今、2冊目を読んでいますが、とにかく目で文字を追っていると、志ん朝さんの声が頭の中で谺します(客席の笑い声まで聞こえてきます)。ンだの、アだの、ウだの、まず、普通の本ではお目にかかれないような文字が、語尾にくっついていますが、これが効いているんでしょうか。話し言葉を文字で再現するというのは難しいと思いますが、志ん朝さんの口調がよく紙に写し取られていると思いました。必要最小限のカッコ書きの註も過不足がなく(邪魔にならず)、ちょうどいい塩梅です。
と、これだけ褒めたのですから、音源をあたって、もっと活字にしてください。大変な作業だとは思いますが、切にお願い致します。
と、これだけ褒めたのですから、音源をあたって、もっと活字にしてください。大変な作業だとは思いますが、切にお願い致します。