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定価

704

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02912-6

Cコード

0147

整理番号

-6-3

1994/12/05

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

ネコもネズミもゾウも、おおむねヒトと同じようなからだを持っている。それはなぜか。発生の課程で、精巣は降下し外へ出る。ならば、ヒトのからだの原形は、女なのか。眼は眼を見ることができるのか。脳が脳を考えて、なにがわかるのか。ヒトの脳の中から、自らのからだを含めた「自然」の実在感が失われつつある現代に、モノとヒトとを見つめながら、独創的な思考を展開する著者の記念碑的エッセイ集。サントリー学芸賞受賞。

目次

1(女のかたち・男のかたち
耳はいかにして耳となったか
意識化されにくい感覚 ほか)
2(脳とこころの並行関係
医学における「知」
医学は科学か ほか)
3(色気の論理
メスの刃先
骨のある風景 ほか)

著作者プロフィール

養老孟司

( ようろう・たけし )

1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

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