吉行淳之介
( よしゆき・じゅんのすけ )(1924-1994)岡山市生まれ。東京大学中退。「モダン日本」の編集者を経て、54年『驟雨』で芥川賞を受賞。安岡章太郎、庄野潤三らと共に第三の新人と呼ばれた。66年『星と月は天の穴』で芸術選奨文部大臣賞、70年『暗室』で谷崎潤一郎賞、75年『鞄の中身』で読売文学賞、78年『夕暮まで』で野間文芸賞を受賞した。洗練された表現に柔軟な諧謔を織り込んだユニークな作風はエッセイにも及ぶ。
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性を追求しつづけた小説家が元手をかけた洞察力で男と女の関係を軽妙にときあかす。男のセックスの最後の一回は「赤い玉がポンと出る」という話は本当か?「女のオルガスムスを見分ける方法は?」「娼婦と私」「一夫一婦制について」など、男女の秘事の奥の奥まで描く一冊。男の奔放、女の貞淑が信じられていた時代を懐かしむエッセイ。
1 生と性(赤い玉がポンと出る…話
女体へのさわり方 ほか)
2 娼婦と私(娼婦と私
セックスについて ほか)
3 男と女(美醜について
嫉妬について ほか)
4 恋愛と結婚(誘惑
あいびき ほか)
四畳半襖の下張「裁判」法廷私記
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