森まゆみ
( もり・まゆみ )一九五四年東京生まれ。八四年「谷中・根津・千駄木」創刊。地域史研究、文化財保存に尽力し、各新聞書評委員、文化庁文化審議会委員など歴任。日本ナショナルトラスト理事。近著に『千駄木の漱石』(ちくま文庫)、『子規の音』(新潮社)、『暗い時代の人々』(亜紀書房)、『「青鞜」の冒険――女が集まって雑誌をつくるということ』(集英社文庫)、『環境と経済がまわる、森の国ドイツ』(晶文社)など多数。
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根津は不思議の町である。一本小路を入ってみると、今もひっそりした別世界が広がる。コンクリのゴミ箱、防火用水の石槽、金だらい、竹ぼうき…。時が止まってしまったかのような一空間。町を歩き、人に聞き、ていねいにすくいあげた下町の人々の暮らしと歴史。
1 藍染川が流れていた
2 根津権現社の成立
3 根津遊廓秘話
4 団子坂菊人形
5 藍染大通りの人々
6 谷底の文化人たち
7 根津の暮し―明治・大正
8 根津万華鏡
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