脇田成
( わきた・しげる )一九六一年京都府生まれ。マクロ経済学者、首都大学東京大学院社会科学研究科教授。東京大学経済学部卒業。博士(経済学)。日本経済を総体的に論じる視点をそなえるマクロ経済学者。内閣府経済の好循環実現検討専門チーム会議委員。著書に、『ナビゲート!日本経済』(ちくま新書)、『日本経済のパースペクティブ』(有斐閣)、『マクロ経済学のナビゲーター(第3版)』(日本評論社)などがある。
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日本経済の動き方には法則がある。それは「体質」といってもいい特性である。経済はどう動き、どう認識され、そして時にどう「誤診」されるのか。それをよく知れば、地価や株価の変化を察知し、予想外のショックにも対応できる。本書では、さまざまな経済データを用いて「病状」を読み解き、不景気の病因を「診断」し、経済学で「治療」を試みる。大局的な視点から日本経済の過去と未来を整理する、信頼できるナビゲーター。
第1章 景気「診断」と「治療」
第2章 「平熱」と「発熱」―経済政策のインパクト
第3章 「病状」の進行―経済の基本リズム
第4章 「モルヒネ」としての金融政策
第5章 「病巣」の「転移」と「再発」―金融危機への波及
第6章 「手術」の成功と「リハビリ」の失敗―小泉構造改革
第7章 「老化」と「生活習慣病」―これからの日本
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