山本博文
( やまもと・ひろふみ )1957年生まれ。東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。専門は江戸時代の政治外交史研究および武士研究。著書に『江戸お留守役の日記』(第40回日本エッセイスト・クラブ賞、講談社学術文庫)、『切腹』(光文社新書)、『江戸に学ぶ日本のかたち』(NHKブックス)、『現代語訳 武士道』(訳/新渡戸稲造・著、ちくま新書)など多数。
loading...
サムライ外交官の危機管理。幕府と西国諸藩は、黒船にどう対処したのか。日記が明かす「長崎駐在大使」の生活と意見。
第1章 長崎聞役の華麗な寄合(遊所での寄合をめぐる争い
三藩聞役の組合離脱)
第2章 平戸藩長崎聞役の日記(平戸オランダ商館の長崎移転
正保四年の黒船来航と平戸藩 ほか)
第3章 長崎聞役と海外情報(オランダ風説書と通詞
長崎聞役と?Iランダ通詞 ほか)
第4章 ロシアとの交渉と聞役の動き(プチャーチンの長崎来航と熊本藩聞役
幕府応接掛の交渉と情報の漏洩)
第5章 江戸・長崎情報戦争(国際都市となった長崎
ポサドニック号事件)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。