ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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なぜ日本人は英語がうまくならないのだろうか。なぜ珍妙な和製英語がこうも街なかに氾濫しているのだろうか。日本の英語教育における基礎工事の欠陥こそが、その元凶であろう。もう一度「英文法の基礎」の根源的理解に立ちもどって、土台から立てなおす必要があるのではないか。中世ヨーロッパ以来の文法学論争を踏まえつつ、わが国の英文法理論がかかえる混迷と謎に鋭く迫るとともに、基本動詞から比較級・仮定法にいたるまで、英文法の基本体系のエッセンスを説き明かす。ここからはじまる「基礎英文法」再入門。
第1章 なぜ、日本人は英語がへたなのか
第2章 haveについて考える
第3章 I am happy.は「私は幸せです」ではない
第4章 基本的な動詞の使い方を知ろう
第5章 文型理論と品詞分類法は違う
第6章 Itとpeopleについて考える
第7章 日本人だけしか使わないヘンな英語
第8章 仮定法はなぜむずかしいか
第9章 英語文法理論の体系
第10章 文型理論と「第五文型の文」
第11章 比較の表現
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