触れるのはすてきなことだと思います。本は、相当遠い世界にも、
    ちょっと難しそうな謎の向こうにも連れて行ってくれるはず。
    あっという間に過ぎる若い時代、本を開いて、
    ここにはない世界に手を伸ばしてみてください。

    羽生善治(はぶ よしはる) 棋士

    ブレイディみかこ

    ライター

    知らなかったことを知り、違う考え方があることに気づく。
    これを「自由になる」と言う。
    ちくまQブックスはあなたを解き放つためにある。

    羽生善治(はぶ よしはる) 棋士

    編集部より

    10代のみなさんへ

    “きみの未来は「なぜ」からはじまる”
    変化が目まぐるしくて、将来を見通せない時代だといわれます。
    そんな時に頼りになるのは、「考え続ける力」だと、私たちは考えます。
    身近な問い(Question)、ここがスタート地点です。
    その問いを温め、考え続ける(探究:Quest)ことの大切さを、本を通し伝えていきます。
    読み考える過程を楽しみ、読み終えたときに、
    次の問いや次の本に向かう勇気と元気がわいてくるはずです。
    ちくまQブックスを開いてみてください。