松谷みよ子
( まつたに・みよこ )1926年東京に生まれる。作家。「びわの実学校」同人。坪田譲治に師事。『龍の子太郎』で国際アンデルセン賞優良賞受賞。『ちいさいモモちゃん』で野間児童文芸賞を受賞。『あの世からの火』(小学館文学賞)、『現代の民話』『松谷みよ子の本』(全10巻 巌谷小波賞)『あの世からのことづて』他著書多数。松谷みよ子民話研究室主宰。
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全国各地からの、狼・山犬、そして猫にまつわる、奇怪と恐怖と笑いに満ちた報告。のどにささった骨をとってもらったお礼に、鹿の後足を一本持ってきた狼の話。信仰の対象になった神秘的な狼。猫に魅入られる。憑かれる。たたられる。化け猫たち。猫の会議。ふしぎな話ばかり。
第1章 狼・山犬(狼・山犬考
狼や山犬へのおそれと親しみ
おそろしい狼
狼のくらし
狼神)
第2章 猫(猫考
猫の怪
猫の笑い
猫さまざま)
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