阿井景子
( あい・けいこ )1932年長崎市生まれ。佐賀大学教育学部卒業後、上京。出版社の編 集者を経て作家活動に入る。史実を重視し、歴史の掘り起こしに努 めて独自の小説世界を構築している。『龍馬の妻』『龍馬のもう一 人の妻』『龍馬と八人の女性』『濃姫孤愁』『西郷家の女たち』 『和宮お側日記』『お菊御料人』など著書多数。
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「うちは龍馬の妻や」気ままで勝気で奔放で大酒飲みのおりようのなかにはいつも龍馬が巣喰っていた。…歴史の闇の彼方におき忘れられていた坂本龍馬の「妻」―幕末維新、日本の激動期の渦中で転変の生活を余儀なくされた一人の女の生涯が、いま蘇える。女性の眼から見たもう一つの維新史。
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