ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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その昔、文楽が『明烏』を高座にかけると、売店の甘納豆がよく売れた。噺のなかで甘納豆を食べる迫真の芸に、ついお客がつりこまれて―という話がある。八代目桂文楽は演題のすべてが「十八番」だった。どれも、言葉のはしばしまで一字一句ゆるがせにできぬほど磨きぬかれ、完成された一席。それを、完璧な落語芸で演じてみせた。古典落語が行きついた一つの到達点というべき、文楽落語十八番集の一冊。
明烏
松山鏡
心眼
鰻の幇間
船徳
富久
酢豆腐
厩火事
よかちょろ
素人鰻
寝床
つるつる
厄払い
景清
馬のす
干物箱
愛宕山
星野屋
王子の幇間
夢の酒
花瓶
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