1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史。フーコーの思想を、とりわけ「権力」や「統治」といった主題を中心に研究する。また、社会科学・人間科学への統計の応用史を掘り下げ、さらには「連帯」と「正義」をめぐる哲学的探究をつづける。著書に『ミシェル・フーコー――近代を裏から読む』(ちくま新書)、『連帯の哲学Ⅰ――フランス社会連帯主義』(勁草書房、第28回渋沢・クローデル賞)、『フーコーの穴――統計学と統治の現在』(木鐸社)などがある。