ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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いまや、現代の先進諸国の社会では、健全な核家族が解体の道をたどっている。かつて拡大家族がもっていた家庭としての種々の機能を失い、家庭は単なる感情の容れ物となっている―。この本は、日本で数少ない家族精神医学の権威が米国の動向をも見すえながら、現代の家庭・家族がはらむ問題とその未来に光をあてる。家族について考える人の必読の一冊。
第1章 感情の容れ物としての家庭
第2章 家庭の中の山アラシ・ジレンマ
第3章 思い込みで暮らす幻想家族
第4章 日本的核家族
第5章 父親不在と擬似同性愛社会
第6章 男性月経社会の心理
第7章 ネットワーク家族への道
第8章 家族の未来
エピローグ 人間観の革命
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