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ちくま文庫

信じることと、疑うことと

定価

616

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03157-0

Cコード

0195

整理番号

-2-10

1996/05/23

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

「大きなうそも、声高に叫べば信じられる、といったのはナチの宣伝相だったが、うそをつき続けた彼の、唯一の真理の言葉がこれであった」昨今の“声高な言葉”を安易に信じてしまう危険性を指摘し、本当にわかるということは、どういうことかを考える一冊。オウム、住専、TBS問題…様々な嘘が明らかになった。だまされた側の責任とは。

目次

管理社会の時代は、もう来ているのか
「うそ」が信じられる時代
沈黙に耳を
子供の単純素朴さと独断と偏見
ある奇妙な記事
遅れているのか、だまされているのか?
公平と不人情について
昔とはいつのこと
ことばの役割

著作者プロフィール

なだいなだ

( なだ・いなだ )

1929-2013年。東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。

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