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ちくま文庫

三島由紀夫レター教室

5人の登場人物が巻き起こす様々な出来事を手紙で綴る。恋の告白・借金の申し込み・見舞状等、一風変ったユニークな文例集。 【解説: 群ようこ 】

定価

682

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02577-7

Cコード

0193

整理番号

-13-1

1991/12/04

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

職業も年齢も異なる5人の登場人物が繰りひろげるさまざまな出来事をすべて手紙形式で表現した異色小説。恋したりフラレたり、金を借りたり断わられたり、あざけり合ったり、憎み合ったりと、もつれた糸がこんがらかって…。山本容子のオシヤレな挿画を添えて、手紙を書くのが苦手なあなたに贈る枠な文例集。

目次

登場人物紹介
古風なラブ・レター
有名人へのファン・レター
肉体的な愛の申し込み
借金の申し込み
処女でないことを打ちあける手紙
同性への愛の告白
愛を裏切った男への脅迫状
出産の通知
招待を断わる手紙
結婚申し込みの手紙
恋敵を中傷する手紙
心中を誘う手紙
旅先から?フ手紙
年賀状の中へ不吉な手紙
英文の手紙を書くコツ
真相をあばく探偵の手紙
探偵解決編の手紙
身の上相談の手紙
病人へのお身舞い状
妊娠を知らせる手紙
妊娠を知った男の愛の手紙
陰謀を打ち明ける手紙
余計なお世話をやいた手紙
裏切られた女の激怒の手紙
閑な人の閑な手紙
結婚と新婚を告げる手紙
すべてをあきらめた女の手紙
家庭のゴタゴタをこぼす手紙
離婚騒動をめぐる手紙
悪男悪女の仲なおりの手紙
作者から読者への手紙

著作者プロフィール

三島由紀夫

( みしま・ゆきお )

(1925-1970)本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『反貞女大学』『命売ります』『私の遍歴時代』『文化防衛論』などがある。

この本への感想

この本は所謂三島由紀夫の通常のそれとは違い、さらりと読める所が初心者向きだ。
この物語は手紙いう形で話が進んでいく大変面白い構成だ。
男性の手紙の書き方と女性の手紙の書き方を客観的に見比べられるのはこの本位ではないだろうか?

ミホ

さん
update: 2008/05/11

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