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ちくま文庫

吉行淳之介エッセイ・コレクション 3

——作家

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03933-0

Cコード

0195

整理番号

-17-3

2004/04/07

判型

文庫判

ページ数

336

解説

内容紹介

人生が仕立おろしのセビロのように、しっかり身に合う人間には、文学は必要ではない…。吉行淳之介は作家が一目を置く作家だった。その才能はいかにして磨かれ、鍛えられたのか?戦中少数派だった青春期や、作家を志したころを回想する自伝的エッセイをはじめ、「作品と制作プロセス」「私の文章作法」など独自の文学観と言葉への感覚、そして創作の秘密がつまった珠玉の作家のノート。

目次

1 自叙伝(文学を志す
私はなぜ書くか
二代目の記 ほか)
2 作家のノートから(「文章」と「文体」
わたしの文章作法
百メートルの樹木 ほか)
3 雑感(些細なこと
タダでは起きない
雑踏の中で ほか)

著作者プロフィール

吉行淳之介

( よしゆき・じゅんのすけ )

(1924-1994)岡山市生まれ。東京大学中退。「モダン日本」の編集者を経て、54年『驟雨』で芥川賞を受賞。安岡章太郎、庄野潤三らと共に第三の新人と呼ばれた。66年『星と月は天の穴』で芸術選奨文部大臣賞、70年『暗室』で谷崎潤一郎賞、75年『鞄の中身』で読売文学賞、78年『夕暮まで』で野間文芸賞を受賞した。洗練された表現に柔軟な諧謔を織り込んだユニークな作風はエッセイにも及ぶ。

荻原魚雷

( おぎはら・ぎょらい )

1969年三重県生まれ。文筆家。大学在学中からフリーライターの仕事をはじめるも、なかなか生計が立てられず、アルバイトで食いつなぎ、現在にいたる。書物同人誌『sumus』同人。著書に『古本暮らし』(晶文社)、『活字と自活』(本の雑誌社)、編者として『吉行淳之介エッセイ・コレクション』(全4巻 ちくま文庫)がある。

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