ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
loading...
処女作の『エロ事師たち』というタイトル(英訳版は“ポルノグラファーズ”!)が示す通り、野坂昭如の作品に性(と死)は欠かせない。このふたつに直面したとき、裸の人間の哀しくも可笑しい姿が現れる。第3巻では、「オナニスト」との異名をとった野坂の性の思索者/実践者ぶりに焦点を当て、「四畳半」裁判の顛末や猥褻論、性的自叙伝などをセレクトした。
1 猥褻を語る(ポーノトピア
猥褻記)
2 「四畳半」戦記(「四畳半襖の下張」は猥褻にあらず
四畳半裁判の被告席 ほか)
3 書くことのエロス(新戯作論
わが内なるマゾ ほか)
4 性と死の自叙伝(元祖色メガネ「廃業」の自分史
懴悔の巻 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。