1918ー2012年、京都生まれ。第一高等学校理科乙類を経て京都大学文学部哲学科入学のち退学。東京大学文学部フランス文学科卒業。大阪大学文学部教授で定年退官。同大学名誉教授。研究実績に「パスカルの数学的業績」(大阪大学文学部研究紀要)があり、世界的水準の数学史研究者として内外に知られている。ほかにも、デカルト、ロベルヴァル、ホイヘンス、ニュートン、ライプニッツらに関する研究論文・翻訳がある。また一方で、フランス語教育や文学研究にも長くたずさわり、スタンダール、アラン、ヴァレリーらの翻訳もある。パスカル数学研究により日本学士院賞・恩賜賞受賞。著書に『近世の数学』、訳書にデカルト『幾何学』(いずれもちくま学芸文庫)がある。

原亨吉

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