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定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03720-6

Cコード

0177

整理番号

-40-1

2002/05/08

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

手を変え品を変えるのが料理ではない。季節の材料を選び、日々とどこおりなく、心をこめて作ることの大切さ。そして年中行事を商売の色にそめず、年ごと同じものを作りつづけることが、人の心に与えるやさしさ。春夏秋冬、季節ごとの恵み香り立つ料理随筆。現代に蔓延する「面倒くさい病」を防ぎ、日々のあたりまえの食事を手で生み出す呼吸を格調ある文章で綴る。

目次

春の章(行事によせて
摘み草 ほか)
夏の章(よく観ることで
さずかりもの ほか)
秋の章(初秋のたのしみ
よすがとしての行事食 ほか)
冬の章(牡蛎のこと
慣れをいましめて ほか)
調味料の章(調味料ということ
味噌のこと ほか)
対談の章 足立大進/辰巳芳子

著作者プロフィール

辰巳芳子

( たつみ・よしこ )

1924年生まれ、料理研究家。 聖心女子学院卒業。家庭料理、家事差配の名手として今も語り継がれる母、辰巳浜子の傍らにあって料理とその姿勢を我が物とし、独自にフランス、イタリア、スペイン料理も学び、広い視野と深い洞察に基づいて、新聞、雑誌、テレビなどで日本の食に提言しつづけている。近年は、安全で良質の食材を次の世代に用意せねばとの思いから「大豆100粒運動」「良い食材を伝える会」「確かな味を造る会」の会長を務める。

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