柳下毅一郎
( やなした・きいちろう )1963年大阪府生まれ。東京大学工学部卒業。翻訳家、映画評論家、殺人研究家。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科非常勤講師。主な著書に『新世紀読書大全』(洋泉社)、訳書に『ケルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ、国書刊行会)など多数がある。
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シリアル・キラーの跡を追って、世界の殺人現場を歩き、猟奇文献を読み漁り、彼らの殺人衝動に想像をめぐらす。死体を切り裂き、人皮製の装飾品や頭蓋骨製スープ椀を作っていたエド・ゲイン、父親と継母を斧でめった打ちにしたリジー・ボーデン、22人を超える少年をレイプしてから絞め殺し、その肉を喰らい、さらに闇市で売りさばいてもいたフリッツ・ハールマン…。彼らの狂気に戦慄せよ。
第1章 巡礼の旅(エド・ゲインのハート
リジー・ボーデン斧とって
紳士はロリータがお好き ほか)
第2章 殺人を読む(アメリカン・ドリーム―『サンドマン/ドールズ・ハウス』
殺人者はわれわれの中にいる
三本の「ロープ」―トム・ケイリン・インタビュー ほか)
第3章 おかしな世界(OJ裁判のこりない人々
アメリカの喜劇
アメリカのトークショーは命がけ ほか)
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