串田孫一
( くしだ・まごいち )1915―2005年。哲学者、詩人、エッセイスト。東京生まれ。東京帝国大学哲学科卒業。上智大学、東京外国語大学などで教鞭をとる。「歴程」同人。1958年、山の文芸・芸術誌「アルプ」を創刊し、,83年終刊まで編集責任者を務める。『山のパンセ』実業之日本社、『ギリシア神話』筑摩書房、『串田孫一随想集』全6巻、立風書房、『串田孫一集』全8巻、筑摩書房など、著書多数。
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恋多きゼウスと、嫉妬に狂う妻ヘラ、その子ヘーパイトスと美の女神アプロディテ、恋の矢をもつエロス…オリュンポスの神々はいかに戦い、いかに恋したか。しなやかな哲学者による、ギリシア神話入門の決定板。
世界が創造され、そこに生まれた神々がさっそく戦いはじめたこと
オリュポス山上の神の都と、そこにいる十二の神々
オリオンが追いかけた7人の娘
愛の神エロスが恋をした話
人間の最初の女および火を盗んで岩につながれたプロメテウス
大洪水で人間が死に絶え再び生まれ出ること
太陽神の車を借りて川に落ちたパエトンの話
冥府へ行ったペルセポネ、あるいはこの世に四季が出来たいわれ
アポロンの投げた円盤が美少年ヒュアキトントスを殺すこと
月の女神と羊飼いの若者との月夜にふさわしい恋物語〔ほか〕
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