滝田ゆう
( たきた・ゆう )1932年、東京都向島区寺島町(現墨田区向島)に生まれる。墨田川高校卒。漫画を志し、田河水泡の内弟子となり、「ガロ」に「寺島町奇譚」を発表、一躍脚光を浴びる。74年、第20回文春漫画賞受賞。『寺島町奇譚(全)』『滝田ゆう落語劇場(全)』(ちくま文庫)、『滝田ゆう傑作選「もう一度、昭和」』(祥伝社新書)ほか。90年、肝不全のため逝去。
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少年の頃、夢中で駆けまわった裏町裏通り、横丁や小路。ベーゴマやちゃんばらに明けくれた。しかし、そこは玉の井、大人の町、ちらりちらりと大人の世界がかいま見える。その町も今はなく、ただただ夢、幻として想うばかり…。少年時代に育った懐しい町を絵とエッセイで描き出す。
幻の町よ…
スマ子のいる酒場
豆腐屋の朝
山が消えた…
ほつれ髪
暖簾
月明かりの二人
雨の三番館
火葬場の気分
煙管の主
お下げの花ちゃん〔ほか〕
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