堀田善衞
( ほった・よしえ )1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。
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国家の消滅あり体制の崩壊あり、まさに世界が爆裂したような1989‐91年。冷静な歴史眼とあふれる好奇心でこの世をとらえる知的興奮にみちた文章…。時に海底ケーブルの断面に「現在」を考え、またラテン文学から漢文に思いを馳せる。常識にまみれた日常に意表をつく一閃がひらめく。
草野心平追悼
領土なき国家
ラテン文と漢文
歴史の時間軸
殺人産業大繁盛
ディス・コミュニケーション
軍隊廃止国民投票
私の七月十四日
二葉亭四迷氏と堀田善右衛門氏
スポーツと宗教、あるいは擬似宗教 〔ほか〕
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