大阪府池田市生まれ。幼年時代を釜山で過ごす。戦後引き揚げ。一九四八年宝塚歌劇団入団。五三年映画界に転身し、小津安二郎監督『東京暮色』、今井正監督『夜の鼓』、内田吐夢監督『浪速の恋の物語』など、出演総数は七十数本を数える。また舞台でも東宝の『奇跡の人』や『風と共に去りぬ』に出演。宇野重吉の劇団民藝に参加。八〇年ライフワークとなる『はなれ瞽女おりん』と出会い、684回の旅公演を重ねた。

有馬稲子

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