loading...

定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03023-8

Cコード

0197

整理番号

-5-2

1995/03/23

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

本書は、1958年、雑誌記者としてベネズエラに入国したマルケスが遭遇したペレス・ヒメネス独裁政権の崩壊と当時の民衆の生活に取材したルポルタージュである。この時期は、ジャーナリストとして頂点を迎えたマルケスがしだいに小説家ガルシア=マルケスに移行していく、いわば転換期にあたっており、のちの小説の核となった出来事も多く含まれている。

目次

市民が通りを埋めた日
戦う聖職者
命の猶予は十二時間
杭につながれて四年
潜伏からの帰還
さよならベネズエラ
七つの死―真相を追って
1958年6月6日、干上がったカラカス
ベネズエラは犠牲を払うに値する
ベ?lズエラを揺さぶった七十二時間
続七十二時間・憶測の彼方で議長は一服
貧困のなかの楽園
セネガルの譲渡

著作者プロフィール

G.ガルシア=マルケス

( がるしあ=まるけす,G )

1928年、コロンビアに生まれる。ボゴタ大学中退後新聞記者となり、ヨーロッパ、ベネズエラなどでジャーナリストとして活動。そのかたわら小説を執筆し、1955年、処女短篇集『落葉』を出版。1967年発表の『百年の孤独』で世界的に評価される。1982年ノーベル文学賞受賞。主な作品に『族長の秋』『エレンディラ』などがある。

旦敬介

( だん・けいすけ )

1959年、東京都出身。東京大学教養学科卒業。作家、翻訳家、明治大学国際日本学部教授。著書に『逃亡E』『ライティング・マシーン』、訳書にガルシア=マルケス『幸福な無名時代』『生きて、語り伝える』、ゴイティソーロ『戦いの後の光景』、ソル・フアナ『知への賛歌』などがある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま文庫」でいま人気の本

いま話題の本