川本三郎
( かわもと・さぶろう )川本 三郎(かわもと・さぶろう):1944年、東京生まれ。新聞社勤務を経て、評論・翻訳活動に入る。訳書にカポーティ『夜の樹』『叶えられた祈り』、近著に『映画の木洩れ日』『ひとり遊びぞ我はまされる』など。
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細部にこだわりつつ映画の全体を把え、映画を通して時代の気分を語る独特の批評スタイル。ここには映画一般ではなく「私にとっての映画」が息づいている。映画館の暗闇を愛する人々に、本書はひとときのセンチメンタルジャーニーを約束する。映画を通して時代の気分を写し出す、ペーソスにあふれたエッセイ。
1 たかが映画というけれど(ポンコツ・ヒロイン礼讃―マイ・フェバリッツ・ヒロイン
短くも美しく燃え―東映のヒロインたち
ポンコツ・ヒロインふたたび)
2 ヒーローはひとりぼっち(アルドリッチのホーボーズ・ララバイ―『北国の帝王』
ハート・イズ・ア・ロンリー・ランナー―『フレンチ・コネンション2』『ロンゲスト・ヤード』
リターン・トゥー・ハードボイルド)
3 チンピラにラブ・ソングを!―B級グラフィティ
4 シマネ裏通り―ファイブ・オクロック・シャドウ
THE END ア・カインド・オブ・センチメンタル
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