吉行淳之介
( よしゆき・じゅんのすけ )(1924-1994)岡山市生まれ。東京大学中退。「モダン日本」の編集者を経て、54年『驟雨』で芥川賞を受賞。安岡章太郎、庄野潤三らと共に第三の新人と呼ばれた。66年『星と月は天の穴』で芸術選奨文部大臣賞、70年『暗室』で谷崎潤一郎賞、75年『鞄の中身』で読売文学賞、78年『夕暮まで』で野間文芸賞を受賞した。洗練された表現に柔軟な諧謔を織り込んだユニークな作風はエッセイにも及ぶ。
loading...
ダンディズムは、「人目をひいてはならぬ」。服装を飾りすぎたり、立居振る舞いを気取りすぎると、かえって鼻もちならなくなる。半可通がワインについての知識を口にすれば「いなか紳士」になる。ポーズ、食事作法、酒の飲み方、男のおしゃれ、ギャンブルなど、紳士としての心意気をつづった名文の数々。吉行淳之介のエッセイ・コレクション、ついに刊行。
1 紳士読本(青春のポーズ
ダンディズムについて ほか)
2 遊び(あそび
ケガの親指にバンソウコウ、このチョンボは創作なのだ ほか)
3 酒(酒の飲み方
二日酔 ほか)
4 断章(私とタバコ
自動車を持つ七つの愉しみ ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。