なだいなだ
( なだ・いなだ )1929-2013年。東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。
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父と子が、会話を通して童話をつくることになった。父親にとってこれは意外にむずかしいことだ。どうやら「頭の固さ」のせいらしい。けれども度を重ねるごとに考え方が少しずつ変化してゆく。童話をつくろうとすることを通して、固定的な物の見方や、何が正してく何がまちがっているかということについてのとらえ方をたしかめてゆく、「柔軟な思考」へとみちびく本。
1 父さん、童話を、語ろうとして…
2 童話は終りが問題じゃない
3 声は消しゴムで消せない
4 ナンセンスに意味はある?
5 ナンセンスのセンス
6 おじいさんのパナマ帽
7 お父さんの夢
8 ヤマト・ダマス君の話
9 父さん、皮肉なお話は?
10 お父さんのカメラ
11 バビブのベボとはなにか
12 針を棒ほど
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