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定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05608-5

Cコード

0210

整理番号

8

1994/09/19

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

ルサンチマンの泥沼のなかで「神」や「超越的な真理」に逃避するのか、あるいは「永遠回帰」という「聖なる虚言」に賭け、自らの生を大いに肯定するのか?二十世紀思想最大の震源地ニーチェの核心を果敢につかみ、その可能性を来世紀に向けて大胆に提示する、危険なほどに刺激的な入門書。

目次

第1章 はじめのニーチェ(生涯
ショーペンハウアーとワーグナー
『悲劇の誕生』について
『反時代的考察』について)
第2章 批判する獅子(キリスト教批判―『道徳の系譜』について
「道徳」とルサンチマン
「真理」について
ヨーロッパのニヒリズム)
第3章 価値の顛倒(「超人」の思想
「永遠回帰」の思想)
第4章 「力」の思想(徹底的認識論としての(認識論の破壊としての)「力への意志」
生理学としての「力への意志」
「価値」の根本理論としての「力への意志」
実存の規範としての「力への意志」)

著作者プロフィール

竹田青嗣

( たけだ・せいじ )

1947年生まれ。 早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学国際教養学部教授。自分を深く知るために、他者とほんとうに関わるために哲学するユニークな思想家。著書に『自分を知るための哲学入門』『現代思想の冒険』『恋愛論』(ちくま学芸文庫)、『ニーチェ入門』『人間の未来』(ちくま新書)、『中学生からの哲学「超」入門』(ちくまプリマー新書)、『現象学入門』(NHKブックス)、『ハイデガー入門』『完全解読 ヘーゲル「精神現象学」』『完全解読 カント「純粋理性批判」』(講談社選書メチエ)などがある。

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