小島貞二
( こじま・ていじ )1919年3月、愛知県豊橋市生まれ。新聞記者、放送作家を経て演芸・相撲評論家。日本放送作家協会会員、国立劇場演芸場運営委員、笑芸研究「有遊会」代表、相撲研究「貞友会」顧問、朝日新聞千葉版「千葉笑い」選者。著書に『落語名作全集』全7巻『漫才世相史』『びんぼう自慢』(編)『決定版・快楽亭ブラック伝』「相撲丸豆本」全10巻『力士雷電』全3巻『定本艶笑落語』全3巻『禁演落語』など150冊余。2003年6月24日、逝去。
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寄席では上演不可能なものが多いため、主として“お座敷ばなし”として、ひそかに語りつがれてきた、艶笑落語。好色的なおかしさ、あでやかな笑い―そのテーマはサゲは伝わっていても、形として残っているものの少ない往年の名作、傑作を、何人もの師匠の記憶をたしかめ、あるいは古い資料をもとにして、ほぼ原形に復元した。
数取り
嵐民弥(いいえ)
故郷へ錦
クイ違い
紀州飛脚
菊重ね(なめる)
長持
大名道具
道鏡
かすがい
かつぶしや
魚の狂句
三軒長屋(お手々ないない)
まくら丁稚
羽根つき丁稚
風呂屋
かみなりの弁当
間男の松茸
疝気の遊び
与兵衛の張形
熊の皮
秋葉ッ原
けんげしゃ茶屋
付・相撲甚句
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