loading...

ちくま新書

禅的生活

禅とは自由な精神だ! 禅語の数々を紹介しながら、言葉では届かない禅的思考の境地へ誘う。窮屈な日常に変化をもたらし、のびやかな自分に出会う禅入門の一冊。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06145-4

Cコード

0215

整理番号

445

2003/12/08

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

生きにくい世の中である。不況、雇用不安などの外圧もさることながら、個人の内部に深く根差した、生きるための目標、足場の固め方までもが見えにくくなっている。だけど、しょせん人はこの身と心で生きてゆくしかない。それならいっそ、ものの見方をがらりと変えて、もっと楽に生きるための思考法を身につけてしまおう。作家にして禅僧である著者が、禅語をもとにその世界観をひもときながら、「今」「ここ」を充実させるための様々な智慧を、坐禅なしに伝授してしまおうという画期的にしてフラチな人生指南&禅入門の一冊。

目次

1 なぜ「迷い」が生じるのか(決めつけてはいけない―無可無不可
好き嫌いという関所―一切唯心造 ほか)
2 悟った人にはどう見えるのか(ありのままの世界―柳緑花紅真面目
濯ぎが大事―一物不将来)
3 日常をどう生きるか(因果をどう受けとめるか―日日是好日
役割を生きる―随所作主立処皆真 ほか)
4 あらためて、「私」とは何者なのか(生活習慣が自己を形づくる―知足)
5 風流に生きる(まず「志」を立てる―安心立命
「ゆらぎ」を楽しむ―不風流処也風流)

著作者プロフィール

玄侑宗久

( げんゆう・そうきゅう )

一九五六年福島県生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。八三年、天龍寺専門道場入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。二〇〇一年「中陰の花」で芥川賞を、一四年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に、『禅的生活』(ちくま新書)、『荘子と遊ぶ』(ちくま文庫)、『やがて死ぬけしき』(サンガ新書)、『竹林精舎』(朝日新聞出版)などがある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本