ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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人生が深いよろこびと数々の翳りに満ちたものだということを、まだ知らなかった遠い朝、「私」を魅了した数々の本たち。それは私の肉体の一部となり、精神の羅針盤となった―。一人の少女が大人になっていく過程で出会い、愛しんだ文学作品の数々を、記憶の中のひとをめぐるエピソードや、失われた日本の風景を織り交ぜて描く。病床の著者が最期まで推敲を加えた一冊。
しげちゃんの昇天
父ゆずり
ベッドの中のベストセラー
本のそとの「物語」
『サフランの歌』のころ
まがり角の本
葦の中の声
星と地球のあいだで
ひらひらと七月の蝶
シエナの坂道
小さなファデット
父の鴎外
クレールという女
アルキビアデスの笛
ダフォディルきんいろにはためいて…
赤い表紙の小さな本
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