ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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戦争中には、戦死にまつわる多くの「美談」がつくられた。ある日、焼跡で死んだ男の話を耳にした。その死に「いのちがけのこっけいさ」を感じた時、数々の「美談」に影がさすのを覚えた。そして自分の内の「ユーモアの鎖国」が解け始めたのだ。戦中から今日までに出会った大小の出来事の意味を読みとり、時代と人間のかかわりを骨太にとらえた、エピソードでつづる自分史。
新巻
花嫁
うわさ
まじめな魚
試験管に入れて
ユーモアの鎖国
花よ、空を突け
事務員として働きつづけて
生活の中の詩
詩を書くことと、生きること
第1行はとび出してきます
生活詩
眠っているのは私たち
私の新しい空〔ほか〕
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