ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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人は誰でも心の底に、さまざまなかなしみを抱きながら生きている。病や老いだけでなく、ほんの小さなことや、時には愛するがためのかなしさもある。今、大切なことは「生きるかなしさ」に目を向け、人間のはかなさ、無力を知ることではないだろうか。「生きるかなしみ」と真摯に直面し、人生の幅と厚みを増した先人達の諸相を読む。
断念するということ(山田太一)
或る朝の(吉野弘)
覚悟を決める・最後の修業(佐藤愛子)
めがねの悲しみ(円地文子)
私のアンドレ(時実新子)
兄のトランク(宮沢清六)
二度と人間に生まれたくない(宇野信夫)
太宰治―贖罪の完成(五味康祐)
山の人生(柳田国男)
『秘められた日記』から(アンドレ・ジッド)〔ほか〕
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