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定価

748

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06221-5

Cコード

0236

整理番号

521

2005/02/07

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

一人でした後の、何とも言えないむなしさ。なのにまたしてしまうという、厄介さ。実は男は、根っこのところで「感じていない」のではないか。だからこそ制服少女を目にしてはゾクッとし、美少女写真集を見てはあらぬ妄想を膨らませてしまうのではないか。にもかかわらず、多くの男が自分の「不感症」に気づかずにいるのは、なぜか。この問いに答えるべく本書は、著者自らの体験を深く掘り下げながら、問題のありかを探っていく。禁断のテーマに真正面から挑み、「男の性」を根本から問い直す、衝撃のセクシュアリティ論。

目次

第1章 ミニスカートさえあれば生身の女はいらない!?(「男とはこういうもの」という言い方の嘘
ミニスカをめぐる男女のすれ違い ほか)
第2章 「男の不感症」に目を背ける男たち(「男の不感症」とは何か
「溜まってくる」感覚を分析する ほか)
第3章 私はなぜ制服に惹かれるのか(制服に惹かれる男たち、その「心の構造」
制服少女に「学校」を透かし見る ほか)
第4章 ロリコン男の心理に分け入る(ロリコン大国ニッポンの深層
「少女」を巧みにパッケージする大人たち ほか)
第5章 脱「感じない男」に向けて(「射精」体験と自己否定の感覚
私はいかにして「感じない男」になったか ほか)

著作者プロフィール

森岡正博

( もりおか・まさひろ )

1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得(倫理学)。現在、大阪府立大学教授。人文諸科学を横断しつつ、自らを棚に上げない思考を展開。生命学の提唱者にして哲学者。著書に『生命学への招待』『生命学に何ができるか』(以上、勁草書房)、『生命観を問いなおす』(ちくま新書)、『宗教なき時代を生きるために』『増補決定版・脳死の人』(以上、法藏館)、『無痛文明論』『生命学をひらく』(トランスビュー)、『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー)、『生者と死者をつなぐ』(春秋社)などがある。

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