ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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天皇とはなにか。私たちにとってどういう存在なのか。戦後の天皇の「成立」を、さまざまな人の言説、さまざまな出来事から検証しつつ8月15日の意味を考え、「私」と天皇の関係を改めて問い返す。企業と天皇のある種の結びつき、民主主義と天皇、市民社会と天皇についても考察をすすめ、さらに、その戦争責任とわかちがたいアジアの人びととのかかわり合いについて論及。天皇について考えるための絶好の一冊。
1 私と天皇(ピラミッドと天皇
天皇の声
「象徴」という人間
「現人神」と「臣のいのち」
国家的祈りと個人的祈り
二つの天皇観―「顕教」的天皇と「密教」的天皇
「人間宣言」の意味)
2 「このふつうの人間」のこわさ(「このふつうの人間」のこわさ
「企業ぐるみの自分」・「企業ぐるみの日本」・「企業ぐるみの天皇」
「玉音」と「エビフライ」と「夾竹桃」)
3 民主主義・「市民社会」の「敵」としての天皇
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