飯田哲也
( いいだ・てつなり )1959年山口県生まれ。環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長。自然エネルギー財団理事。京都大学工学部(原子核工学)修了後、神戸製鋼の原子力部門や電力中央研究所に約十年勤務。その後、北欧留学を経て現職。日本を代表する社会イノベーターとして国内外に知られ、豊富なネットワークをもつ。主な著書に『北欧のエネルギーデモクラシー』(新評論)、『自然エネルギー市場』(共著、築地書館)、『原発社会からの離脱』(共著、講談社現代新書)などがある。
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いま変わらなければ、いつ変わるというのか?3・11のフクシマ以降、日本の原発・エネルギー政策の転換は不可避だ。人間社会のベースがいのちにある以上、?烽ヘや原発に頼ることはできない。なぜなら、自然エネルギーが十分に実用可能であり、もはや「必要悪」でさえない原発に頼る理由などないからだ。現在、自然エネルギーはうなりをあげて成長しており、農業革命、産業革命、IT革命に次ぐ「第4の革命」と評されている。本書では、原発事故に至った日本のエネルギー政策の過ちを検証し、あるべきエネルギー政策を地域から再考する。文明史的な変革にいどむために、備えておかなければならない知見をやさしく語った全国民必読の書。
序章 自然エネルギー懐疑派への反論
第1章 フクシマ後のエネルギー―「第4の革命」の奔流
第2章 自然エネルギーの歴史―4つの波
第3章 失われた10年―なぜ日本では自然エネルギーが普及しないのか
第4章 地域から始まった革命
第5章 日本の地域からのチャレンジ
第6章 これからの日本のエネルギーシフト
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