1920年、福岡県生まれ。東京帝国大学経済学部卒業。54年、白家太郎名義で応募した「みかん山」が「宝石」短篇懸賞に佳作入賞してデビュー。58年に『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、59年に「落ちる」など3篇で第40回直木賞を受賞。ほかの著書に『異郷の帆』『墓場への持参金』『おやじに奉げる葬送曲』など。また数多くの時代小説作品を残している。94年歿。

多岐川恭

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